EURO2008閉幕

2008-06-30-Mon-23:29

 日本時間の今朝行われた決勝戦はスペインの勝利に終わり、EURO2008が閉幕した。
写真は優勝杯「アンリ・ドロネー杯」を掲げるスペインの選手達。セルヒオ・ラモスの着ているシャツには昨年試合中に亡くなったプエルタ選手の写真と「siempre con nosotros(いつも私たちと共に)」の文字が見て取れる。

 3週間にわたり行われた今大会は、期待以上の素晴らしい大会だったと思う。31試合、ほとんど全部観たがつまらない試合などひとつもなかった。連日夜中に起きて観たが、そうする甲斐のある大会だった。トルコ、ロシアの快進撃、意外な展開になった「死の組」C組、FIFAランキングでは参加国中ダントツに低いながらも3試合とも好試合を見せた開催国オーストリアなどが印象に残った。
 EURO(欧州選手権)は言ってみれば昨年のアジアカップなどと同じ位置づけの大会に過ぎないのだが、そのレベルはW杯以上とさえ思えるほどだ。強豪チームでも気を抜ける対戦相手など1チームもない。思うにヨーロッパの各国は、強いチームと真剣勝負する機会がW杯予選、EURO予選と多く、常にもまれていて、だからアジアなどとは底力が違うのだと思う。日本代表の実力が、彼らと真の意味で同等になるには、アジア各国のレベルアップが絶対に必要なのだと思ったりした。

 あとWOWOWの放送についてだが、ほぼ全試合ハイヴィジョンで生中継というのも素晴らしかった。グループリーグ第3節はハイヴィジョンではなかったが2試合同時生中継と、デジタルメディアならではの強みを生かしたものだったし、なにより実況・解説の充実は素晴らしかった。絶叫してばかりでくだらないゲストばかり充実している民放や、ただボールを持っている選手の名前だけ言っているCS局などとは比べ物にならない。アナウンサーと解説者は選手の細かい情報ばかりでなくEUROの歴史や、現地の小ネタなど徹底的に勉強して放送に臨んでいて、なにより彼らのサッカーを愛している気持ちが伝わってきて好感が持てる。
 しかも準決勝からは直前までW杯予選を戦った日本代表の岡田監督がゲスト解説者に来ていたのには驚いた。その岡田監督をして「サッカーの面白さを再確認した」と言わしめる、EURO2008はそんな大会だった。
 これでEUROは4大会連続でWOWOWが放送したわけだ。もう12年も前から観ているわけだが、ぜひ次回もWOWOWでやって欲しいと思う。視聴料も安いし。これでスカパーだったら一体いくらぼられる事やら。

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