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大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス


 1967年 日本
監督:湯浅憲明
出演:本郷功次郎 上田吉二郎 笠原玲子

 先日観たガメラ対大魔獣ジャイガーに先立って放送されていたのを録画したものを観た。

 小さい頃見たときは、すっごく恐ろしい映画だった。人を掴んでは食っちゃうギャオスとか、血のにおいのする液体を飲みに飛んでくるとか、しかも夜だけ徘徊するとか、子供心にとても怖かった覚えがある。
 だが、現代の超リアルなCGなどによる視覚効果になれた目で改めて見ると、ギャオスって怪獣、信じられないくらい粗雑な出来だ。まず口のあき方が非常に不自然。どう見ても下あごの骨が存在する生物の口のあけ方ではない。その翼を羽ばたいて強烈な風で何もかも吹っ飛ばしてしまうが、自衛隊の戦車までふっとばすのはどう考えてもやりすぎだろう。でもって飛び立つ時は羽ばたきもせずに垂直に飛び立つ。

 ギャオスもメチャクチャだが、自衛隊(?)の対ギャオス作戦もメチャクチャで、ギャオスが太陽光(に含まれる紫外線)に弱い事を知って、ギャオスを誘い出して太陽の光に当てようと考えるまではいいのだが、どうやって夜明けまで引き止めるのかを考えた挙句、子供の提案した「目を回させる」作戦を採用する。ところが、せっかく目を回してもギャオスを拘束する事を全く考えていないのであっさり逃げられてしまう。ふつう何らかの形でギャオスを拘束しようと考えるはずだ。または昼間にギャオスのねぐらを徹底的に爆撃するとかすればいいのに、この映画の登場人物たちはそういうふつうの考え方をしない。

 要するに「子供だまし」なのである。当時の映画制作陣は「子供向きなんだからこの程度でいいよ」と思っていたのだ。で、当時子供だった我々はみごとに「だまされ」たのだ。ああなんてナイーブな子供だったのだろう、我々は。
 でもその子供たちも、40年後の今、小うるさいフリーのブロガーとかになってこの映画の子供だましぶりを糾弾するようになったりするのだから、子供向けの作品だからといって、ゆめゆめ手を抜かない事が肝要なのである。逆に今の子供達や若い人たちにとってはある意味トンデモ映画として高い価値を持つかもしれない。
 では、観ていて面白くなかったかって?それが面白いのだから困ってしまう。

 この映画には、高速道路を作ろうとする会社と、立ち退きに応じない富士山麓の村の対立というサブストーリーがある。村人が立ち退きに応じないのは、先祖の守ってきた土地だから…と言うのはタテマエで、実は土地の買い取り価格を吊り上げたい一心なのである。この村人たちの醜い心根を、この映画はまったくさらりと描いていて、別にそんな欲得ずくの大人たちを責める風でもない。いま同じようなストーリーだったら、絶対自然保護とか環境問題についての内容が盛り込まれるのだろうが、この時代は経済(この映画でいう高速道路)が最優先だったのだ。
 高度成長の時代って、そんなものだったのかも知れない。
.29 2007 映画(日本) comment1 trackback2

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 こんにちは。突然のコメント恐れ入ります。
 私は、下記のTBを致しました「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。2005年8月以来、映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
 拙Blogでは従来より、昭和ガメラシリーズに付いての記事をまとめており、この度1月18日付けの下記TBの更新中にて、こちらの記事を引用・ご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上しました。差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
 長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。
2008.01.18 18:29 | URL | ガメラ医師 #uzicl2Lc [edit]

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 本日二本目の更新です。一本目「(等身大)ガメラだらけ 08/01」はこちら。  ギャオスといえば、なんと言っても昭和ですよ! というBlog記事をまとめてみました。 まとめてみた、というだけで何の他意もございません。 『P&M blog』 http://piaa0117.blog6.fc2.co...
2008.01.18 17:38 ガメラ医師のBlog
『大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス』 湯浅憲明監督   ☆☆☆  しばらく入手できなくなっていた『ガメラ対ギャオス』が再販されたのでさっそく購入。子供の頃にテレビで途中から観た記憶があるが、最初からちゃんと観るのは初めてだ。なかなか面白かった。昭和ガメ

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