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トーベ&ラルス・ヤンソン ムーミン谷のクリスマス


 ムーミンコミックス第5弾。
表題作のほか「預言者あらわる」「イチジク茂みのへっぽこ博士」の全3作を収録。

 冒頭に置かれた「預言者あらわる」は、自由と平等を説く預言者が現れ、素朴で煽動されやすいムーミン谷の人々は皆自由な(と言うよりも好き勝手な)生き方をはじめる。 ムーミンパパは木の上で生活を始め、スノークの女の子は見知らぬ男と駆け落ちし、署長さんは囚人を解放してしまう。解放されたスティンキーは、話をもっとややこしくしようと、「黒い預言者」というカタブツを連れてくるのだが…
 いつものようにドタバタぶりが楽しいが、そんな中でも自由と好き勝手は違うと子供たちにさりげなく伝える教訓的なお話。結局はムーミンママがすべて解決。

 表題作でラルスによる「ムーミン谷のクリスマス」は冬眠しようとしたが眠れなくなったムーミン一家が繰り広げる冬のお話。小説の「ムーミン谷の冬」とは全く違うお話だ。雪に閉ざされたムーミン谷に退屈したムーミン一家はおばさんのうちに遊びに行くが、めぐりめぐって盗賊団と対決する破目に。まあもちろん対決って言ってもムーミンのお話。ここでも結果的にはママの活躍で一家は窮地を脱するのであった。母は強し。
 ただこのお話には「お金」が出てくる。ムーミンの世界には「お金」は存在しないと思っていたのに。

 この第5集の中では一番の問題作が「イチジク茂みのへっぽこ博士」である。
ムーミンはクロットユールという少年と知り合う。彼はなぜかミムラに夢中。しかし惚れっぽいミムラはムーミン谷に越してきた精神科医のシュリンケル博士に夢中だった。
 シュリンケル博士はわけのわからない診断でムーミン谷の住人を混乱に陥れる。おかしくなった署長やフィリフヨンカを助けるのは、やはりママだった。
 この作品の何が問題作かと言うと、その異常な幕切れである。シュリンケルはムーミンが複雑な潜在意識のかたまりだ、と診断して錠剤を処方する。それを飲んだムーミンはどんどん小さくなっていく。スノークの女の子はシュリンケルに新しい薬をもらうが、ムーミンはすでに豆粒ほどの大きさに。スノークの女の子は「きっとムーミンももとどおりになるわよね」といいながらムーミンに薬をかけるというシーンでこの作品は終わってしまうのだ。
 これは一体何を象徴しているのだろう。ただのドタバタ劇の終わりにしては意味深すぎると思うのだが。誰かうまく解説できる人、いませんか?
.07 2007 コミック comment0 trackback0

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