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アクセル・ハッケ キリンと暮らす クジラと眠る


 ドイツの作家アクセル・ハッケが画家のミヒャエル・ゾーヴァとコラボレーションした作品群の一つである。古本屋さんで見かけてそののんびりした絵が気に入って買ってきた。

 本の内容はクジラやクマからゴキブリまで26種の動物や虫について書いた寓意的な博物誌である。いろんな生き物について作者が感じた事を随想風に記したもので、古今の様々な学者の言葉や本からの引用がなされている。どうやらどれも本当にある本や実在する人物の言葉らしいのだが、その多彩な引用だけでもこの作家の広範な知識がうかがわれる。
 といってもこの本の内容自体はしごく平明なものである。

 肝心の内容としては、例えば人間に嫌われて潰されても人間のそばに近づこうとするゴキブリは、実は人間を愛してやまないのではないだろうか、とか、実は地球はミミズの糞でできていて、すべての生物は死んだあとミミズに食われる運命なのだ、とかなかなか楽しい。

 ただ、私的には正直あんまりピンと来なかった。動物をキーワードに鋭い文明批判をやるのかと思っていたら、最近読んだほかの本の強烈な批判精神と比べるとあまりにも温湯的で、鋭さに欠ける。もちろん作者はこの作品にそういうベクトルを求めていなかったのだろう。

 肩の凝らない軽い読み物としてとても楽しい作品。
 それと挿画のゾーヴァの絵がいい。本文と完全にシンクロしているわけではないが、それぞれの絵だけでも楽しめる。これらの絵のために、非常に上質の紙が使われている。
.26 2006 ドイツ文学 comment0 trackback0

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