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ウイリアム・シェイクスピア 冬物語


 「冬物語」も「シンベリン」と同様シェイクスピア晩年の作品で、「浪漫劇」第3作に当たる。この作品はシェイクスピアの作品としては極めて例外的な構成を持っている。
 と、いうのは前半、シチリア王リオンティーズが王妃ハーマイオニが不義を働いたと邪推して死に追いやるくだりと、後半は16年後の物語が描かれていて二部構成になっているのだ。
 前半はリオンティーズの不条理とも思える怒りによって起こる悲劇を「オセロー」のような悲劇らしく重苦しく暗い雰囲気で描くのだが、後半はがらりと喜劇らしく明るい印象でハーマイオニの娘パーティダとボヘミア王子フロリゼルの恋を描く事になる。

 読んでいてこれはおかしいと思ったのは、赤ん坊のパーティダが捨てられるのがボヘミアの海岸であると言う事。ボヘミアって言ったら現在のチェコとかあのあたりで、当然海岸なんてないのだが。なぜこんな間違いをしたのかはよくわからないが、シェイクスピアの事だから何らかの理由があっての確信犯なのだろう。あとがきによると当時イギリス王室の王女がドイツ王室へ嫁ぐ慶事があって、それでドイツに近いボヘミアを美しい国として描きたかったのではないか、と言う事だが…。

 ラストのどんでん返しもちょっととってつけた風だし、その前のパーティダがリオンティーズの娘だとわかり全員が和解する重要なシーンが実際には演じられず、語りで済まされてしまうと言うのもやや肩透かし。これはラストでのどんでん返しを重視してこういう展開になったのだろう。

 と言うわけでシェイクスピア劇の中で、一風変わった作品といえるかもしれない。前半と後半でがらっと違う印象になる作品なので一冊で二度おいしい作品とも言えそうだ。これも比較的マイナーな作品で、私もずいぶん前から題名は知っていたが今度初めて読んだ。映画・音楽作品などにめぼしいものはない。ちなみに「ハリー・ポッター」のハーマイオニーってやっぱこの劇からとったのだろうか?
.10 2006 シェイクスピア comment0 trackback2

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2007.09.10 20:53 シチリアの感想
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2007.08.22 17:03 シチリアをあげる

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