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ジェイムス・ブリッシュ 宇宙大作戦・見えざる破壊者


 ジェイムス・ブリッシュによる、TV版「宇宙大作戦」のノヴェライズ。驚くべきことにこのシリーズは、TV版のすべてのエピソードを小説化している。
 この「見えざる破壊者」はその第1集(日本での発売順は4番目だったらしい)で、七つのエピソードが収められている。大体1作40ページくらいのボリュームである。
 …で、どれもTVで見た覚えのない作品ばかりである。DVDの収録作品と照らし合わせてみるとこの本に納められたのは第1シーズンの冒頭の方のエピソードのようだ。
 ロミュランの戦闘艦との息詰まる攻防を描く表題作「見えざる破壊者」はスペース・オペラとしての魅力が詰まっているが、やはりこれはスター・トレックの世界とはいえない。
 
 この本の中で一番興味深い作品は「ミリ」。これはへびつかい座70第4惑星を調査したカークたちの前に現れた住人たちはあるウイルスに感染していた。彼らは子供の間は数百年間ゆっくり成長するが、大人になると発病し、発狂して攻撃的になったあと死んでしまうのだ。カークたちが出会った少女(少女だが実は400歳だ!)ミリは発病直前であった。しかしカークたちにも感染の兆候が…と言う物語。廃墟となった街に、子供たちだけが住んでいるこの惑星はストルガツキーの「蟻塚の中のかぶと虫」に出てくる「死せる世界」作戦を髣髴とさせる。もちろんスタートレックはあんなにペシミスティックではないが。

 最後に収められた「王たるものの良心」がまたとてもスタートレックらしい作品。かつてある惑星で住民を虐殺したコドスと言う男をカークの友人が見つける。コドスはシェイクスピア俳優カリディアンとして生きていたのだ。彼を追い詰めるカークの前に立ちはだかったのは…という物語なのだが、SFとシェイクスピア劇を絡めてしまうあたりはスタートレックならではと言えるだろう。

 …ところでトレッキーの間ではシェイクスピアはクリンゴン人だったという説がある。シェイクスピアはクリンゴン語で読むのが最高なのだそうだ。ホントかなそれ。
.23 2006 スタートレック comment0 trackback0

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