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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 呪われた首環の物語


 ダイアナ・ウィン・ジョーンズはイギリスのファンタジー作家。ジブリがアニメ映画化した「ハウルの動く城」の作者として有名である。
 これはMINMINが読みかけて放り出していたのを読んでみた。読んでみると確かに小学生が読むにはちょっと暗くて重い作品かも知れない。冒頭の陰惨な殺人のシーンから暗く湿気た独特のイメージが流れ出す。かなり文学的な価値の高いファンタジー作品だと言えると思う。

 湿原に暮らす「人間」と「巨人」、そして水に棲み不思議な力を持つ「ドリグ」。この三種族が呪われた首環をめぐって争う。人間の王の息子ゲイアは「巨人」の少年と友だちになり、首環にこめられた強力な呪いを解こうとするが…と言う物語なのだが、読み進むうちに意外なことに気づく。
 ここで描かれている「巨人」とは何者か。書いてしまうと非常にネタバレになってしまうので書かないが。この発想の転換は素晴らしい。作者自身あとがきでこのアイディアがこの作品の中核をなしている事を遠まわしに告白している。

 特殊能力を持った姉と弟に対して、特別な力を持たないゲイアはコンプレックスを抱えている。王である父との関係もうまく行かない。この家族との関わり方がとてもうまく描かれている。ファンタジーの形をとった、家族の物語でもあるし、友情の物語とも読める、なかなか深い内容の一冊。子供たちだけに読ませるのは惜しい。
.05 2006 英文学 comment0 trackback0

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