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ウイリアム・シェイクスピア ハムレット


 今年のテーマとして掲げたシェイクスピア。これまでに11件の記事をUPしたがいまだにひとつもコメントもTBもつかない。だからといって不人気かといえばそうでもないらしく、結構シェイクスピア劇を検索してこのブログを訪問される方も多いようだ。と言っても私はただの読者で研究者でも翻訳者でもないのであんまり参考にはならないかも。

 さてそのシェイクスピア第12弾は四大悲劇の中でも最大の規模を持つ傑作「ハムレット」。文庫で200ページ近い物量を持ち、上演すれば5時間くらいかかるといわれるこの作品はローレンス・オリヴィエの1948年の名作を皮切りに何度も映画化されている。私はゼッフィレリとケネス・ブラナーの監督作を観た覚えがある。音楽作品ではトマの歌劇、チャイコフスキーの管弦楽曲が有名。

 物語はデンマーク王子ハムレットが亡霊に出会い、かねてから不審を抱いていた父王の死は現王の叔父クローディアスの仕業だと聞かされる。ハムレットは敵討ちを決意するが、そのために気が狂ったふりを演じ始める。しかし恋人オフィーリアの父ポローニアスを殺害してしまったハムレットは英国へ追放されるが…

 さてこの作品で一番疑問なのは、ハムレットはただ狂った真似をしていたのか、それとも本当に狂っていたのか、と言う事だ。王に盗み見られていることに気づき、オフィーリアに「尼寺へ行け!」というあたりは明らかに狂ったフリをしているのだが、自分が刺した相手が親友レイアティーズと恋人オフィーリアの父ポローニアスと知っても顔色ひとつ変えないのは尋常ではない。だが最後のほう、陰謀をかわして英国から戻ってきてからはどう読んでも正常である。ハムレットがどこまで狂っていたのか、狂っていなかったのかの解釈によってこの芝居の印象は大きく変わるだろう。

 それと、亡霊について。これはハムレット自身が復讐の動機づけのために自分に見せた幻影と捉えていいのだろうか?もしそうならなぜハムレット以外の人々(ホレイショーら)にも見えるのか? もっとも現代人に比べるとこの時代の人たちには亡霊って身近な存在だったのかも知れない。(マクベスも亡霊見るし…)
 ハムレットの母ガートルートはなぜクローディアスと再婚したのか、と言うのも大きな謎である。
 とにかくいろんな謎が盛り込まれていて深読みするには最高の古典傑作。

 さらに不気味に美しいオフィーリアの死の描写、ローゼンクランツとギルデスターンの悲劇、墓堀り人夫とハムレットの墓場での会話などすべてのシーンが見所。まさに天才の作と言えるだろう。
.18 2006 シェイクスピア comment0 trackback0

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