渡辺暁雄 シベリウス:交響曲全集
いまドッペルさんのブログなどで局地的にブームのシベリウス。
もともと好きな作曲家だし、記事を読んで聴きたくなった。
シベリウスの交響曲のCDはバーンスタイン指揮のDG盤の4曲(番号では1、2、5、7番)しか持っていない。これはバーンスタイン一流のダイナミックで粘着質な名演奏だが、シベリウスらしいとはいえない演奏だ。
そういえばわが家にもシベリウスの交響曲全集ってあったよなあ、と考えてみたら実家に20ン年前にLPで買った渡辺暁雄指揮日本フィルのコロンビア盤を持っていて、たしかLP5枚組みで11500円したような(現在は廃盤)。それをDATに収めたテープを持っていた。
この際CD化しようと決意、かなり手間がかかったがPCに取り込んでCD3枚に書き込んで、晴れてかつての渡辺暁雄の名演がCDで蘇った。

↑渡辺暁雄氏。クリックで拡大
渡辺暁雄氏は1919年生まれ1990年没の日本の指揮者。母がフィンランド人だったので、彼にとってシベリウスは文字通り母国の音楽だった。シベリウスをはじめとする北欧の作品を精力的にわが国に紹介した指揮者で、日本フィルの創設者でもある。 このシベリウスの全集もどれも深い共感を感じさせた上で、下手をすると難解になりそうなシベリウスの音楽をとても理解しやすく聴かせてくれる名盤である。当時の日本フィルの合奏力が弱いとも言われるがこれを聴いてて特にそうは思わなかった。
多分1980年前後に録音されたDENONの当時最先端のデジタル・レコーディングで、音質もかなりいい。(私の作ったCDではアナログ盤の針音が入るが。これは致し方なし)
さてここからは作品論。シベリウスは92年の長い人生の間に7曲の交響曲を書いた。
シベリウスは「カレワラ」に基づくたくさんの交響詩や、「ペレアスとメリザンド」「テンペスト」などの劇伴奏音楽を書いていてこれらの作品は当然ストーリーに基づいた標題音楽なのだが、交響曲には一切表題はなく、モーツァルトの交響曲同様純粋な抽象音楽である。
第1番はよく言われるとおりチャイコフスキーの影響が如実に感じられ、有名な第2番も彼独自のロマンティズムは感じられるものの、その延長上にあると思う。彼の作風がはっきり出たのは第3番以降である。私の好きなのは壮大でドラマティックな第5番とシベリウスの音楽のエキスを濃厚に煮込んだような第7番。いや聴いているとどれも好きなんだけど…
総じて独特の響きと大きなスケールを持った音楽である。他のクラシックの作曲家とはだいぶ印象が違うのではないだろうか。
もともと好きな作曲家だし、記事を読んで聴きたくなった。
シベリウスの交響曲のCDはバーンスタイン指揮のDG盤の4曲(番号では1、2、5、7番)しか持っていない。これはバーンスタイン一流のダイナミックで粘着質な名演奏だが、シベリウスらしいとはいえない演奏だ。
そういえばわが家にもシベリウスの交響曲全集ってあったよなあ、と考えてみたら実家に20ン年前にLPで買った渡辺暁雄指揮日本フィルのコロンビア盤を持っていて、たしかLP5枚組みで11500円したような(現在は廃盤)。それをDATに収めたテープを持っていた。
この際CD化しようと決意、かなり手間がかかったがPCに取り込んでCD3枚に書き込んで、晴れてかつての渡辺暁雄の名演がCDで蘇った。

↑渡辺暁雄氏。クリックで拡大
渡辺暁雄氏は1919年生まれ1990年没の日本の指揮者。母がフィンランド人だったので、彼にとってシベリウスは文字通り母国の音楽だった。シベリウスをはじめとする北欧の作品を精力的にわが国に紹介した指揮者で、日本フィルの創設者でもある。 このシベリウスの全集もどれも深い共感を感じさせた上で、下手をすると難解になりそうなシベリウスの音楽をとても理解しやすく聴かせてくれる名盤である。当時の日本フィルの合奏力が弱いとも言われるがこれを聴いてて特にそうは思わなかった。
多分1980年前後に録音されたDENONの当時最先端のデジタル・レコーディングで、音質もかなりいい。(私の作ったCDではアナログ盤の針音が入るが。これは致し方なし)
さてここからは作品論。シベリウスは92年の長い人生の間に7曲の交響曲を書いた。
シベリウスは「カレワラ」に基づくたくさんの交響詩や、「ペレアスとメリザンド」「テンペスト」などの劇伴奏音楽を書いていてこれらの作品は当然ストーリーに基づいた標題音楽なのだが、交響曲には一切表題はなく、モーツァルトの交響曲同様純粋な抽象音楽である。
第1番はよく言われるとおりチャイコフスキーの影響が如実に感じられ、有名な第2番も彼独自のロマンティズムは感じられるものの、その延長上にあると思う。彼の作風がはっきり出たのは第3番以降である。私の好きなのは壮大でドラマティックな第5番とシベリウスの音楽のエキスを濃厚に煮込んだような第7番。いや聴いているとどれも好きなんだけど…
総じて独特の響きと大きなスケールを持った音楽である。他のクラシックの作曲家とはだいぶ印象が違うのではないだろうか。
comment
確かに第4番はちょっと渋すぎて異色の作品ですね。
オーケストラの響きの快感が全くない作品なので苦手な人は多いようです。私は結構好きなんですが。
ところで第7交響曲と同時期の作品に交響詩「タピオラ」と言うのがあります。これは第7とふたごのような作品です。セットで聴かないといけません。オススメはネーメ・ヤルヴィ指揮イエテボリ交響楽団のものですがいまも売ってるかどうかわかりません。
オーケストラの響きの快感が全くない作品なので苦手な人は多いようです。私は結構好きなんですが。
ところで第7交響曲と同時期の作品に交響詩「タピオラ」と言うのがあります。これは第7とふたごのような作品です。セットで聴かないといけません。オススメはネーメ・ヤルヴィ指揮イエテボリ交響楽団のものですがいまも売ってるかどうかわかりません。
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