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ジョー・R・ランズデール ボトムズ

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時は1930年代、テキサス州マーヴェル・クリーク。
11歳の少年ハリーは妹と一緒に森の中で伝説の怪物「ゴート・マン」に遭遇して逃げ回るうちに黒人女性の惨殺死体を見つける。
治安官でハリーの父のジェイコブが捜査を開始するが、黒人に偏見を持つ人々がなかなか協力しないうちに、第2の事件が…

これは書店で見つけてなんとなく面白そうだったので買ってきた本。作者の事も全く知らなかった。
ハヤカワ・ミステリ文庫なので推理小説のつもりで読み出したのだが、推理小説として以外にも、この時代のアメリカ南部の闇を描き出す文芸作品としての側面、少年の成長をノスタルジックに描く「ボーイズ・ライフ」小説の側面も併せ持っている。
推理小説らしい謎解きには作者もあまり重点を置いていない。事件そのものは割と単純な、サイコ野郎の起こした猟奇殺人事件に過ぎない。
これは家族の絆の破綻と再生の物語として読むべき作品である。
人種差別に対する作者の糾弾の姿勢を強く感じるし、その点での作者の代弁者、父ジェイコブの信念を持つ生き様はハードボイルド小説のヒーローたちにも通じる。
それだけにラストで謎が解けるシーンでジェイコブが不在なのはストーリー上必然なのだがちょっと寂しかった。
不満なのは11歳の少年のダイアローグがいかにも硬すぎること。これは訳者の考え方なのかもしれない。
それと読後もなにか違和感が残っていたのだが、なんなのか気づいたのはハリーの同年代の友人がほとんど登場しない点。
11歳の子供にとっては親や兄弟と同じくらい友達が重要なはずだし、そこを描けばもっと作品に深みがでたかも
.26 2005 ミステリ comment0 trackback0

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