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ストロボ・エッジ


2015年 日本
監督:廣木隆一
出演:有村架純、福士蒼汰

 咲坂伊緒の少女コミックの原作を、有村架純主演で映画化した青春映画。WOWOWで放送されたのでつい観てしまった。

 高校生の仁菜子は同じ学年の蓮が好きになるが、蓮には年上の彼女がいた。友達としてそばにいる二人だったが、だんだん蓮の中で仁菜子の存在が大きくなっていく。一方クラスメイトの安堂も仁菜子に思いを寄せていた。彼には中学時代に蓮ともかかわりのある苦い思い出があって…

 まあとにかく有村架純が良い。多分撮影当時も20歳とか21歳とかだったはずだが、高校2年生で全く違和感ない。あんまりパッとしない女子高生の感じがうまく出ている。映像も高1の夏服の時期から高2の秋までというタイムスパンを持つ物語の進行に合わせた季節感がうまく出してある。花火大会の幻想的な光景など非常に美しいシーンが印象的。

 だが物語の方は単なる「高校生の恋愛もの」でしかかなく、それ以上なんにもない。主人公たちは恋愛以外になんの悩みもないし、登場人物は全員いいやつ。さらにこの映画、主人公たちの親とか教師とか、大人が一人も出てこない。教師は映像には映るが完全にモブキャラだし、親に至っては画面に後姿すら写らない。
 高校2年なら、どの大学に進むのかとか、就職なら例えば公務員試験の準備を始めるとか当然進路のことで悩み始める時期ではないのか。そういう話題が会話の中にさえ一切出てこない。麻由香の親の離婚・再婚の話も「そういう状況で麻由香が悩んでいる」というだけで主人公たちの世界からはなんだか遠い事にしか思えない。だから蓮が麻由香のために頑張っている事にリアリティがない。そもそもなんでそのために蓮が夜遅くまでバイトするのか全く理解できない。

 最後の方で、今の時代にはありえないようなすれ違いから蓮と仁菜子がトラブルになり、この作品のジョーカー的な役割の安堂が仁菜子の背中を押す形でハッピーエンドにつながるのだけど、この時安堂はどさくさに仁菜子にキスしてしまう。この行動はちょっとどうなのか。わざと嫌われるように安堂がそうしたのだと仁菜子が理解していたとしても、それを差し引いても仁菜子にとってはファーストキスを蓮以外の男に奪われたわけで、怒るのが当然だ思うのは私がおっさんだからかなあ。

 というわけで物語の深みに欠け、特にどうという事もない作品。ほかになんの悩みもないあたりはこの世界自体がファンタジーなのかも。主人公たちの通う学校が「神奈川県立」なのに一歩外に出ると新潟県の風景だったりとか映画ならではのマジックもこの映画がファンタジーだという事を暗喩しているのか。

 俳優の皆さんはそれぞれが持ち味を出していて良かった。福士蒼汰のぶっきらぼうな演技も蓮というキャラクターには合ってたかも。ただやっぱ登場人物に大人がいないので全体に引き締まらなかった。全体には有村架純を愛でる、それだけの映画なのでは。
 同じ原作者の「アオハライド」という映画もあった(最後の20分くらいしか見てないけど)が、最近この咲坂伊緒ってマンガ家は流行っているのかな?絵が好みじゃないので読む気にはならないけど。
.30 2016 映画(日本) comment0 trackback(-)

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