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ベルガンサ・イエペス/スペインの歌 第2集


 先日お雛様を出しに実家に帰ったときに何枚かLPレコード持ってきた中の一枚。
スペインのメゾ・ソプラノ、テレサ・ベルガンサがギターの名手、ナルシソ・イエペスと組んでスペイン歌曲を歌ったシリーズの第2集。1976年録音。ちなみに第1集は聴いたことがない。

 ここで取り上げられているのは、まずはファリャの名作「7つのスペイン民謡」である。これはスペイン歌曲を語るうえで絶対に外せない名作なのだが、7曲トータルでも12~3分の演奏時間しかない小さな作品である。LPの片面の約半分にしかならないのだ。
 そこでベルガンサとイエペスは、残りのスペースを埋めるのにガルシア・ロルカの「13のスペイン古謡」という作品を持ってきた。ガルシア・ロルカといえば「血の婚礼」などで有名な詩人・劇作家である。もちろん作曲家ではない。ライナーによれば、ロルカはスペイン各地で民謡を採譜していたそうで、それをまとめたものがこの作品なのらしい。
 これが、アマチュア作曲家の作品とは信じられない傑作なのだ。確かにファリャのほうが芸術的に昇華された作品だとは思うが、ロルカの作品の方が民謡の生の魅力が伝わってくるような気さえする。

 ここで聴ける20曲は、ギター伴奏という事もあってスペインの「歌曲」と「フラメンコ」の中間のような印象が強い。ちなみにファリャはピアノ伴奏の演奏も聴いてみたことがあるが、このギター伴奏ほど魅力を感じなかった。イエペスの10弦ギターはいつもながら極めて強力な表現力で、そこにベルガンサの完璧にコントロールされた落ち着いた声が乗る。クラシックにありがちな堅苦しさもあまり感じさせず、親しみやすい曲が並んでいてとても楽しい作品だ。今回20年ぶりくらいに聴いたが何曲もメロディーとかリフレインの歌詞を覚えていた。

 LPというフォーマットは、スクラッチノイズなどと戦わないといけない上に片面20数分という制約がある。しかし人間が音だけに集中して聴ける時間はそんなに長くない。CDで70分も音楽を聴いてたら絶対に途中でダレる。LPの片面20数分というのは、一番聴きやすいウエルバランスの長さなのではないだろうか。ただ昔のこういう声楽の入るレコードはどれもやや伴奏が遠く感じる。当時はそういうバランスでミックスダウンするのがトレンドだったのかな。
.15 2016 クラシック音楽 comment0 trackback(-)

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