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愛の行方 (J-POP歌詞考察)

oonuki_aventure.jpg
 以前紹介した大貫妙子の1981年のアルバム「Aventure」の3曲目に収録されている楽曲。非常に美しい、けだし名曲である。

まず歌詞引用。
作詞・作曲は大貫自身。

狭い部屋の片隅には
頬寄せあう 二人の写真
名前さえも 知らぬ同志
そして愛の 行方も見えず

写真を 投げつけ
とび出して
あなたの愛を
ためそうとした時に
夢は壊れた

細い指で なぞってゆく
あなたの顔 髪と肩先
ガラス越しに 見つめあって
見えぬ言葉 読みとるように

生きてさえ いれば
また会える
あの日 びしょ濡れの私を
抱きしめて
泣いた あなたに


 もうほんとに、全く無駄のない研ぎ澄まされた歌詞である。余計な情報は全くなく、現在の「私」が二人の写真を見ながら追憶にふけっている情景と、うまく行かなかった過去の愛の記憶の印象的なシーンだけをつなぎあわせて提示している。
 「写真を投げつけ とび出して」とか「あの日びしょ濡れの私を抱きしめて 泣いたあなた」など極めて印象的なシーンが出てくるが、これらのシーンに至った物語のディティールは全く見えてこない。その分強烈にイマジネーションをかき立てる歌詞である。
 具体的なシーンを抽象的なシチュエーションに放り込んであるので、まるで映画の予告編のようだ。予告編を観て本編が観たくてたまらなくなるような効果があると思う。こういう喚起力のある歌詞って最近のJ-POPではとんと見かけない。

 曲の方も歌詞の一番は坂本龍一のシンセだけの伴奏で始まり、二番が始まるとドラムスが加わり、さらにサビではギターが加わるドラマティックな展開。このアレンジでなければ正直言ってかなり平凡な曲だったかもしれない。
.30 2015 J-POP comment0 trackback(-)

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