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ジャージー・ボーイズ


Jersey Boys 2014年 米
監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン

 ビートルズ以前にもっとも成功したロックバンドだと言われるフォー・シーズンズ。かれらのヒット曲「シェリー」はだれでも一度は耳にしたことがあるだろう。これはブロードウェイでヒットした、彼らの軌跡を追ったミュージカルの映画化作品である。

 床屋の見習いのイタリア系の若者、フランキーはチンピラのバンドマン、トミーに見出されてヴォーカルとしてバンド「フォー・シーズンズ」に参加することに。彼の脅威のファルセットと、新加入のボブの曲の魅力が化学反応を起こし、みるみるスターダムにのし上がっていくが、トミーがギャング相手に大変な借金を抱えていることが判明、バンドは一転して窮地に立たされる。

 元が舞台で演じるミュージカルで、そのシナリオも無視できなかったという事情もあるのだろうけど、唐突に登場人物がカメラ目線でナレーションをする芝居がかなり違和感があるし、上映時間130分の間に40年もの時間が流れ、それをかなり駆け足で見せられるので各シーンで説明不足だし、どのくらい時間が経過したのかよくわからないという難点もある。伝記映画にはつきものの史実と違う部分もある。しかし、そういう部分を差し引いてもこれはかなりの傑作だと言わざるをえない。

 まず、映画全体を覆う見事な色彩感覚。最初の方はわざと色彩を抑えた映像でモノクロ映画的な重厚さを演出している。それがバンドの成功につれ徐々に色彩が増えていくという芸の細かさ。
 駆け足にならざるを得ないシナリオの制約の中で歌唱シーンはしっかり見せ、印象的なシーンも多い。「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」のシーンはほんとうに素晴らしい。歌の部分と物語の部分のバランスも絶妙。当時の音楽界の闇の部分もさり気なく描いて見せてクリント・イーストウッドの監督業は精緻の一言。もはや名人芸の域に達したと言ってもいいだろう。
 俳優もクリストファー・ウォーケン以外は全く無名の若い俳優ばかりなのだが、これがそれぞれ魅力的。ジョー・ペシの若い日を演じた俳優さんがご本人になんとも似ていてちょっと笑った。

 そしてラストで、カーテンコールさながらのキャスト全員でのダンス。お見事。ミュージカルが苦手な人も、オールディーズに興味ない人もぜひ観てほしい。
.21 2015 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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