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マックス・リヒター The Blue Notebooks


 先日何気なくドイツ・グラモフォンのHPを見てたら、近日発売の注目アルバムとしてマックス・リヒターという作曲家の8時間に及ぶ新作「The Sleep」が紹介されていた。これはタイトル通りの安眠のための音楽で一晩中演奏できるように8時間もの演奏時間を持っているらしい。紹介ビデオを見たらまあ要するにアンビエントミュージックなのだが、ちょっと興味がわいたのでこの人の代表作である「The Blue Notebooks」を聴いてみた。

 なんともダークな色彩に覆われた物憂げで不安な、しかし非常に美しい音楽が弦楽器やピアノで綴られる、極めて都会的な音楽だ。もちろんクラシックがベースなのだが、バッハのピアノ曲を思わせる「Old Song」やバロックのオルガン・コラールをアンビエント風に仕立てた感じの「Organum」があるかと思うと、「Arboretum」のような電子音楽を使ったかなりポップス的なナンバーもある。それらに女性のナレーションや鳥の声や鉄道のノイズなどが乗る。

 全体的に暗く沈んだ音楽で、これははっきり好き嫌いが分かれそう。今の若い人なんかは普通落ち込んだ時にはノリの良い曲を聞いて元気になろうと考えそうだが、逆にこういう音楽を聴いて思いっきり沈んだほうが精神衛生上はいいのかもしれない。ヒーリング・ミュージック(癒しの音楽)としては相当高いレベルにあると思う。
 私は個人的には気に入った。でも万人に薦められるかと言われると…これ聴いてなお落ち込む人もいるかもしれない。こういう音楽が一定のニーズがあるくらい現代人は病んでいるのだ、とも言える。

four_seasons_max_richter.jpg
 もう一枚、この作曲家がヴィヴァルディの超有名作「四季」をリ・コンポーズ(再作曲)したアルバムというのも聴いてみたのだが、これはヴィヴァルディの各楽章のフレーズを一部だけ使って新たな作品を構成したもの。電子音などはなくピュアな音楽だ。これは非常に面白い。こっちは「ブルー・ノートブック」ほど暗くない普通の音楽なので、マックス・リヒターというアンビエント・ミュージックの作曲家がヴィヴァルディを21世紀にどう蘇らせたか興味のある人はぜひ聴いてみてほしい。

 ちなみにこの作曲家、映画音楽でもかなり活躍しているらしく、レム原作の「コングレス未来学会議」(あ~何度書いても納得行かないタイトルだ)の音楽も手がけているそうだ。

 う~ん「Sleep」も興味わくなあ。でも8時間て。一体CD何枚だろう? 1時間のショートヴァージョンも出すらしいけど。
.22 2015 クラシック音楽 comment0 trackback(-)

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