スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

風と共に去りぬ


Gone with the Wind 1939年 米
監督:ヴィクター・フレミング
出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル

マーガレット・ミッチェルの当時のベストセラー小説を映画化し、アカデミー賞9部門を受賞した超有名作。原作小説の新訳が現在新潮文庫と岩波文庫から順次発行中というので、ちょっとDVD引っ張りだして観てみた。

 1939年といえば、第二次大戦が勃発した年である。ほとんどの映画はまだモノクロだった。そんな時代に、カラーであるというだけでなく、物量だけを見てもこれほどのスケールで制作された映画があったというだけでもとんでもない。
 映画自体も4時間に迫る超がつくほどの長編で、登場人物たちの衣装の凝り具合、エキストラの数など途方も無い。それだけの物量を投入して描いたのが、スカーレットという女の愛の軌跡と半生というのもすごい。

 この映画が公開されて75年も経っているわけで、すでに語り尽くされているとは思うのだが、映画をこうやって改めて観ると、時間の経過がよくわからない。ちなみに実際の南北戦争は5年位続いているので、冷静に考えると冒頭のウィルクス屋敷でのパーティからラストまで10年以上の時間が経過することになる。その間スカーレットは激動の人生をすごすことになるのだが、彼女は単純に「明日になればきっとうまくいく」と信じて何事も乗り越えていくわけだが、愛だけは思い通りにならない。そうして迎えるあの尻切れトンボ的なラストがどうにも気になる。『「明日がある」じゃなくって今追っかけていけよ』と思うのだが、あの突き放した終わり方のおかげであのあとどうなったのかが気になって仕方なくなり、観客に強烈な印象が残ることは間違いないだろう。

 この映画が今観ても古く思わない一因としては、キャラクターの配置が極めてわかりやすい事が挙げられるだろう。勝ち気なスカーレット、優しくて包容力のあるメラニー、個性の強いレット、優柔不断なアシュレーという4人がシンプルに配置され、この配置、あるいはこれを少しアレンジしたヴァリアントは今でも恋愛映画・ドラマ、あるいはアニメなどで普通に見かけるものだ。

 俳優も端役に至るまで皆見事なハマリ役で、主演のヴィヴィアン・リーやグラーク・ゲーブル、メラニー役のオリヴィア・デ・ハヴィランドはもちろん完璧だと思うが、乳母マミー役の黒人女優ハティ・マクダニエルや、ちょっと足りない黒人メイドのプリシー役のバタフライ・マックイーンといった端役が印象に残る。この二人はこの役を演じたことで黒人女性のステレオタイプを作ってしまった事を生涯気に病んでいたそうで、皮肉なものである。

 我が家のDVDは随分前に買ったもので、前半が終わるとひっくり返して続きを観るという珍しい両面仕様のディスク。さすがにDVDで観ると今となっては画質が不満だ。ブルーレイならさぞかし目の覚めるような高画質になっているのだろう。1500円位で売ってるようだ。原作小説もちょっと気になるがなかなかの分量だ。
.03 2015 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

comment

post comment

  • URL
  • comment

  • password
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

piaa

  • Author:piaa
  • Livedoorへ移転しましたので、そちらでお願いします。

    こちらのブログへのコメントはLivedoorに転載しますが、定期的にチェックしないので相当遅くなることもあります。

ブログナビ

P&M_Blog
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ --年--月
  ├ カテゴリー
  |  └ スポンサー広告
  └ スポンサーサイト
P&M_Blog
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ 2015年05月
  ├ カテゴリー
  |  └ 映画(ハリウッド)
  └ 風と共に去りぬ

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ

カウンター

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。