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最近観たオペラ


 先日から、以前から録りだめしていたWOWOWの「メトロポリタン・オペラ」をあれこれ観ているのだが、その中でいくつか面白かったものを紹介しておこうと思う。
 まずはヴェルディ「リゴレット」。これはトニー賞受賞演出家マイケル・メイヤーが演出した度肝を抜く舞台だ。

 本来この歌劇は中世が舞台で、リゴレットはアルマヴィーヴァ伯爵の道化師という設定なのだが、この演出では1950年代のアメリカのキャバレーが舞台になっている。「伯爵」ならぬ「デューク」はキャバレーのスター歌手、リゴレットはスタンダップコメディアンという設定で、上の写真のようなド派手できらびやかな舞台になっている。
 現代的な演出って結構「あれれ?」な物が多いのだが、これは全く違和感がなく非常に面白く観た。「リゴレット」は結構有名なオペラだが、物語の内容的にはかなり弱いと思う。それをこの独自の解釈でうまく見せたと思う。主役のベチャワ、ルチッチはもちろんだが、殺し屋役のStefan Kocanがルックスも歌もはまり役。ジルダ役ダムラウは歌はいいがルックスがやや平凡。だがラストでは刺されて車のトランクに押しこめられたまま歌うなど相当な熱演ぶり。
 普通の「リゴレット」を見慣れている人には相当な破壊力があるだろうし、このオペラについてほとんど知らない人にも楽しめると思う。とにかく面白いのでぜひ見てほしい舞台だ。
 このWOWOW放送版では字幕もこの演出に合わせて「伯爵」を「デューク」に変えたりと工夫してあって違和感がなかった。ただ販売されている輸入盤ブルーレイは日本語字幕未収録。

 もうひとつはベッリーニの「清教徒」。2007年の舞台で演出は極めてオーソドックスなもの。
netrebko-puritani.jpg

これで見ものなのはヒロイン・エルヴィラを演じたアンナ・ネトレプコである。なんといっても若くて、可愛くて、それに細い!この舞台の時35~6歳だったはずだが、数年後には(出産もあって)倍くらいに太ることになるのが信じられないくらい細い。エルヴィラは17~8歳の役だが、全く違和感がないくらい若々しい。
 そんな若くて細いネトレプコが、第二幕の有名な「狂乱の場」では舞台を走り回り、最後には寝転がったまま歌い続ける。いやはやすごい。
 それにしてもこの「清教徒」というオペラは本当に無茶苦茶な話である。中世英国の「清教徒革命」を背景に、議会派の実力者の娘エルヴィラと国王派の青年アルトゥーロの恋を描くのだが、そもそもそんな二人が結婚できるわけないし、ラストでは議会派が勝利した途端にそれまで処刑寸前だったアルトゥーロが許されてハッピーエンドというなんじゃそりゃな幕切れ。まあオペラなんて歌が良ければあとはどうでもいいのかもしれないけど、以前紹介した「夢遊病の娘」といいベッリーニのオペラって内容がいい加減すぎなような気が…
.15 2015 クラシック音楽 comment0 trackback(-)

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