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安彦良和  機動戦士ガンダム The Origin 第24巻


 23巻で完結してから4年後、アニメの第一弾公開に合わせて登場した「Origin」の第24巻は、安彦氏がこれまでに単発で発表していた4つの短編をまとめたものである。

 冒頭の「その前夜」は、「ガンダム」の最初にシャア麾下のザク部隊がサイド7を襲う直前の一日を描いたエピソード。サイド7での、アムロやフラウたちの、戦時下であるとはいえ比較的のんびりした日常生活と、シャアの乗艦「ファルメル」艦内での、ジーンが出撃を前にナーバスになっている様子が対比して描かれる。
 「キャスバル0057」はキャスバル(シャア)誕生の一日を描いたエピソードで、ザビ家の面々が連邦軍からジオン・ダイクンを守る。まだ少女のクラウレ(・ハモン)がキャスバルの出産を手伝うなどちょっと無理矢理っぽい部分もあるが、革命の初期段階のまだ理想に燃えていたであろう若きギレンも描かれて印象的。なんとなく6~70年代の学生運動をも彷彿とさせる作品だ。
 「アムロ0082」はフラウ、ハヤトを伴って日本旅行へやって来たアムロを、ウラガン麾下の暗殺部隊が狙うが、連邦軍の特殊部隊がアムロをがっちりガードしているというシチュエーションのコメディ仕立ての一作。これはなんだかちょっとトニたけの作品を読んでるみたいな感じもある。

 4作の中での白眉は「アルティシア0083」であることは議論の余地がないであろう。長男ハサウェイを出産したばかりのミライに頼まれたカイが、セイラのもとに赴く。セイラはジオンの長女であることが知られているために、当然だが連邦の監視下に置かれている。考えてみればセイラはアムロなんか比べ物にならないくらいの大物なのだ。アムロが軟禁されていてセイラがただで済むわけがない。ジオンはなんとかセイラを奪還して錦の御旗にしたい。カイが英国のバーリー・ハウスという大邸宅に住むセイラを訪れたその翌日、ポロチームに変装したジオンの兵士たちがセイラ奪還にやって来る。
 別れ際にセイラがカイに、ミハルの弟と妹について話すシーンはちょっと感動する。ここはガンダムのファンならみんな気になってたところだと思うので、こういう形で話だけでも出てきたのはよかった。

 これ読んでると、安彦氏は「Z」やそれ以降の続編を認めていないんじゃないかと思ってしまう。なら思い切って独自の続編描いてくれてもいいんだけど、それやったら「Z」とは全然違う話になって従来の頭の固いガンヲタが怒るんだろうなあ。
 別にアニメは観たいと思わないけど、次はぜひ本編から落ちていた「ククルス・ドアンの島」と「時間よとまれ」を描いて欲しい。
.14 2015 コミック comment0 trackback(-)

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