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ラッシュ/プライドと友情


RUSH 2013年 米・独
監督:ロン・ハワード
出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール

 実在のF1レーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダ。ライバルであり友人でもあった二人が、年間チャンピオンを賭けて戦った1976年のF1シーズンを描いた作品。WOWOWで放送されたので録画して観た。

 私は大学生くらいの頃結構F1に凝っていて、雑誌とか買ってたりしてたのだが、その頃はもう80年代で、ウイングカー全盛でルノーが始めたターボエンジンを各社が追随、ドライバーで言えばジル・ビルヌーヴ(ジャック・ビルヌーヴの父)の事故死があったりした頃だ。
 ラウダについては、私がF1に興味を持った当初は引退していたが、82年にマクラーレン・ポルシェで復帰して、1984年にチームメイトのプロストと激しいチャンピオン争いをした。この年プロストが7勝、ラウダが5勝。だがラウダが0.5ポイント差でチャンピオンに輝いたのを覚えている。とは言ってもこの頃はTV放送もなかったし、情報は雑誌でしか得られなかったのだけど。
 しかしハントがF1で活躍したのは73年から79年途中までのわずか7年間。だから私は、ハントのことはよく知らない。

 まあ要するにそういうオールドファンなら感涙モノの映画だ。1976年のF1というと、まだウィングカーは出現しておらず、ルノーF1はターボエンジンで参戦した年だが、まだ初年度で全く実績はなかった。各チームのマシンには決定的な性能の差は少なく、単純にドライバーの腕で競い合えた最後の時代だと言えるだろう。
 この映画では天才・破滅型のハントと知的・堅実型のラウダが競い合う姿が描かれ、それは物語としてももちろん素晴らしいのだが、その物語をリアルに物語るために当時のレースの様子を信じられないくらい見事に再現している。
 ハントが乗っていたヘスケスやマクラーレンM23、ラウダのフェラーリ312Tはもちろんのこと、有名なJPSカラーのロータス77やこれまた有名な「6輪車」ティレルP34などのマシンが画面に登場するのだ。それら往年のマシンが走る映像はオールドファンには堪らない。エグゾースト・ノイズも現代のF1マシンのカン高い音ではなく、いかにも昔のマシンらしい爆音という感じのサウンドでリアルだ。

 そうして徹底してライバルであるハントとラウダのふたりに的を絞ったシナリオもいい。F1映画というと「グラン・プリ」が思い浮かぶが、あれが映像としては当時革新的だったが、物語そのものはフィクションだったことを思うと、この映画は基本実話で、76年のF1を追体験できる素晴らしい映画だ。モータースポーツに少しでも興味のある人、あった人には必見の映画。

 ただひとつ、最近のF1しか知らない人に言っておきたいことがある。ラウダがドイツGPで事故を起こす直前、タイヤ交換でアセるシーンがある。最近のF1ではタイヤ交換は数秒しかかからないのでなんであんなに手間取るの?と思う方がいるかもしれない。最近のF1ではレース中のタイヤ交換が義務付けられていることもあって、クルーも練習を積んでいるし交換の手間も簡単になっているが、当時はタイヤ交換をレース中に行うなどほとんどなかったのだ。なので交換に手間取り、ピットが混乱するのは当たり前だった。この焦りが冷静なラウダをして事故につながったわけだ。

 あと、日本語吹き替えで主役のふたりをkinki kidsのふたりが演じているということでRINRINに頼まれて吹き替え版も録画してみたんだけど、なんと放送は別の声優さんのバージョン。kinki kidsバージョンはBD/DVDのみだそうで。なんだかな。ジャニーズって面倒くさい。う~ん、ちょっと見てみたかった。光一のハントと剛のラウダって結構ハマってる気がするんだけど…
.10 2015 映画(ハリウッド) comment2 trackback(-)

comment

おひさしぶりです。
いつも楽しく興味深く読んでいます。

今、TVや録画機器が不自由な状態でWOWOWも視聴ままならない中、シネコンの映画館ながら上映時間限定で料金千円でミニシアター系映画をやってくれるところがあり「ラッシュ」が上映中だったので今見てきました。

この記事を読まなかったら行かなかったでしょう。見てよかった!私にとっても70年代は懐かしい。自分自身は高速にさえ乗れないのに何故かスピードに賭ける男の映画も好きです。

ロン・ハワードは良い作品がたくさんありますね。それでも、私にとってはいつまでも中学時代に観た「アメリカン・グラフィティ」の主役のハンサム少年のままですが。
2015.02.27 22:17 | URL | mimosa #pSJ6Fihk [edit]
これは私も放送でなきゃ観なかったと思いますが、TVで見てしまうと大画面で観たかったと思いますね。
この映画、当時の実際のレースの映像と新たに映画で作られたシーンとのマッチングが見事でした。ただ富士スピードウェイでロケはしてないようで日本グランプリの映像だけがやたらにCG臭かったのがちょっと気になりました。

ロン・ハワードはテイストの違う様々な映画を撮っている人ですよね。「コクーン」「ウィロー」「遥かなる大地へ」「アポロ13」「ダヴィンチ・コード」。改めてこうやって並べると結構たくさん観てます。
2015.02.28 11:01 | URL | piaa #- [edit]

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