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山尾悠子 増補・夢の遠近法


 国書刊行会から出ている山尾悠子の同名のハードカバーの文庫版。この作家の初期の短編選集なのだが、今回文庫化に当たり二作追加されていて、それで「増補」となっている。

 今回追加されたのは80ページほどの中編「パラス・アテネ」と15ページほどの「遠近法・補遺」の二作。これは読みたい。
というわけでハードカバー持ってるのに買いましたよ。

 「遠近法・補遺」はその名のとおり、この作家の代表作の一つ「遠近法」の中に収まりきれなかったエピソードをまとめたもの。「遠近法」を読んでからこれを読むとかなり納得する。というか、もともとこの幕切れであるべきだったのではないだろうか。
 ちなみにこの「腸詰宇宙」を舞台に咲いた作品は更に「火の発見」という短編があるらしい。

 「パラス・アテネ」は繭を作って新生する人間が住む世界を舞台にしたファンタジー。この作家ならではの濃密な文章で構築された繭人間たちや狼の住む世界が圧巻。80ページはこの作家の作品としては相当長いもので、ずっしりとした重量感のある中編だ。
 実はこの作品は4部作の第1作で、残り3作のうち2作は書かれ、最後の作品もかなり短くはなったが世に出ているという事だ。それなら4作まとめて一冊にして欲しかった気もする。

 それにしてもちくま文庫、「ラピスラズリ」に続いて素晴らしい仕事だ。よくぞ出してくれた。というわけで、ちくま文庫さんにはぜひこれからも山尾作品の文庫化をお願いしたい。
.08 2014 日本文学 comment0 trackback(-)

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