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ゼロ・グラビティ


Gravity 2013年 米
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

 昨年公開されてちょっと話題になった宇宙映画。3D吹替版で視聴。

 宇宙を描いた映画なんてどれを見ても間違いだらけなのだが、これも正直言って突っ込みどころがいくらでもある。
 主人公たちはシャトルでハッブル宇宙望遠鏡を修理していてデブリ群に襲われ、シャトルがダメになったのでISSへ行こうとするが、ハッブルとISSは軌道の高度も傾斜角も全く違う。本来ならシャトルが無事でも行けない。デブリの発生も、ひとつの衛星の破壊から連鎖反応的に破壊が起きる「ケスラー・シンドローム」が起こるわけだが、ISSやハッブルの軌道のある低軌道にはケスラー・シンドロームが起こるほどたくさんの衛星はない。起こるなら静止衛星軌道だが、デブリ群がそこで発生したのなら90分で地球を一周してこない。その他の点でも宇宙服の着脱が余りにも簡単にできるし、宇宙服を脱いだら普通の下着というのもまずないだろう。

 まあそういう固いことを言わなかれば、これはかなり面白い。宇宙空間を描いた映像としては相当リアルな物だし、宇宙船の内部とかディティールもかなり凝っている。紐で繋がれた宇宙服を着たふたりの挙動、開いたパラシュートが引っかかってソユーズがヨーヨーみたいに揺れるシーンなど無重力での挙動をかなりリアルに描いている。
 ソユーズの分離シーンとかもかなりマニアック。
 ストーリーそのものはかなり単純で、登場人物もたったの二人。宇宙での事故の話と言えば「アポロ13」が思い出されるが、あれもそうだったけど宇宙飛行士がちょっと冷静さに欠ける点が気になる。アポロ時代の飛行士と現代のミッション・スペシャリストではちょっと違うんだろうけど。

 まあしかし、なんで邦題が「ゼロ・グラビティ」なのだろう。原題は「Gravity(重力)」で「ゼロ・グラビティ(いわゆる『無重力』)」とは全然逆の意味だ。そもそも最近は「低重力」とか「微小重力」と言われることが多く、「無重力」という言葉はあまり使わない。ラストでなんとか地球に戻ったヒロインが突っ伏したまましばらく動けないが、やがて立ち上がる姿は「重力」を感じさせる演出で、その映像が消えると「Gravity」という原題が現れる。このラストは「Gravity」というタイトルだからこそ意味があるので、「Zero Gravity」では意味が通らないのだ。

 3Dは正直言って効果が薄い。立体にする要素が少ない宇宙の映像なので3Dで観る意味はあまりないように思った。
.02 2014 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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