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曹雪芹 紅楼夢第1、2巻


 さてついに「紅楼夢」に手を出してしまった。これは中世の中国の上流階級を舞台にして人々の交情を描いた大河小説。岩波文庫版は全12巻。その最初の2冊を読んでみた。

 上流階級の賈氏一族の御曹司賈宝玉(か・ほうぎょく)は伝説の創造主、女媧が作った石が人間として生まれ変わった少年である。その宝玉と屋敷に住む美少女たちとの暮らしを中心に、賈一族の物語が滔々と語られる。
 第1巻、第2巻ではこの作品の中心人物である宝玉や林黛玉、薛宝釵といったキャラの出番はまだ少なく、物語は彼らの外側で、時には全くあらぬ方向へと進んでいく。第6回の劉ばあさんの訪問とか物語になんの関わりがあるのかさっぱりわからないし、第11回から12回の、王煕鳳が自分に淫心を抱いたことだけを理由に賈瑞を死に追いやるあたりも、王煕鳳が怖い女だと印象づける以外には物語的に必然性があるとは思えない。
 だが、逆にその脱線具合のルーズさがいかにも中国の物語らしい魅力になっているとも言えるだろう。
 またせっかく登場してきたキャラがあっさり死んでしまったりするのもいかにも中国らしい。宝玉の学友として登場してきた秦鐘があっという間に病死してしまったのには正直唖然とした。

 第5回では仙郷に迷い込んだ宝玉が金陵十二釵の詩を読むシーンがあるが、ここはかなり重要。「紅楼夢」という言葉もここで登場する。岩波文庫ではかなり詳しい注釈があるので詩が苦手な私にも理解しやすい。

 まだ全然始まったばかりのところなので基本的なストーリーの流れさえ見えてこない。なので作品論などは全く書けないのだが、これは強力な魅力で読者を惹きつけてしまう。登場人物が恐ろしく多くて覚えられないのが難点だが、続けて読みたい。ところが岩波書店は最近新訳を出版中で文庫版は絶版のようだ。う~ん、古本さがなきゃ…
.18 2014 アジア・アフリカ文学 comment2 trackback(-)

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おはようございます。以前にも一度お邪魔しました(そのときは村上春樹氏がノーベル賞に選ばれなくて良かったという内容でした)。
かなり久しぶりにブログを覗いたら、丁度僕が今読んでいる『紅楼夢』をお読みになっていて、しかも進み具合も同じぐらいで、びっくりしました!
この本、日本ではお世辞にも有名な作品とはいえないので、偶然というものはあるものですねえ...
しかし春に合う本だと思います。なんだか中国のさわやかな香りが伝わってくるようで。シリーズものの DVD(これが名作と噂)も出ているようなので、そっちも観てみようかなと思ったり...
読み進めていくうえで Piaa さんと自分の感想をリアルタイムで比べながら、楽しむことになりそうです。どうぞ、また続きも書かれますことを。
2014.03.20 08:10 | URL | Nantsu #- [edit]
nantsuさん、こんにちわ。

「紅楼夢」をちょうどお読みですか。奇遇ですねえ。
とはいえ、一応五巻までは手に入れてますが、なかなか先の巻が手に入らなそうですし、ほかに読まないといけない本もあるのでそうそうどんどん読んではいけないかなと思っています。

ドラマ版、見てみたい気もしますがこれまた長そうですねえ(笑)

ぼちぼち読んでいくつもりなので気長にお付き合いください。
2014.03.21 08:30 | URL | piaa #- [edit]

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