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ベン・ハー


BEN-HUR 1959年 米
監督:ウイリアム・ワイラー
出演:チャールトン・ヘストン、スティーヴン・ボイド

 古い映画を改めてハイヴィジョンで観ると今までアナログ放送やDVDで観てたのはなんだったんだろうと思うことがあるが、これもそんな映画の1つだ。これまでに何度もTVで観たし、DVDも持っているが、今回ハイヴィジョンで観るとその鮮明さはまさに別次元だった。

 まあこれも名画中の名画なわけで、その名画たる所以はもちろん壮絶なスペクタクルシーンもそうだし、そのスペクタクルさえもキリストの存在を際立たすためだけのものになっていて、3時間半というかなり長い映画ながら非常にテンポが良く見飽きない見事なシナリオ、俳優たちの素晴らしい演技などさまざまな要素があるのだが、一番感心するのはとにかく投入された物量の多さだろう。

 たとえば有名な馬車競争のシーンは少なくとも数千人のエキストラが観客として登場する。当然全員が2000年前のユダヤの民の衣装を身につけているわけで、それだけでもCGですべてごまかしてしまう現代の映画ではありえないし、CGではけっして作れないライヴ感がフィルムからにじみ出てくる。
 スター・ウォーズの「ファントム・メナス」のポッドレースのシーンは明らかにこの馬車競争を下敷きにして描かれていて、あちらはCG満載で、このふたつのシーンを見比べると、50年も経つと同じようなレースのシーンがどういうふうにアレンジされて見せられるのかという良い見本だと思える。

 この作品はスペクタクルを売り物にしながら、実は宗教について語った映画である。ベン・ハーとメッサラの対立はユダヤ教と皇帝を神とするローマ帝国の対立でもあるわけだが、そこにイエス・キリストが登場し、ベン・ハーも彼の教えに惹かれていく。この映画のキリストの描き方は全く見事なもので、キリストが登場するシーンはすべて後ろ姿で、セリフもない。キリストの神秘性を重視した演出で、皆がよく知っているキリストの生涯の裏でバン・ハーの波瀾万丈の人生が起こっていたことが理解できるように描かれている。やがて二人の人生はゴルゴダで出会い、ラストの奇跡へとつながっていくのである。

 正直あまりにも名画すぎて、今さら私がどうこう言うような作品ではない。久しぶりに観たが、やっぱりすごい映画だ。圧倒された。
 しかしこれはもっと大きな画面で観たい作品だ。70mmフィルムなので16:9のTVでも上下に大きな黒帯があり、普通のシネスコの映画よりも画面がぐっと小さいのだ。60インチくらいの大画面で観たいな。
.04 2013 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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