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パブロ・カザルス ホワイトハウス・コンサート

casals_whitehouse.jpg
 これまた実家から持ってきたLPレコード。カタルーニャ出身の高名なチェリスト、カザルスはスペインのフランコ政権による独裁に異を唱え、フランコ政権を容認する国での演奏をすべて断っていた。その中にはアメリカも含まれていたのだが、1961年にホワイトハウスに招かれ、一夜限りのコンサートを開いた。これはそのコンサートを収めたレコードである。

 ヴァイオリニストのアレクサンダー・シュナイダー、ピアノのミエチスラフ・ホルショフスキーを従えたカザルスがこの夜演奏したのはメンデルスゾーンのピアノトリオ第1番、クープランの「演奏会用の5つの小品」、シューマン「アダージョとアレグロ」、そしてあの有名な「鳥の歌」。正直いってかなり音質も悪いし、メンデルスゾーンではなぜか楽章ごとに拍手が入る。しかし演奏自体があまりににも素晴らしくて、しばらく聴いていると音質の悪さなど気にならなくなる。

 いずれも素晴らしい演奏で、いまさら私がぐだぐだ述べる必要など全くないのだが、何と言ってもやはり「鳥の歌」がすごい。この曲は最近ではチェロの独奏曲としてよく演奏されるようだ。他の演奏家の演奏も聴いたことがあるが、いずれも単にメロディを追っただけのもの。このカザルスの、深い祈りの感情が胸を揺さぶるような演奏の前では何の意味もない。この演奏自体が人類の偉大な遺産の一つである。今回久しぶりに聴いて新たな感動を覚えた。

 もちろん現在もCDで普通に買えるのだが、我が家のLPには大変なオマケがついていて、それはもう一枚LPが入っていて、カザルスの肉声を集め50分にわたって彼自身の人生や音楽論を語るというもの。恐らくもともとはラジオか何かの放送用素材なんだろうけど、オーケストラの練習風景(カザルスは指揮者としても活動していた)が入っていたりかなり興味深い。もともとカタルーニャ人でフランスに長く住んだカザルスの英語はわりと平易なものなので私程度の英語力でもある程度理解できる。ちなみにこの音源は今は発売されておらず、手に入らないようだ。

 …それにしても、私は多分高校生くらいの時にこのLPを買ったのだが、よくぞ買っていたものだ。30ン年前の自分を褒めてあげたい。
.19 2013 クラシック音楽 comment0 trackback(-)

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