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南太平洋


South Pacific 1958年 米
監督:ジョシュア・ローガン
出演:ミッツィー・ゲイナー、ロッサノ・ブラッツィ、ジョン・カー

 「バリ・ハイ」や「魅惑の宵」などの名曲で知られる、ロジャース&ハマースタインのコンビによるミュージカル映画の傑作。随分前、多分子供の頃に観た覚えがあるのだが今回相当久しぶりに観た。

 太平洋戦争の只中、ケーブル中尉が南太平洋のとある島に赴任してくる。この島の近辺では米軍と日本軍が睨み合っている状況が続いていて、戦局に変化がないため、兵士たちは楽園のような南の島の生活に倦んでいた。看護婦ネリーは島に長年住んでいるフランス人デ・ベックと恋に落ちるが、ケーブル中尉は膠着した戦局を打破する作戦にデ・ベックの協力を求める。デ・ベックに要請を断られたケーブル中尉はリアットという島の娘と出会い、恋に落ちるが…

 当時としては異例のハワイロケを敢行、南国の美しい風景を背景に、歌あり、踊りあり、そして恋が満載の非常に楽しい映画なのだが、それでもこれって実は戦争映画なのだ。2時間を超えるところまでミュージカル映画らしく二組の恋人の恋の顛末が延々と描かれているのだが、最後の30分で一気に戦争映画になってしまう。主要登場人物の一人があっさり死んでしまうのにはショックを受けた。
 人種問題をはっきりと取り上げ、ネリーもケーブルもその偏見に悩まされるのだが、その悩みは「ウエストサイド物語」あたりに比べるといかにも軽い。今の感覚で観るとなんでそんなことで悩むの?と言いたくなるが、当時の人達には重大な問題だったのだろう。ネリーがリトル・ロック(アーカンソー州)出身と繰り返されているのも、偏見の強い南部人であることを仄めかしているのだろうか。
 そういう部分をテーマとして取り上げながら、従順で米兵の意のままの現地の女性をはじめ現地人の描き方は極めて差別的で、バリハイの住民には全く生活感がない。その辺がこの作品の限界だったのだろう。
 あと悩んだネリーとケーブルが二人で話すシーンがあるのだが、それまでにこの二人が個人的に顔を合わせるシーンがほとんど無いため、いきなり友人として振る舞うこのシーンがすごく唐突に思えるのが気になった。

 ミュージカルチューンは有名曲が目白押し。前述の「バリ・ハイ」は多分「モスラ」あたりの音楽にも影響を与えたのではないかと思えるほどの神秘的な曲。「魅惑の宵」「ハッピー・トーク」は皆さんきっとどこかで聞いた事があると思う。
 ただこの映画、歌が始まると画面に赤や黄色のフィルターがかかってしまう。監督が舞台の人だったそうで、劇場での照明のイメージを再現したらしいのだが、この演出は全くの失敗だ。せっかくの美しい風景が台無しになってしまって観ていてイライラする。
 今のデジタル技術でフィルターを取り払って元の色彩に戻したバージョン作ってくれないかな。
.09 2013 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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