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シャイニング


The Shining 1980年米
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル

 WOWOWで放送されていたので観た。
公開当時私は高校生で、その頃付き合っていた女の子と一緒に劇場に観に行ったっけ。よくこんなの観たな。

 同じ監督の作品であることは重々承知だが、これって「2001年宇宙の旅」にあらゆる意味でそっくりだ。
閉鎖空間であるホテル=宇宙船、物語全体を支配する超越的な力であるホテルの幽霊=モノリス、気が違って主人公たちの命を奪おうとするジャック=HAL9000で全く一致する。そこに独特の見事なクラシック音楽のセレクションなどが重なって、キューブリック独自の世界が展開する。はじめの方でジャックが支配人と会うシーンも、「2001年」のはじめの方でヘイウッド・フロイド博士がロシアの宇宙飛行士たちと話をするシーンと全く同じ雰囲気だ。

 一般にはホラー映画と思われているが、この映画ホラーの要素はかなり薄く、幽霊云々よりも閉鎖された環境の中でジャックがだんだん狂気に侵されていくのがこの映画の主眼であることは間違いない。極端な話、この映画の場合ホテルの幽霊などは全くいなくても物語は充分成り立つ。なのでなんだか中途半端に幽霊が出てくるのがどうも気に入らない。子供のダニーや気が触れてしまうジャックが幽霊を見るのはいいけど、ラストの方でウェンディが幽霊を見てしまうシーンがあるのはどうなんだろう。ウェンディは最後まで幽霊を見ないほうがリアルな感じになると思うんだけど。

 ホラー映画として観ると、幽霊とか全然怖くない映画だが、それ以外の怖さが充満している。当時最先端のステディカムを駆使しておもちゃのバギーで走り回るダニーを執拗に追いかけるカメラワークもそれだけで緊張感充分。狂気に駆られるジャック・ニコルソンの演技も、それになんといってもウェンディ役のシェリー・デュヴァルの怯える表情も怖い。あとバルトークやリゲティなどの現代音楽による劇伴の見事なこと。まるでこの映画のために作曲されたかのように映像にぴったりシンクロして怖さを盛り上げる。

 そしてラストは、あれはジャックがホテルの幽霊たちの仲間として取り込まれたということだろうか。ちょうど「2001年」でボーマンがモノリスに取り込まれたように。

 と言うわけで、これは「2001年宇宙の旅」のホラー版、もしくは回答編なのかもしれない。ぜひセットでご覧になることをお勧めする。
.16 2012 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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