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発掘


 長崎の古本屋さんでSFマガジンのバックナンバーを大量に置いてあるのを発見。早速漁ってレム特集の1977年4月号(上写真)とストルガツキーの短編「友情についての物語」が収録された1982年6月号をゲットしてきた。
 レム特集は短編4作。うち「闇と黴」は「素晴らしきレムの世界2」に収録されていたが、ほかの3作は初めて読むもので楽しみだ。

 で、パラパラめくっててひとつすごく気になったことが…

 今でもたいていの雑誌に「読者の声」みたいなコーナーがあるんだけど、今みたいに個人情報の秘匿という感覚がなかった昔は、投稿者の住所がバッチリ記載されている。70年代にはSF雑誌の編集者でさえ想像できなかったことなのだろうけど、今なら住所を入力するだけでグーグルマップでその場所が特定できてしまう。恐ろしい時代だ。

 この1977年4月号には、京都の女子大に通う大学生吉田真理さんの投稿が載っている。「最近、とても星がきれいですね…」とはじまる、とてもかわいい文章でご自分がどんなSFが好きかを書いていらっしゃるのだが、35年の時を経ていまそれを私が、まるで自分の娘たちの文章に触れるような気持ちで読んでいる。そのことが不思議に思える。
 この文章を書いた1977年春、吉田さんは大学生だったのだから20歳前後。私よりも5歳くらい年長でいま50代半ばのはずだ。この文章を書いたSF好きの若い女性はその後どんな人生を送っただろうか。素敵な伴侶にめぐり会えただろうか。もうお孫さんがいらっしゃるかもしれない。今でもペリー・ローダンやブラッドベリが好きでいらっしゃるだろうか。
 そしてもし今、ご本人がこの文章を目にされたらどんな気持ちでご覧になるだろうか。

 雑誌の投稿ひとつがまるでタイムマシンのようだ。この雑誌、本当に「SFマガジン」だね。
.13 2012 本についての雑記 comment0 trackback(-)

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