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チャールズ・M・シュルツ ピーナツ・ブックス1


 人気キャラ「スヌーピー」が登場するアメリカのコミック。チャールズ・M・シュルツという作家の手になるこの作品は長年New York Timesなどの新聞に連載された。
 新聞マンガでありながら時事ネタなどは全くと言っていいほど扱わず、主人公チャーリー・ブラウンら子供たちの日常をユーモラスに、時には辛辣に描いた独特の作品である。

 日本でも人気があり、佃公彦の「ほのぼの君」といったフォロワーも生んだ。かなり早い時期に詩人の谷川俊太郎氏の翻訳で鶴書房という出版社から紹介され、膨大な数が出版されていた。私も中学生くらいの頃結構読んだ覚えがある。

 今回読んだのは、鶴書房が倒産して版権を受け継いだ角川書店から出ているシリーズで、正式には「A peanuts book featuring Snoopy」というタイトルでこれも全26巻というかなりの冊数のものの第1巻。このシリーズでは作品をクロニカルに収めてあるようで、この巻では1986年の9月から翌1987年の4月頭までの半年分が収められている。
 ページを開くと、1ページに一本、日本語訳を併記する全く昔ながらのレイアウトで懐かしい。英語の勉強にもなりそうだが、意外と難しい単語などもあり、中学生くらいにはややハードルが高いかも。 
 当然私が中学生ぐらいの頃(1970年代後半)に読んだものと比べるとずいぶんあとの作品なわけで、私にはなじみの薄い新キャラクターが増えている。タピオカ・プディングとかリディアとか全く知らないキャラもいるのだが、世界観がしっかり確立しているので新キャラが出てきても全く違和感などはない。
 作品全体は70年代っぽい雰囲気が強く、平和でちょっと哲学的。考えようによってはブローティガンの作品に近い雰囲気さえ持っているとさえ言える。
 様々なエピソードが(掲載の新聞では)数日にわたって語られる場合が多く、この巻でもタピオカ・プディングの話やサリーのクリスマス・ツリーの話、バレンタインカードを待ちすぎて郵便受けに嵌ってしまうチャーリー・ブラウンなどの連載エピソードががあるが、個人的にはスヌーピーがウッドストック部隊を率いて砂漠を行軍してゴルフ場のバンカーを荒らしてしまいチャーリー・ブラウンがその尻拭いをさせられる話が面白かった。

 この作品は、昔はいざ知らず今ではスヌーピーの人気ばかりが先行してしまって、スヌーピーは大好きだけど原作は全然読んだことないという人が結構多いのではないだろうか。そういう人には是非一度手にとって欲しい。
 正直読んで大笑いするような作品ではなく、じんわり面白い。ハマる人はハマるだろう。現代人にはちょっとスローすぎるきらいはあるが、忙しすぎる現代、漫画くらいこのくらいスローでもいい。
.06 2012 コミック comment0 trackback(-)

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