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マーラー 君に捧げるアダージョ


Mahler auf der Couch 2010年 独・墺
監督:パーシー・アドロン、フェリックス・アドロン
出演:ヨハネス・ジルバーシュナイダー、バーバラ・ロマーナー

先日放送されたマーラー伝記映画二連発の二本目。2011年の没後100年に合わせて製作されたのであろう、マーラーものの映画では最新作。

 マーラーは晩年、アルマの不倫騒動が発覚して精神が不安定になり、フロイトの精神分析を受けたのだそうだが、この映画はそのエピソードを取り上げ、マーラーがフロイトにアルマとの関係を語っていく形で進んでいく。
 指揮者として一世を風靡していたマーラーの伝記映画でありながら、マーラーがオーケストラを指揮するシーンが一切ないというかなり安上がりな映画である。そういう意味ではばんばんオーケストラを指揮するシーンがあった「のだめ」よりも手抜きな映画だが、マーラーとアルマの周りの人物、アルマの母やツェムリンスキーとかブルーノ・ワルターとか、マーラーの妹ユスティーネとかに、次々にインタヴューしてゆくという独特の手法でマーラーとアルマのなんとも独特の夫婦関係を浮き彫りにしていく。この映画ではユスティーネがアルマを非常に嫌っていて、伝記にはそんなことは書いてないと思うのだが、これを見ていると実際そうだったのではないかと思わせて興味深い。

 そこにエサ・ペッカ・サロネンの指揮による「第10交響曲」の第1楽章アダージョが鳴り響く。この映画では第4、第5がごく一部だけ使われている以外はほとんどこの曲だけが使われていて、そこは徹底している。この映画の邦題「君に捧げるアダージョ」はこの第10交響曲第1楽章を指しているのだ。ちなみに原題「Mahler auf der Couch」は「ソファの上のマーラー」の意味で、精神分析を受けるマーラーを指している。

 さて先日観たケン・ラッセルの「マーラー」よりはずっと伝記映画としてはまともなような気はする。ただこちらはマーラーとアルマというふたつの個性のぶつかり合いが主眼に置かれているので、マーラーの伝記映画というよりはアルマの著書である「グスタフ・マーラー 愛と苦悩の回想」の内容に近いような印象を受けた。あと性的な描写がしっかりあるのでアカデミックな用向きにはちょっとアレかも。
 そういえばアルマのこの著書、以前持ってたんだけどどこに行っちゃったかな?読んでみたくなった。
.23 2012 映画(欧州・アジア) comment0 trackback(-)

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