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アニメ「坂道のアポロン」OST


 アニメ「坂道のアポロン」のサウンドトラック盤が発売されたので早速聴いてみた。

 「カウボーイビバップ」のサウンドトラックを聴いた人ならわかるだろうが、菅野よう子という人は、まあ一言で言うなら天才である。世界中に存在するありとあらゆる音楽のパターンを熟知していて、ジャズ、ロック、世界中のポップスから民族音楽的なものまですべてぶち込んであったのが「カウボーイビバップ」の音楽だった。その守備範囲の広さには驚かされるし、そういうありとあらゆるジャンルの音楽を、言い方は悪いがでっち上げているわけだが、そのでっち上げのレベルが恐ろしく高いのだ。
 その菅野よう子が、今回はジャズに特化した作品で音楽を担当する。「カウボーイビバップ」でもその雑多な音楽性の中でジャズがひとつ柱だったわけで、どんな音楽を聴かせてくれるのか非常に楽しみだった。

 作品の性格上、このアルバムには劇中で主人公たちが演奏するトラックと、劇伴のトラックが共存している。
主人公たちが演奏するトラックはもちろん「Moanin'」や「Bat Not for Me」といったスタンダード曲をトランペットのワンホーンカルテットなどで演奏したものだが、劇伴のオリジナル曲も編成こそ違うがジャズのテイストが効いた曲が並んでいる。
 一曲が短いのが難点ではあるが、スタンダードを含めてどれも期待通りの優れた演奏で、サウンドトラックとしてではなくジャズのアルバムとして充分楽しめる内容だと思う。

 スタンダード曲はどれも現代風のスマートな演奏になっていて、60年代のゴリッとした印象はないものの充実した演奏。「Moanin'」のアドリブの途中でテンポが上がるところはいかにも21世紀の演奏だなあと思うが、決して悪くない。劇中では淳兄が歌う「Bat Not for Me」などはチェット・ベイカーに比べればぐっとスリムで聴きやすい演奏。もっとダークでスモーキーな雰囲気が欲しい気もするがこれはこれでなかなかいい。「My favorite things」はわざと(?)たどたどしい英語で律子役の声優さん南里侑香さんが歌うのだが、ここはまるで南里さんが以前演じていたバブルス(パワーパフガールズ)が歌っているみたいで超キュート。文化祭の演奏の薫と千太郎のデュオを模したメドレーも、短いが素晴らしい演奏で、早く映像で観たい。

 劇伴トラックの方は、ジャズのイメージから遠く離れることは基本ないものの、「YURIKA」のように60年代には存在しなかったフュージョン風味だったり、「Apollon Blue」のようにニューエイジ風のオーケストラ演奏だったりと多彩。アニメ自体もそうだが、60年代の話だからといって作品自体に古臭さは全くないのだ。

 ところでAMAZONに菅野よう子のインタヴューがあって、これを読んで度肝を抜かれた。彼女はジャズが苦手なのだそうだ。
苦手でこんな作品を軽々と創りあげてしまう。まさに天才だ。
.28 2012 ジャズ comment0 trackback(-)

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