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アーサー・C・クラーク イルカの島


 アーサー・C・クラークのジュブナイル海洋SF。MINMINの病院の談話室の本棚にあったので、手術を待っている間に読んでしまった。

 16歳の少年ジョニーはある日家のすぐそばで非常停止したホバーシップに乗り込んで密航するが、そのホバーシップが南海上で事故を起こし沈んでしまう。漂流して絶体絶命のジョニーを救ったのはイルカたちだった。ジョニーがイルカたちに運ばれた先は科学者たちがイルカ研究のために暮らす島だった…

 とにかく、今となってはノスタルジアさえ覚える、見事なまでのジュブナイルなのだが、同じ作家の「2001年宇宙の旅」とか「幼年期の終わり」などよりもこちらのほうが楽しめた。非常にシンプルなストーリーで、SFとしてのギミックはただひとつ、限定的ではあるがイルカとコミニケーションが取れるということだけ。そのギミックだけで文明論として、少年の冒険の物語としてちゃんと読ませる。これを読むと最近のSFって、なんだかひどくややこしいものになってしまっているんだなあと実感した。

 また海に対する作者の愛情がにじみ出ている点も見逃せない。ここで描かれている海の美しい描写が見事。ただのSFに終わらない、非常に良質な海洋SFの傑作だと思う。どちらかというとSFファンよりも海が好きな方に読んでほしい一冊だ。ただし現在は古本でしか手に入らないようだ。
.18 2012 SF comment0 trackback(-)

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