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22光年先のハビタブルゾーンに地球型惑星


 久々の宇宙ネタは欧州南天天文台(ESA)が発見した新しい居住可能候補惑星のニュース。
国内のニュースでは意外と小さな扱いだったが、最近こういう発見が多いのでニュースバリューが低いと思われているのかな。

 我々の太陽系からさそり座の方向に22.1光年。そこにgliese667星系がある。
 この星系は三重恒星系で、それぞれが太陽の70%ほどの質量を持つAとBの2つの黄色矮星が5~20AUの楕円軌道を約42年で廻り合っていて、もう一つの赤色矮星Cがその56~215AUというはるか外側の楕円軌道を回っているというかなり複雑な構成の恒星系である。今回見つかったのはその外側の赤色矮星Cから0.12AUの距離の軌道を回る惑星である。Gliese667Ccと名付けられたこの惑星は地球の約6倍の質量があり、その軌道は見事に「ハビタブルゾーン」に入っているのだそうだ。
 こういう複雑な恒星系だから、この惑星から見た星空を空想すると楽しい。きっと夜空にはかなり大きな2つの星(AとB)が輝いていて、もしその惑星に文明があれば、その二つの星が気の遠くなるような時間をかけて天球を廻っていることに気づくだろう。

 最近はこういう発見が非常に多くて、太陽からほんの数十光年の距離にかなりの数の惑星が見つかっている。以前話題になったgliese581星系もわずか20光年の距離だった。実はこの宇宙は居住可能な惑星にあふれかえっているのかもしれない。赤色矮星というのは暗い星なので遠くのものは観測できないわけだし、我々が知ることができない相当な数の惑星が宇宙には存在しているのだと考えていいだろう。

 ところでハビタブルゾーンという考え方はどうなのだろう。太陽系でハビタブルゾーンに入っているとされる、ある程度の大きさを持つ天体というと地球と月だけだ。しかしその2つの天体のうちひとつには、全く生命など存在し得ない。一方、金星や火星はもうちょっと条件が違えば生命が育っても不思議はなかったと言えるし、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスには生命がある公算が高いとも言われている。我々の太陽系を見ただけでも、ハビタブルゾーンにある天体でも生命が育つ環境を全く持たない星があるし、逆に恐ろしく寒冷なはずの星が地熱などの要素で生命が育つこともありうるわけだ。生命の育つ可能性がハビタブルゾーンに限定されないのであれば、「生命があるかもしれない惑星」の候補の数は更に増えることになる。
 ハビタブルゾーンという考え方は「水が液体で存在できる温度帯」のことを指すらしいが、それで「人類が住める環境」を考えているのならそれは人間中心の誤った考え方だと言わざるを得ない。20光年先に人間が住むために行くなんてことはありえないのだし、生命の発生はもっとフレキシブルなものかもしれないのだから。
.10 2012 宇宙 comment0 trackback(-)

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