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2011年 P&Mアウォード

このブログで取り上げた中で、2011年のベストワンを選んでみました。


 今年は昨年よりもさらに読書量は減少、いきおい心に残った作品も少なかったわけだが、バルガス・リョサの巨篇「世界終末戦争」とアストゥリアスの「大統領閣下」の南米勢、アナトール・フランスの「神々は渇く」といった長編が印象に残った。
 この三作はいずれも「正義」というものの諸相について述べた作品で、正義がぶつかり合うとき、正義が強制されるとき、そして正義が歪むときをそれぞれが語っていて、ビンラディンが、カダフィが、そして金正日が倒れ世界中で「正義」が揺れた今年読むのにぴったりな作品だったと思う。
 で、ベストにはそれらと対極的な作品であるシュティフターの「晩夏」を、あえて選ぼうと思う。
nachsommer.jpg
日常とはかけ離れた、時間がゆっくり流れる全く独特の作品で、これまでに様々な文学作品を読んできたが、これまでにこのような読書体験をしたことは一度もなかった。色々と問題点はある作品だとは思うが、細かいことは気にせず没入して読めばとてつもない感動を得られる作品だ。

映画
 実は今年、アニメばっかり観てて映画をあんまり観てないのだ。まして新しい作品はほとんど観ていない。古い名作を選ぶのもどうかと思うので、今回は特別に今年観たアニメシリーズから一本選ぶことにした。
 今年制作されたアニメにはかなりいい作品があった。「魔法少女まどか☆マギカ」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の二本は完成度が高く素晴らしい作品だった。「輪るピングドラム」はとても面白かったが全体では矛盾が多すぎ、ストーリー自体を理解するのに解説・解釈が必要である点で高く評価できなかった。そんななかでここでは1999年から2000年にかけて放送された富野由悠季制作の「∀(ターンエー)ガンダム」全50話を挙げておく。
turn_a_gundam.jpg
従来の「ガンダム」の世界観を捨て去り、「ガンダム」の呪縛に耐えながら、「ガンダム」を否定しつつ肯定した、そんな作品である。10年以上も前にこんな悟りの境地に達したような作品を作っていたなんて、富野由悠季という人は本当にすごい人だったんだなあと思わせる作品。
劇場版ではなく、TVシリーズ全50話観るべし。そうしてたどり着いた最終回のラスト5分の感動は尋常ではない。

ねこ
ねこはこれ。このあと彼らは「アソートファイブ」と命名されました。
DSC07348.jpg

その後の子猫の中の一匹。ずいぶん大きくなりました。もこもこしてカワイイ。
IMG_0710.jpg

と、いうわけで、2011年の更新はこれで終りになります。
今年は東北大震災という大災害が起き、このブログをご覧になる方の中にも大変な思いをされた方もいらっしゃることと思います。年が変わったからと言って状況が変わるわけではないかもしれませんが、新年が皆様にとって良い年であることを願ってやみません。
2012年もP&M_Blogにお付き合いいただきますようお願いいたします。
.31 2011 P&Mアウォード comment4 trackback(-)

comment

今年も楽しいブログをありがとうございました。piaaさんが熱っぽく薦めている本については、裏切られたことがありません。
「世界終末戦争」「大統領閣下」「神々は渇く」「晩夏」ともに、いつか読もうと思っていた本で、すべて本は手元にある(「神々は渇く」はこのブログを読んで買いました)のですが、悲しいかな本業が忙しく、ついつい後回しで積ん読の状態です。来年はもう少し読書量を上げて・・・、と思っていますので、とりあえずは「世界終末戦争」からスタートしましょうかね。

では、来年も、ブログの更新を楽しみにしています。
2011.12.31 16:46 | URL | SinB #Qhkulfr2 [edit]
SinBさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
遅レス申し訳ありません。

上に紹介した四作はどれも傑作でした。昨年はあまり数としては読めなかったのですがそんな中でこの4作が紹介できてよかったと思います。
今年もいい作品が紹介できるようそこそこに頑張っていきますので、
お付き合いの程よろしくお願いします。


2012.01.04 21:52 | URL | piaa #- [edit]
piaaさん

あけましておめでとうございます。

シュティフターが堂々の第一位なんですね。
ドイツ語を勉強したくせに、ドイツ文学がどうも肌に合わないという天の邪鬼ですが、piaaさんおすすめならぜひ読まなくては。

アソートな五つ子ちゃんもかわいいですねえ。

piaaさんの読書や映画、猫…いろんな記事を今年も楽しみにしています!
2012.01.07 01:46 | URL | vogel #9JN9NMwM [edit]
vogelさん、あけましておめでとうございます。

シュティフターはここ一年半くらいでけっこう色々と読んだのですが、「晩夏」は極めて静的な作品で、いろんな意味でかなり特殊な作品だと言えます。
いきなりこれを読むのではなく、短編を読んで彼の作風に慣れておいたほうがいいかもしれません。あとやっぱり夏に読むべきでしょう。

感想を待ってます!
2012.01.07 23:12 | URL | piaa #- [edit]

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