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プリンセスと魔法のキス


The Princess and the Frog 2009年 米
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ

日本では2010年春に公開された2Dアニメ映画。WOWOWで放送されていたのを、久しぶりに一家四人揃って観た。

 公開当時に、「今度のディズニーアニメのヒロインは黒人女性!」みたいな感じで話題になったような気もするのだが、実際の作品は特にそこを焦点にすえているわけではない。しかし、そこここにヒロインのティアナが差別を受けているような描写がごく軽く描きこまれていて、だからこそ現実的な夢に向かってがんばる現代的なヒロイン像が浮き彫りになる。マルティ・グラの日にそんなティアナの前に現れるのはさる王国の王子ナヴィーン。しかし彼は、すでに悪いヴードゥー使いドクター・ファシリエによってカエルの姿に変えられていた。キスすることで王子様に戻ると思いきや、なんとティアナまでカエルの姿になってしまう。
 カエルになった二人の、ミシシッピ川の旅がこの映画の中心で、いつもながら強力なサブキャラを配している。この映画ではミュージシャン志望のワニ、ルイスやホタルのレイが登場し、主人公達とともに珍道中を繰り広げるのだが、それにしてもミュージシャン志望でトランペットを吹くワニとか、よくそんなキャラを思いつくものだ。

この作品のティアナは、自分の力で夢をかなえようと努力する現代女性で、別に結婚に夢を抱いてもいない。一方のナヴィーンはイケメンだが怠け者のチャラ男。そんな二人がカエルの姿で旅をするうちにお互いに惹かれあっていくという筋立てもディズニーアニメとしては新味がある。
 これまでのいわゆる『ディズニー・クラシック』では、ヒロインはわりと受身の女性が多かったと思う。「白雪姫」は死んでいる所を、「シンデレラ」は舞踏会に出た所を王子様に見初められて結ばれた。どちらもヒロインの意思はあまりストーリーに関係していない。「眠れる森の美女」では事件が起こる前にオーロラとフィリップは出会って恋に落ちてはいるが、その後の展開は、オーロラはフィリップがマレフィセントを倒してキスしてくれるのを待つばかり。「リトル・マーメイド」のアリエルはエリックの許へ行くために人魚の国の王女としての身分を捨てる積極性を見せるものの、最後にアースラを倒すシーンではやはり結果待ち。ところがこの作品では、最後に敵と対決するのは王子様ではなくティアナ自身なのだ。

 サブキャラでは、前述のルイスたち以外ではティアナの幼馴染の親友で、富豪の娘シャーロットがいい。正直たいしてかわいくなく、ナヴィーンをモノにしようとがっつく肉食系女子ながら、友人のティアナのことは(白人と黒人という垣根を越えて)とても大事に思っているとてもいい子である。この子の存在なんかもいかにも現代的だ。

 というわけで、いわゆるプリンセスものディズニーアニメとしてはとてもアクティブでポジティブな作品になった。全体に非常に楽しい作品だった。残念なのはミュージカルナンバーに印象に残るナンバーがなかったこと。それと主人公たちと一緒に旅するキャラクターのひとりが死んでしまうのには少々驚いた。
.19 2011 アニメ comment0 trackback(-)

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