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アイガー北壁


Nordwand 2008 独/墺/スイス
監督:フィリップ・シュテルツル
出演:ベンノ・フユルマン、ヨハンナ・ヴォカレク

 日本では昨年公開されたが、さほど話題にはならなかったドイツ製山岳映画。WOWOWで放送されていたので録画して観た。

 1936年、ナチス政権下のドイツ。未登攀であったアイガー北壁に挑んだトニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサー。彼らの挑戦をクールなタッチと迫真の映像で描いた作品。
 この映画はベルリンの新聞社の風景から始まる。ここに務めている女性記者ルイーゼは、国家の意向で競争のようになっている「アイガー北壁登攀レース」に、故郷の友人トニーとアンディが有力視されていると知り、取材をすることになる。この冒頭部分がかなりスローペースで、なかなか映画の世界に入りにくい面があると思うのだが、第2次世界大戦前のこの時代の重苦しい空気を伝えていて重要な部分だと思う。

 中盤からアイガー北壁への登攀が始まると、悪戦苦闘するトニーたちと、それを安全なホテルから眺める金持ちたちが見事なコントラストを作るが、なかでもルイーゼの上司はムカつく俗物で、そういう部分を、ルイーゼを介することできめ細かく描く事で、前述の時代背景も含めて映画としてのリアリティが格段に上がっていることも特筆すべきだだろう。こういう部分をムダと評する向きもあるようだが、こういった細部を描かなければ単なる登山バカの映画に堕してしまうだろう。
 そんなところもうまく出来た映画なのだが、しかしなんと言ってもその映像のリアルさにまず驚かされる。これは一体どうやって撮ったのだろうというシーンが続発、アイガー北壁という場所の恐ろしさが観る者を圧倒して、その恐ろしさがゆえに画面から目が離せなくなってしまう。
 当時の風物を見事に再現している点も素晴らしいのだが、アルプスの光景自体が1930年代からさして変わっていないのかもしれない。 また演じている俳優達が日本ではあまり有名ではない、または無名の俳優さん達で、そこもこの映画のリアルさに一役買っているかも。

 実は一緒に観ていたMINMINはラストに衝撃を受けた様子。「なんであんな危険な山に登らないといけないのかわからない」「男って全く」などと言っていた。まったく仰るとおり。仰るとおりなんだが・・・男のロマンみたいなものって、説明できるものではないよね。
.07 2011 映画(欧州・アジア) comment0 trackback(-)

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