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森絵都 カラフル


 「世界終末戦争」がかなりヘヴィだったので、軽い作品を読もうと思って、今流行の日本の女流作家の作品を。
MINMINが持ってたので読んでみた。

 正直なんて事はない作品で、途中でオチは読めるし、まあ言ってしまえば中高生向きの一時間もあれば読めるホントに軽い読み物だ。内容的には毒にも薬にもならない、悪く言えばほとんど読む価値に欠ける作品だとも言えるが、文章自体は非常に巧く書かれていてそのへんがなんとなくアンバランスな印象を受けた。

 小林真の体に生き返った主人公は前世の記憶をなくしている。だから真の母親が浮気をした事や、ひろかが援交をしている事を知ってもそれは他人事だ。クールでいられる。「他人事」と「自分の事」とは全く違う。他人の目で見て悪くないと思えたとしてもそれは他人事だからこそではないのかな。もちろん今の自分の状況を客観的に見てみるというのは大切な事だし、人にはいい面も悪い面もあって、悪い面だけを見ずにいい面も見ようと言う主張はわからなくもないのだけど、そういうことを差し引いても上の二つの問題は中学生の真にとって無視出来るような問題ではないと思うのだけど。

 文章はかなり巧みに書かれていて、終始暗いトーンの話なのに文章自体は決して暗くならず軽妙な味を出している。中学生のはずの真の語りがややおっさん臭い気もしなくもないが、自分が中学生なのか中年なのかわからなかったわけだからそのへんはいいだろう。

 以前映画化もされているし、最近アニメ映画にもなっているらしい。というわけでアニメ映画のHPを覗いて見たが、キャラクターが全員本の印象と全く違ってて「えー」って感じだった。特に天使プラプラは違和感大。…というかああいうリアル志向のキャラでアニメにする意味があるのかな。
.24 2011 日本文学 comment2 trackback(-)

comment

ご無沙汰しておりました。

イマイチでしたか汗
内容的には確かにインパクトというか「毒」はないに等しいほどさらりとしたものでしたね…
文章は流暢に描かれ、心情は手に取るようにわかり易かったのには唸ってしまいそうでした。

piaasaさんに紹介していただいた熊谷達也さんの作品をやっと見つけることが出来たので、また僕も読んでみます。
2011.04.24 17:17 | URL | 藤咲 #- [edit]
いやこれは私の読み方がおかしいのかもしれません。
今時の若者は自分の好きな子が援交しててもさして気にしないのかもしれません。
まあでも私にとっては、今流行のアニメのセリフで言えば
「そんなの絶対おかしいよ」「わけがわかんないよ」
という事で、正直この作品の筆者の価値観が理解できなかったわけです。
文章は巧いのになあ。
2011.04.24 23:37 | URL | piaa #- [edit]

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