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栄光のル・マン


LE MANS 1971年 米
監督:リー・H・カッツィン
出演:スティーヴ・マックイーン

 「グラン・プリ」と並んでモータースポーツ映画の金字塔的作品。先月NHK-Hiでスティーブ・マックイーン特集の中の一本として放送されていたのを録画しておいたものをようやく観た。

 1970年のル・マン24時間レースに実際にエントリーして撮影されたそうで、迫力あるレースシーンが全編に渡って展開する、モータースポーツファンなら必見の映画だ。
 全編ドキュメンタリータッチで、セリフが極めて少ない。セリフの少ない映画というと「2001年宇宙の旅」が思い浮かぶが、この作品はそれをも凌ぐのではないだろうか。マックイーンのセリフらしいセリフは始まってから40分くらい経つまでない。
 ミシェル・ルグランによるタイトル音楽が流れる間の野宿しているファンたちを捉えた映像など、非常にヨーロッパ的なセンスの映画だ。これがアメリカ映画ということに驚かずにはいられない。ストーリーらしきものは極小に押さえられ人間関係の説明も全くなく、マックイーン以外に有名俳優も出ていないなど全くアメリカ人受けする要素がない。おまけに主人公が2位で終わるというシナリオもアメリカ人的には許せないだろう。案の定興行成績としてはまったくの失敗に終わり、マックイーンは自身のプロダクションを解散せざるを得なくなったそうである。

 とはいえこれはモータースポーツファンにとっては前述したとおり「グラン・プリ」と並ぶ名画であることに間違いはない。あちらが年間を通じてのF1を描いていたこともあり、F1という世界を取り巻く人間関係を描くのにかなりの割合を割いていたのに対し、こちらはル・マン24時間レースというたった一つのイベントに絞った作品なので人間関係などをばっさり削ってモータースポーツの怖さと魅力を描きだすことに注力している。その分「グラン・プリ」よりもさらにストイックである。なのでモータースポーツになじみのない一般の映画ファンには敷居の高い作品に違いないとも言えるだろう。

 それにしても、自らがレーシング・ドライバーで、映画を通じてモータースポーツの魅力を伝えたいと願って私財を投げ打ってこんな映画を作ってしまうマックイーンの情熱はすごい。この映画、公開時こそ失敗だったけど40年経ったいまでもモータースポーツ映画の最高峰として語り継がれ、こうやってビデオや放送で観られ続けているわけなのだから、彼の想いは実を結んだと言っていいのだろう。
.23 2010 映画(ハリウッド) comment0 trackback(-)

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