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15光年先にリングワールド

ringworld-714892.jpg
 こんな驚くべきニュースがなぜ日本のメディアでは黙殺されているのだろう。4月1日だからかな。
ESO(欧州南天天文台)による3月31日の発表で、太陽系から15光年離れた赤色矮星Gliese876の周りを人工的な建造物であるとしか考えられないリボン状の物体が周回している事が明らかになったことを公にしたのである。
 従来Gliese876には三つの惑星が存在すると考えられていたが、その根拠はドップラー偏移法に基づいていた。しかしその後の追跡観測のデータがどうしても理論的に整合せず、このずれが三つの惑星の存在では説明できないのだ。ではどうしたらこの観測データが説明できるか。巨大な固体のリボン状の物体が恒星の周囲を周回していて、しかもその軌道が不安定になって傾いたまま公転している状態を考えると完全に説明がつくのだ。もちろんESOは裏付けのために長期の観測を行い、他の可能性をすべて廃したうえでの発表となった。
 当然ながらこれが自然に形成されるはずがなく、この星系には高度な(それも人類などとは比べ物にならないほど高度な)文明がある、またはあったと言う事になる。間接的にとはいえ、地球外文明の少なくとも痕跡を発見したわけで、人類史上最大の発見といえる。

 ESOによると、この「リボン状の物体」は平均軌道半径約0.9AU、リボンの全長はおよそ4億3000万キロ。公転周期は15.6日。
 これはまさにSF作家ラリイ・ニーブンが考えた「リングワールド」そのものである。暗くて冷たい小さな恒星である赤色矮星が母星なので、ニーブンが考えたものに比べるとかなり小さいが、それでも驚くべき巨大さを持つ。いったいこの巨大なスペースにどんな文明が、文化が栄えていたのだろうか。知る事はかなわないが、創造力を刺激するものだ。
 ただし前述のようにこの天体の公転は現在かなり不安定になっていて、近い将来恒星に落下する可能性が高いと考えられる。だからこそ発見できたわけでもあるのだが、「リングワールド」の小説同様、管理する文明が滅びてしまったのだろうか。

 それにしても、他の恒星系に文明が存在するであろう事は自明の事だと考えている私にとっても、こんなものがわずか15光年先にあったなんてほんとうに驚きだ。銀河系にはこういった文明の痕跡がごろごろしているのかもしれない。そしてこういうものがあるという事は、こんなものを作るほどの技術を持つ文明が外の恒星系へ進出する事をしなかったという事を示している。それはとりもなおさず恒星間旅行など不可能なのだという事実を示しているのではないだろうか。
.01 2010 宇宙 comment8 trackback0

comment

外の恒星系へ進出したことにより管理が出来なくなったのかも知れないし、外の恒星系へ出るときの港のようなものかも知れない、出る者と残る者とで分かれたかも知れない。

いずれにしても、その存在が進出する事をしなかったということを示してるわけではないかなと思ったり。

随分久しぶりのコメントを書く気がします。
2010.04.01 07:03 | URL | ねいむ #- [edit]
ステープルドンの「スターメーカー」には多数のダイソンスフェアを構築する文明が登場しますが、一方で恒星間旅行はそれよりもさらに困難な事業として描かれていて、近代SFに慣れ親しんでいる身としては違和感がありました。しかし実際の恒星間距離を考えてみると、通常のSFに描かれるよりも恒星間旅行ははるかに困難で、はるか未来まで実現困難かもしれません。

本題と外れますが、「エイプリルフールか?」あるいは「エイプリルフールだったら良かったのに」というニュースが多くなり、エイプリルフール記事を素直に取れない場合があります。最近では阿久根市長の一連の行動など、正にそんな思いで見ています。
2010.04.01 19:52 | URL | X^2 #CypyILE6 [edit]
エイプリル・フールの大嘘記事にマジレス(?)させてしまい申し訳ありません。
で、こちらも真剣に答えてみます。

リングワールドとかダイソン球を作る文明は、可能なら探査程度なら行うかもしれませんが、絶対に他の恒星系に(居住するために)進出する事はありません。リングワールドを作って得られる居住空間は人類にとってほとんど無限大にちかい広大さを持っていますし、そこに母星の環境をほぼ再現できるわけです。
そんな住環境を実現できていながら、どんな怪物や猛獣や疫病が待ち構えているかもしれない遠くの小さな惑星に移住するというのはありえません。リスクと費用対効果を考えたら、そういう無意味な事をするはずがないのです。SFではこの費用対効果というものが無視されている事が多いと思います。

私が「文明は外の恒星系へ進出する事をしない」と考えるのは、私自身ワープとかそういう超光速航法などというものは不可能だと思っているからでもあるのですが、技術的に難しいというだけではなく、そうする積極的な理由がないからなのです。地球の数万倍の表面積を持つリングワールドを作るのと、恒星間宇宙船を作って数万人単位の人々をリスクの高いほかの惑星に送り出すのと、費用対効果という点でどちらが有益か考えるまでもないと思います。

リングワールドやダイソン球が本当にあるとしたら、それを作った文明は恒星間旅行をあきらめた文明なのです。そしてきっと人類も最終的にはその選択をすると考えます。そんな技術レベルに到達するまで人類が生き延びていたらのことですけどね。
2010.04.02 00:11 | URL | piaa #- [edit]
むしろ超光速航行やワープ航行を取得することが出来なかった場合の方が恒星系へ進出するような気がします。
上の航行が可能ならば、探査のために必要な拠点地点が母星で賄える可能性があるのに対して、これらの航行が不可能な場合に探査を行なう場合には母星では遠すぎる可能性があり、拠点となる存在が必要になると。
不可能という過程の下に置くと、技術が存在しないことで近辺の探査で納得し、遠方の探査を諦める派と戻れないことを知りつつも進出する派とで人類が分断するような気がします。
個人的には人類の好奇心、そこで終了とはならないという予想ということで(笑)
2010.04.02 07:22 | URL | ねいむ #- [edit]
SFファンが星の世界に夢を持つのは当然ですし、私も人類が星々を駆け巡るような時代が来てほしいとは思うのです。
しかし上にも述べたように経済原理がそれを許しません。
NASAが今、火星のテラフォーミングをはじめるから予算をくれと議会に要求しても否決されるでしょう。それと同じ事です。移住推進派は政府を納得させる事ができません。お金がなければどんなに高邁な理想も実現できませんからね。

同じ地球でも違う大陸に行けばその土地の人々とコミュニケーションするのに困ったり、口に合う食べ物がなかったり、風土病にかかったりします。まして他の星、人類が住めるようになるには大変な時間と犠牲、それに費用が必要なはずです。そう考えると、他の星に移住するというのは非現実的なのです。

もちろん人類の好奇心は終わるはずがありません。きっと今のNASAが外惑星探査をしているように、小さくて安価な探査機を打ち上げて近隣の星々へ向かわせるでしょう。
どんなに文明が進んでも、そういう事情は変わらないのです。
2010.04.02 13:13 | URL | piaa #- [edit]
もう一度月へ行きたいから予算を、は通りませんでしたが軍事費の予算は通りました。
費用の差はどうでしょう。
これは経済原理というものではなく、それに注げるかに尽きるかと。
今、テラフォーミングをするというのでは否決されるでしょうが、未来ではどうでしょう。
出来るか出来ないか、いくら掛かるか分からない。
出来ると分かり、その効果が説明できるだけ進めば説得できると。
星に人類が住めるようになってからの移住の可能性、短時間で環境を変化させる技術、環境を変えずとも移住できる技術、これらの可能性を考慮すると非現実とはとても言えないような気がします。

想定している科学の発展度に差が大きくあるみたいですね。
安価な探査機を打ち上げて近隣の星々を探査するように、銀河の外の惑星を知れることも可能かもしれない。
2010.04.03 07:30 | URL | ねいむ #- [edit]
この議論の前提として、私は「リングワールドを作った文明」について述べています。ではリングワールドを作る事を決意する文明というものはどんなものでしょう。
それは「外の恒星系に移住するよりも自分のところの太陽系を改造したほうがよい」と考えた文明なのです。
そして人はその選択を迫られたらほぼ確実にそちらを選択します。あなたが今住んでいる家が非常に快適だったとして、その家を増築するのと、今はジャングルしかない無人島に移住するのとどちらを選ぶでしょうか。あなたは無人島も楽しそうというかもしれませんが、あなたのお母さんや奥さんは絶対にそうは言わないでしょう。

単純な移住にかかる費用は別にしても、あなたのいう「短時間で環境を変化させる技術、環境を変えずとも移住できる技術」を持っていたとしても、いまそこにあるリングワールドに住むことに比べて、そんな技術を行使してまで「移住」しなければならない理由があるでしょうか。
月への予算は通らないが、軍事費の予算は通る。それはそっちのほうが重要だと政府が考えるからです。逆に言えば移住が必要なら予算は通ります。ただ、リングワールド(=ほとんど無限大の居住地)を持っている政府が移住を必要だとは決して考えません。だから予算は通らないのです。

この議論はもうこれで終わりにします。ご意見ありがとうございました。
2010.04.03 22:40 | URL | piaa #- [edit]
記事自体が嘘というのは分かっていてのものですよ。
一つものからの結論の出し方に疑問を持っての議論だったのですが……
思考自体を普段とあえて変えているのでしたら見事に嵌ってしまってますがね(笑)


>ではリングワールドを作る事を決意する文明というものはどんなものでしょう。

例えば上の文章があります。
でもわざわざ決意せずとも作れてしまう文明であるかも知れない。
そう捉えると、

>「外の恒星系に移住するよりも自分のところの太陽系を改造したほうがよい」と考えた文明なのです。

という結論の出し方に疑問符がつくことになります。
選択することを迫られれば、恐らく多くの存在は楽で安全な方を選ぶでしょう。
しかし、宇宙には敢えて危険な方の選択肢を取る方々もいるかも知れない。

世界を見ても、日本人を見ても実際に過疎地域や危険地域に移住している人たちがいます。
日本で快適に過ごしてきたのにある日、突然決意して移住する。
奥さんや家族は笑いながら愚痴を言っているそんなドキュメンタリー見たことはないですか。
多くはないが、ゼロではない。
そんな例がある限り絶対にそうは言わないでしょうとは言えないのです。

移住しなければならない理由、移住でもすっかという軽い気持ちかも知れない。

予算は通らない。
それらの技術を持った存在は経済観念に支配されていないかも知れない。
プロジェクトにも様々あります。国際協力から個人まで。
地球の国際ステーションのような幾つも出来ない、リングワールドに対して余裕のあると言えない技術文明であれば、移住という他の選択肢は無理でしょう。
しかし、個人が車を所有するようにリングワールドを所持できる文明もあるかも知れない。
もっといえば、リングワールドこそ移住先の恒星系での拠点となる可能性も。


あるかないか分からないものに対して断定するのはとても難しい。
そんな中で断定をしていた文章に興味を持ち、どんな理由や根拠を並べて説得してくれるだろうと思っていました。
でも、もしかしての可能性は覆されませんでした。
宇宙の広さと想像力に賭けて、矮小なミジンコから想像すら出来ない遥か先を行く文明の存在を信じて。

ちょっと意地悪な対比でしたが、お付き合いありがとうございました。
実に不平等な議論でしたよね。
2010.04.04 01:10 | URL | ねいむ #- [edit]

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