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ローマの休日


Roman Holiday 1953年米
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック

 言わずと知れた傑作。ロマンティック・コメディの古典でもある。NHK-BSで放送していたのをついつい観てしまった。

 久しぶりに観てみると、この映画ってこんなに笑えたっけ、というのが一番の感想だ。特に前半はかなり笑える。
 名匠ウィリアム・ワイラーの演出が素晴らしい。例えばアンがローマでの滞在先のお城みたいなところから出て行くところで鏡張りの部屋を横切るシーンとか、夜の街で夜警の影が壁に写るシーンとかでアンの不安を見事に表現したり、ジョーの部屋やスペイン階段のシーンなどでの、白黒なのに極めて色彩感を感じる映像など本当に見事。ジョーが最初は銭のネタとしか思っていなかったアンと一日付き合っているうちに、彼女の純粋さに惹かれていく様子が非常に明快に描かれている点も見事だし、チョイ役のサブキャラ…タクシーの運転手や美容師の兄ちゃん、ジョーの下宿のおじさんとか…が非常に生き生きと描かれている点もこの映画の魅力をさらに強力なものにしている。現代では考えられない抑制の効いたストーリーも古きよき時代を髣髴とさせて素晴らしい。

 まあそういう良さがつまった映画でもあるが、なんと言ってもこの映画の最大の魅力はこの作品がデビュー作だったオードリー・ヘップバーンだ、という事に異論のある人は誰もいないだろう。私はあんまり痩せすぎの女性は好みではないのだが、それでもこの映画の、驚くほど痩せている彼女の魅力には降参である。相手役のグレゴリー・ペックも彼女の魅力をうまく引き出している。ちなみにあの有名な「真実の口」のシーンは彼のアドリブなんだそうだ。クソ真面目そうな印象のあるグレゴリー・ペックだが、やるもんだなあ。

 ラストの、会見が終わったあと、誰もいなくなった会場を去っていくジョーを長回しで追うラストシーンには深い思いがこもっていて、観るものに強い余韻を残す。俳優の魅力と演出の巧みさが噛み合って素晴らしい名作が出来上がった奇跡のような作品だと思う。

 ただスペイン広場のシーンで、時計が物語上ありえない時間を指しているのだけが気になった。ここは明らかなミス。現代のデジタル技術で修正しちゃってもいいのではないだろうか。
.08 2010 映画(ハリウッド) comment0 trackback0

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