
Котёнок 1996年 露
監督:イワン・ポポフ
出演:アンドレイ・クズネツォフ
ntmymさん激賞のロシア製ねこ映画。ntmymさんの記事を読んで観たいと思いTSUTAYAで借りてきた。そしたら今日は旧作レンタル100円だった。ラッキー。
モスクワに住む少女マーニャは誕生日におばあちゃんに子猫のチグラーシャを買ってもらった。マーニャと弟のサーシャはもう夢中。いたずらばかりのチグラーシャはお父さんとお母さんは困らせてばかりだ。そんなある日、窓から落ちてしまったチグラーシャは寒いモスクワの町をさまよう破目に。やがてチグラーシャは雑役夫のフェージンの家にやってくる。フェージンはたくさんの猫と一緒に住み、サーカスの猫使いに憧れる若者だった…
フェージンを演じるアンドレイ・クズネツォフは猫の調教師だそうで、出演している猫も彼のファミリーなのだそうだ。その猫たちの名演技がこの映画を支えている。猫がいかに気ままな動物かをよく知る猫を飼ったことのある人なら、本物の猫がこれほどまでに求められたとおりの演技を行えるという事にまず驚かされるだろう。しかもその演技をする猫が複数…チグラーシャ以外にも6匹くらいいて、親分的存在でドーベルマンをも撃退するワーシャ、芸達者なジンジン、いつも舌を出している詐欺師猫シャフといった具合にそれぞれの役割というかキャラが確立してるところがまたすごい。
猫を主人公にした実写映画というのは実現不可能なジャンルのひとつだと思っていた。これまでにあったものはアニマトロニクスを使ったりCGを使ったりして猫が喋るとかそんなのばかりだった。これは猫の猫らしい動きと鳴き声だけを見せて正攻法でそのハードルをクリアした稀有な一作だ。わが国の作品で「子猫物語」というのがあったが、あれはこれの足元にも及ばない。
チグラーシャ役の子猫もどうも全編同一の猫で、育ち盛りのあの年頃の子猫を撮ったのだからよほど短期間で撮影したものだと思われる。子ブタが主人公の「ベイブ」という映画が十数匹のブタを使っていることを考えると画期的だ。
猫という部分以外の、単純な映画としてもロシアでの市井の人々の暮らしぶりが伝わってとても興味深い。ロシアの子供たちは雪なんかうんざりだろうと思ったらふつうに雪だるまがあったり、動物を売りたい人たちの集まる場所があったりとか、お店に侵入されて怒って猫たちを追い出したが、逃げ遅れたジンジンにはソーセージを食べさせる店主のおっちゃんとか人情深いロシア人たち。そこはかとないユーモアと哀愁が漂うロシアらしい映画でもある。
もちろん猫の愛くるしさに圧倒されて見るだけでも全然OK。チグラーシャの子猫らしい愛らしさはもとより、フェージンの猫たちのかわいいこと。冒頭のチグラーシャ登場のシーンからラストの猫パンチまで猫好き悶絶必至の傑作である。
piaaさん、さっそくご覧になったんですね~(^^)
面白いですよね、これ!
とにかく意外と見所の多い映画でした。
それでもう猫たちの魅力的なことと言ったら、ほんとに悶絶ものです♪
私はフェージンが猫を肩に乗せて歩いているところも好きでした。猫を肩に! 憧れますね~~!
この映画観た事ある、と思って記事を読んだのですが、なんだか筋が記憶と違っていて不思議です。チグラーシャが窓からトラックの上に落ちて迷子になる辺りまでは記憶と同じなのですが、迷い込んだアパートの住人は若者ではなくて年寄りだった気がします。似たような別の映画があるのでしょうか?
> ロシアの子供たちは雪なんかうんざりだろうと思ったら
モスクワの街中だと、冬は寒いは寒いですが日本の豪雪地帯とは違って、それほど大雪は降らないような気がします。
ntmymさん、どうも~
いい映画をご紹介いただきありがとうございました。「ネコ映画の決定版」のうたい文句はダテではなかったですね。手元に置いておきたい映画です。
X^2さん、こんばんわ。
>若者ではなくて年寄り
フェージンはたしかに若者というにはちょっと年がイッてるかも。でも老人ではありませんね。似たような映画があるんでしょうか。
モスクワは、雪は相当降ると聞いています。日本の豪雪地帯ほどではないようですが…
こんにちは~
コチラ、お店で見かける度に手にとって気にはしていた
作品です。
猫好きのpiaaさんの太鼓判までついたなら、、観てみようかな~
と思ってしまいました!
これはぜひ観てください。猫好きなら必見ですよ。
チグラーシャたちが激かわいいのはもちろんですが、猫たちの名演技に驚かされ、さらにはこのロシア人監督の映画というものに対する真摯さが感じられて、普段見ている映画はなんて厚化粧なんだろうと感じさせられます。
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