スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

高中正義 虹伝説


 フュージョン・ギタリスト高中正義が1981年に発表したアルバム。LPでは2枚組みの大作だった。これも前回紹介した大貫妙子の「AVENTURE」と同じ大学時代の先輩が持っていてダビングしてもらって聴いた。もう25年以上も前の話である。今回「AVENTURE」などを買ったときについでに購入。これも久しぶりに聴いた。

 実はその頃私はすでにウエザー・リポートやアル・ディメオラを聴いていて好きだったので、高中の音楽は彼らの音楽に比べると軽くて深みに欠けると思っていた。いや今でもそう思っているのだが、それと聴いていて楽しいかと言うのはまた別問題である。これはライナーにあるゴブリンたちの冒険を音楽で追体験できる非常に楽しいアルバムである。楽しくて、懐かしくてついつい車でヘビロテしてしまった。

 この作品はウル・デ・リコというイタリア人画家が描いた「The Rainbow Goblins」という絵本を元にして、高中がその絵本の14の絵をイメージした曲を作曲・演奏したもので、幻想的なイメージと高中独特のトロピカルサウンドが一体となって不思議なファンタジー世界を生み出している。
 弦楽合奏で演奏される、クラシック音楽を思わせる「Prologue」でリスナーを一気に壮大なファンタジーの世界に惹き込むと、そこからは英語のナレーションも交えながら高中らしいトロピカルなサウンドのフュージョン・ミュージックを基本に弦楽合奏を加えた大編成でアルバムは進んでいく。途中途中にはヴォコーダーで加工された歌が入ったナンバーが置かれていたり、嵐あり、静かな夜ありといった組曲らしい起伏もあって巧みに構成されていて、70分に及ぶこの大作を飽きさせない。

 最後の曲、「You can never come to This place」が素晴らしい。冒頭の「Prologue」のメロディが戻ってきて、その上で高中がソロを弾いていく。ノスタルジックで美しく、それでいてエキサイティングでスリリングな演奏だ。
 ただ残念なのはこの最後の曲を含めてフェード・アウトで終わる曲が多いこと。このアルバムの性格上余韻を感じさせたくてフェード・アウトという演出はあるのだろうけど、やはり音楽として完結したものであってほしい気がする。そういう意味でもちゃんとエンディングをつけて終わって欲しい。それにフェードアウトって実際にはまだ演奏が続いていたわけで、そう思うとなんだか損したような気がするんだよね。
.24 2009 ジャズ comment0 trackback0

comment

post comment

  • URL
  • comment

  • password
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://piaa0117.blog6.fc2.com/tb.php/1057-197ff962

プロフィール

piaa

  • Author:piaa
  • Livedoorへ移転しましたので、そちらでお願いします。

    こちらのブログへのコメントはLivedoorに転載しますが、定期的にチェックしないので相当遅くなることもあります。

ブログナビ

P&M_Blog
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ --年--月
  ├ カテゴリー
  |  └ スポンサー広告
  └ スポンサーサイト
P&M_Blog
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ 2009年05月
  ├ カテゴリー
  |  └ ジャズ
  └ 高中正義 虹伝説

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

月別アーカイブ

カウンター

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。