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私が松○零士を嫌いなわけ

 ずいぶん長くこのブログをやっているし、いつもご覧いただいている皆さんは私の好みなどすっかりわかっていると思うのだが、今日はこれまで1000件の記事の中でも何回かちらっと触れたことがある、私の大嫌いなマンガ家松本○士について書きたいと思う。この作家が好きだという方にぜひ読んでいただきたい。

 まず、私はこの作家がはじめから嫌いだったわけではない。「宇宙戦艦ヤマト」は私が小学校5年くらいの時に放送されていて、初回放送時からファンだった。その後人気が出て屋上屋を重ねつまらなくなったが、これは松本というよりもプロデューサーの西崎氏の失敗だといえるだろう。松本の方は「キャプテンハーロック」とか「銀河鉄道999」など次々とヒットを飛ばし、マンガにとどまらず日本SF界の大物となった。その絵は独特のゆがんだ線が不思議なアナログ感を醸し出して、従来直線的な印象の強かったSFマンガの中で異彩を放ち印象深かった。SF以外の作品でも戦記物など他にない味わいがあった。
 だが私は、「銀河鉄道999」という作品には、はじめからどことなく違和感を感じていた。鉄道で宇宙旅行という道具立ての奇妙さもそうだし、メーテルと鉄郎の関係性が今ひとつピンと来ないのだ。

 私が決定的にこの作家が嫌いになったのは、この「999」のなかのあるエピソードを読んだからである。
それは「白骨の歌」というエピソードである。
 鉄郎とメーテルは、ある惑星に到着する。そこで鉄郎が知り合ったのはホロホロという貧乏なたまご売りの青年だった。彼はよその惑星に働きに出て行った恋人を待ち続け、今では骨だけの姿になっている。鉄郎はそんなホロホロに同情する。ところが折りも折、ホロホロは昔の恋人が婚約者を連れてこの星に帰ってきている事を知る。恋人に裏切られたと知ったホロホロは鉄郎を殴って気絶させ、鉄郎の銃で彼女と婚約者を殺害してしまう。地元警察は鉄郎を疑うが、メーテルの機転でいち早く列車に戻った鉄郎を逮捕する権限がない。鉄郎とホロホロはお互いに友情を感じながら別れる。というストーリー。
 アニメ版がここなどで観れる。アニメ版では原作にはない殺害シーンが克明に描かれているようだ。

 要するに…ホロホロは恋人に裏切られたと思ったので殺害したわけで、元カノにストーカーしたあげく殺してしまうようなものだ。第一自分に生活力がないから恋人に捨てられたわけで、みじめに骨になってる暇があったらなぜ自分も都会に出て一旗あげようと思わない?なにか理由があって地元に残らねばならなかったのなら逃げた恋人の事などすっぱり諦めて別の人生を探せばいい。それもせずにただ被害者意識を膨らませ凶行に及ぶ。これはもう立派な犯罪者で、わが国でこのような事件を起こせば無期懲役は確実、友人に罪を着せようとした事が露見すれば死刑でも全く不思議ではない。
 このホロホロという男も最低だが、その犯罪者に同情し友情すら抱く鉄郎は一体なんなのだろうか。

 こんなストーリーを書いたくらいなのだから、作者はこう考えていると思っていいという事になる。『女性は男性に隷属すべきで、一度愛したからにはいかなる障害があってもその男を愛し続けねばならない。男性を裏切るような女性は殺害されても仕方がない』、と。とんでもない話だ。女性の人格というものを全く考えてもいない。
もともとこの作家の作品には男性中心的なものを感じてはいたが、このエピソードは決定的だ。フェミニズムのかけらもない。

 他にどんな名作をいくつ残していようと、このエピソードひとつでこの作家は(少なくとも私にとっては)終わりだ。これが私がこの作家、松本零士を嫌い、軽蔑し続ける理由である。
.10 2009 日記など comment26 trackback0

comment

面白いなぁ。
これ、ミクシの俺の日記に転載してもいい?
たぶん、松本センセ、もてなかったんでしょう。
まぁあの風采と、正確ではむべなるかな。
君が考えるように「女性は男性に隷属すべきで・・・」
というほど封建的でマッチョな思想などなかったと思うなぁ。
ただただあまりにもてなかったの
女性不信になり女性に絶望し、
でも、横溢な性力と、渇望する
あこがれとルサンチマンの
二つの背反する強い重いが、
かたや女性を、ヤマトの雪や、
イスカンダルの女の人のように
非現実的にまで神格化し、
かたや「ハーロックのマゾーン」や
「ガンフロンティア」や「四畳半・・」にときおり出てくる
やたらレイプされたり、複数の男と寝たりする存在として
描かれたんでしょうね。
見事に中間がない。
メーテルだけが、存在と、目的は悪女・・というより
悪魔的だけど、人格としては女神という
矛盾を内包する女性として描かれているので
結果、一番キャラが立っているのではないのかな。
いずれにせよ。
ご指摘のように、被害者意識の塊にはちがいなく
漫画がなかったらアキバに行って大量殺人を
おこしたタイプかもしれませんね。
「モテなかったから」という言葉を残して。
ご指摘の回はだから、自己憐憫の回なんですよ。
ストレス発散というかね。
きっと、その時誰かにふられたんでしょう。
自分より生活力のある男に走られたんじゃない?
ただ、それだけのような気がする。
思想的背景じゃなく可愛そうな人なのよ。
でも、そのおかげであれだけの作家になったのかもしれない。
当時の読者も、そのモテないクン被害者意識を
共有する男子がおおかったとも言える。
だから多く指示された。
そういう喪男くんをずいぶん救ったと思うのよ。
かばうわけではないけど、ひょっとして、
そういうガス抜きでアキバ男や婦女暴行事件を
未然にふせいだかもよ。
もちろん逆の効果もあったろうけどね。
あ、ちなみに、私は、けっこう御大好きですよ。
作品も、ネタとしてのキャラも。
2009.04.10 02:49 | URL | 三代目。 #IOAUWdEk [edit]
たしかにね、指摘の通り松本氏はモテなかったのでしょう。そのコンプレックスがあの異常な女性像を作り出したのだと思う。
しかし謎めいた美しさを持つ松本氏の描く女性キャラはある意味魅力的だけど、冷静に読むと松本氏が「女性」というものが全く理解できていないことがよくわかる。メーテルもそうだけど、あれは男性が理解できない女性の謎の部分も含めて一方的に理想化された女性像といえるのでは。

三代目さんの言うように、誰かにふられて、自己憐憫からこのエピソードを書いたのだとしてもこの内容はやはり許されないと思うんだよね。

記事で書き損ねた事なんだけど、この作品のラストは、去っていく鉄郎の乗った999を見上げながらホロホロが呟くモノローグで終わるんだけど、これが自分が骨だけになってしまったことを嘆くばかりで、かつて愛していた女性を殺害してしまった事を悔やむようなことは一言も言わないのだ。これはこの殺しはホロホロにとっても作者にとっても正当だと考えていることの現われだと思う。
まあ現実の痴情のもつれからの殺人事件の場合でも、やったこと自体は許せなくても、加害者なりにつらかったんだろうなというような事はある。だから鉄郎がホロホロに同情する気持ちもわからなくもないんだけど、鉄郎はここでは主人公であり、その立場上客観的に公正なものの見方をしなくてはならないはず。鉄郎はホロホロに同情するのに飽き足らず、彼の殺人に事後的にとはいえ加担している点がまた許せない。鉄郎はホロホロに友情を感じているのなら罪を被るべきではなかった。まあ警察に突き出せとは言わないが、少なくとも自分のやったことを反省させる方向に物語を持っていくべきではないのか。

この作品を読んだり観たりして、感動したとか言っている若者がたくさんいるという事実に、ちょっと背筋が寒くなるんだけどね。
2009.04.10 22:17 | URL | piaa #- [edit]
恐ろしい話ですね。
徹朗が本当に友情を感じているのであれば、警察に
自首するように促すか自分が罪を被って出頭すると
いうなら話は理解できるのですが、ホロホロの風穴だらけの
容姿の惨めさに同調、同情しただけでかつての恋人を殺害
してもしょうがない的雰囲気が全体的に漂っていますね。

>男にしか聞こえない歌
ハイハイ女で悪うございました、ケッ。
聞こえなくて良かったホントに。

松本センセと言えばマッキーの歌を自分の漫画からパクったと
騒ぎ出したこともありましたね。
あなたこそ宮沢賢治からパクッたのではないのかスリーナイン?
と思っていましたが。
著作権をとやかく主張する人ほど他の人の作品からの影響を
無視してオリジナリティを強調するのはなぜなのでしょう?
2009.04.10 23:23 | URL | イーゲル #- [edit]
松本氏には『男おいどん』という名作(迷作)がありまして、結構好きだったんだけれど、あそこに彼の原点が実はあるのかも~と記事を拝読して思いました。
極端にもてない男の実像をデフォルメして描く技は優れているのですが、ときおりそういう彼に好意のようなものをよせる女性が出て来て、その瞬間に一気に世界は妄想の産物になってしまうのですよね。
悲惨な人生にもちゃんと微笑みかけてくれる女性がいるという幻想を形にすることでやはり自浄していたんでしょうねえ。

そういう屈折をつくづく自覚している人にとっては結構カタルシスのある作品なのかもしれません。

そういや鉄郎とメーテルの関係だって、底辺にいる男に優しくする美女という関係ですよね。その設定だけでかなり癒されちゃうのではないでしょうか(笑)
2009.04.10 23:39 | URL | manimani #- [edit]
しねしねしねしねしねしねしねしねしねいねしねしねしねしねしね松本零士大先生がきらいとはどいうことだ!!!お前のほうがよっぽどだいっきらいなんだよ!!おまえなんかこの世に必要とされてない存在だからさっさとしにやがれ!!!ざこざこざこざこざこざこ
2009.04.11 12:41 | URL | しねしねしねしね #- [edit]
>イーゲルさん

わざわざこんな不快なアニメを見ていただいたのですね。すいませんでした。私にとっても非常に不快なエピソードだったのですから、女性のイーゲルさんには本当に不快な内容だったと思います。まあ、女性の気持ちなんて全くわかっていない大昔の感覚の人の書いた話なので大目に見てやってください。

>manimaniさん

そう、「男おいどん」は松本氏の自画像なのでしょう。妄想が突っ走りカタルシスに突入するという部分では評価できるのかもしれませんね。ただし男性読者限定で。女性にとっては噴飯ものでしょう。ひょっとすると「999」も女性が読むのを想定していなかったのかもしれませんね。

>もうひとりのかた

この記事を書いた時点でこういうカキコミがあるのは想定していましたが、想定をはるかに超える幼稚なカキコミありがとうございます。笑わさせていただきました。
なおこのブログではこういうカキコミは消さずに晒しておく事にしていますのでご了承ください。
2009.04.11 22:25 | URL | piaa #- [edit]
検索でたどり着きました。30年ほど松本ファン(♀)です。
ガンフロンティアなんか読みますと、おっしゃる通り、
女性の人権無視しまくりのような漫画けっこうありますね。

とはいえ、松本先生は少女漫画も描いていた人なので
女性蔑視の思想はないと思います。あったらあんなに
美しい女性は書けないと思うし。

ただ、少年誌や成人誌に載せるときに読者の気持をつかむのが
うま買ったのだと思います。「世の男の理想世界」を
描くとどうしても女性が犠牲になるパターンが多くなるだけで。
その代り、戦場まんがシリーズなどを読みますと、
逃げ場がないぐらい、男の世界も相当残酷に描いています。
殺されまくって。

松本先生の漫画は、女性が読者の場合、男の子の気持になって
読む本ですね。
ホロホロの話だけで松本世界が嫌いになるのはもったいない気がします・・・。
2009.09.07 15:31 | URL | maya #yxBLcR7c [edit]
mayaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

mayaさんは女性としてこの作品、「白骨の歌」をどう思われますか?
あなたがホロホロの彼女の立場だったら?
ホロホロは好きな女が自分をないがしろにしたので殺したわけですが、このホロホロの殺人を許すのなら、例えば先日の港区で起きた耳かき店で知り合った女の子を刺した(被害者の女の子は今日亡くなったそうです)ストーカー殺人も許さないといけないと思うのですが。

私は、他の作品のすべてが素晴らしくても、倫理的に許されないような作品がひとつあれば、もうその作家は評価できないと思うのです。

>「世の男の理想世界」を描くとどうしても女性が犠牲になるパターンが多くなる

どうしてこういう考え方をされるのですか?
私は男の「理想の世界」は女性にとっても「理想の世界」でなければならないと思います。
2009.09.07 22:15 | URL | piaa #- [edit]
>倫理的に許されないような作品がひとつあれば、もうその作家>は評価できないと思うのです。

piaa さんは一つ大きな勘違いをされています。
物語を見る視点が違います。

この作品は、ホロホロの殺人を賛美して描かれているわけじゃないです。999という作品は、「白骨の歌」に限らず理不尽な星や
ひどい人間ばっかりです。誇張されているけれど実社会となんら変わりません。

そしてもし、そんな999の世界をあなたのように一女性、もしくは
裁判官的視点で見るならば松本零士はけしからん作家だということになります。しかし、999は「鉄郎の視点」で見た世界を松本先生が描いたものです。だから鉄郎の気持になってストーリーを
見て初めて良さがわかると思っています。

あの星で、鉄郎はホロホロはみじめな男だとおもったはずです。
元彼女の女には他人の心の気持ちを理解できない冷たい女性だと思ったでしょうね。そうやって回りから鉄郎が学んでいくストーリーです。回りの大人の行動やいろんな星をたずねて、自分だったらどうするのか、どう生きていくか、大人になってどういう社会を作るのか、考えていく作品ですから。




2009.09.08 14:59 | URL | maya #yxBLcR7c [edit]
この作品、確かにホロホロの殺人を『賛美』はしてないようですが、あきらかに『容認』していますよね?

鉄郎は元カノを殺して自分に罪をなすりつけたホロホロをかばってそのまま星を去るわけですが、それは正しい事ですか?
鉄郎の服と銃で鉄郎の犯行に見せかけようとした工作をした上で彼女らを襲っているのですから、ホロホロの犯行は確定的な殺意に基づく計画的犯行です。
ホロホロは元カノを愛するあまりに思いあまって殺したのではありません。自分が骨になるまで愛したのに彼女が去っていくのを知って、自らのプライドが傷ついたから殺したのです。
だからラストで去っていく999を見上げながらホロホロが独白する言葉は全て自分の不幸を嘆く言葉ばかり。愛する人を殺した後悔や痛みを一言も口にしません。それはホロホロが後悔も痛みも感じてないからです。彼にとって、この殺人は正義なのです。

で、それを容認した鉄郎も、もちろんそれを描いた松本氏もホロホロと同じ気持ちなのです。私が許せないのはそこなんですよ。
本当に鉄郎がこの事件から何かを学ぶのなら、ホロホロが何らかの形で自らの殺人を悔いるような結末にしなければならないと思うのです。

元カノですが、「他人の心の気持ちを理解できない冷たい女性」でしょうか?東京で働いて仕事が軌道に乗り、故郷での惨めな高校時代のことは忘れて、婚約して故郷に戻ってみたらプータロー同然になっている高校時代の元彼が「俺を捨てるなんて許せない」と刃物を持って迫ってくる、そういう風に考えてください。まあ百歩譲って「冷たい女性」だったにしても、そんな女は殺されてもいいと鉄郎のような第三者は思うべきですか?殺害したのが友人だったとしても客観的に善悪を判断するべきではありませんか?

この作品でのあなたの言う『「鉄郎の視点」で見た世界』は全然客観的でないです。
私にとっては、どんな視点から見ようがこの作品は間違っています。
2009.09.08 22:37 | URL | piaa #- [edit]
こんにちは。たびたびおじゃまいたします。

>あきらかに『容認』していますよね?

いいえ。決して殺人行為を容認はしていないです。なぜなら鉄郎
は女を殺しに行こうとするホロホロを必死に止めようとしました。

>鉄郎は元カノを殺して自分に罪をなすりつけたホロホロをかば
>ってそのまま星を去るわけですが、それは正しい事ですか?

鉄郎は他人のために自分が何ができるかをとても大切に考える
少年です。

鉄郎がことの顛末を知ったとき、すでに列車の発車時刻が
せまっていました。ウロウロしていたら自分が警察につかまって
しまいます。それにホロホロが見つかる保障だってない。
だから鉄郎は旅人という立場で自分がとるべき行動を
考えたんです。それは黙ってその星を立ち去ることでした。
鉄郎は心のやさしい少年なので結局はホロホロを
かばった形になっただけです。
piaaさんはそれが許せないのですね?

>ホロホロの犯行は確定的
>な殺意に基づく計画的犯行です。

計画的というよりも、元カノが見知らぬ男と一緒に
帰ってきたことを知って頭に血が昇って及んだ行為です。
短絡的で非道な行為です。

>愛する人を殺した後悔や痛みを一言も口にしません。
>それはホロホロが後悔も痛みも感じてないからです。
>彼にとって、この殺人は正義なのです。

いいえ。ホロホロは自分の行ったことを悔いています。
なぜなら、一時的な感情から唯一の生甲斐だった女性を
自分の手で殺してしまったからです。
もしホロホロにとって元カノを殺したことが正義なら彼は
穏やかな気持ちで遠ざかる999を見送ったと思います。
でも実際はそうではなかったでしょう?
彼はうなだれて泣いたじゃありませんか。涙も出ない顔で。
どうして後悔も痛みも感じてないといえるのでしょう。

確かにホロホロは女への恨みつらみ口にしていますが
それがすべて本心かどうかはわかりません。
なぜなら人間は口に出したことが真意だと限らないからです。
それは、あの元カノにも言えます。ホテルで自分の故郷を
ボロ糞に言っていましたが、やっぱり忘れられなかったんです。
だからこの星に立ち寄ったんですね。
人間の心は複雑なんです。

メーテルはホテルの食堂で鉄郎が元カノと連れの男性と
トラブルを起こしそになった時、鉄郎にいいました。
「人の心はわからないものよ」って。この言葉が
ホロホロ・元カノの素直になれない人間の弱さを
ダイレクトに表わしていると感じます。

>松本氏もホロホロと同じ気持ちなのです。私が許せないのはそ
>こなんですよ。

いいえ。そんなことはありません。前述のとおり、ホロホロは
自分のしたことを悔いています。逆に、piaaさんが、ホロホロが
後悔も痛みも感じてないと思うのが私には理解できません。

鉄郎やおいどん等の松本零士の描く主人公の男たちは、
女性に裏切られることが多いのですが、ホロホロと決定的に違うのは
こういうときは黙って歯をくいしばって泣くんですね。これが松本の考える
本当の人間の生き方です。決して逆上して相手を殺したりはしないのです。
piaaさんがおっしゃる松本氏がホロホロと同じ気持ちだというのは大きな誤解です。

命の重さについては、松本の戦場漫画シリーズをお読みになったことがあるならわかると思います。
命の貴さを説き、戦争は愚かなものだという視点から描かれた名作です。
松本先生は殺人を容認したり命を軽く見るような作品は描いていません。

>本当に鉄郎がこの事件から何かを学ぶのなら、ホロホロが何ら
>かの形で自らの殺人を悔いるような結末にしなければならない
>と思うのです。

何度も言いますが、ホロホロは自分のしたことを悔いています。
死ぬまで自分自身の罪の重さにもがき苦しみ続けるしか
ありません。胸の骨もなく、あの顔で死ぬまで。

鉄郎がホロホロと元カノから学んだことは、人間がいかに
弱い存在かってことだとおもいます。
物語全体が何となくホロホロを擁護するような雰囲気が
認められるのは、鉄郎のやさしさ故です。
良いとか悪いとかではなく鉄郎の性格です。
いつも自分でお節介をやいてビンボーくじを引くのが鉄郎です。

>元カノですが、「他人の心の気持ちを理解できない冷たい女
>性」でしょうか?

鉄郎が元カノを最初に目撃したのはホテルのレストランでした。
あの時メーテルは、貧しいここの星の人たちの心情に配慮して
お金に困っているわけでもないのに質素なラーメンを頼んだのでした。
では、元カノはどうしたでしょうか。もともとこの星の住人だった彼女は
貧しい星の暮らしを知っているのに、わざと周囲に見せつけるように豪遊していました。
あの時、鉄郎はメーテルと元カノという二人の大人の女性を見比べたはずです。
どちらが他人を思いやる温かい心をもった人間なのか鉄郎なりに考えたんです。
だから、ホロホロに「あんな女のことは忘れろ」って必死になって殺人を止めたのですね。

>この作品でのあなたの言う『「鉄郎の視点」で見た世界』は全
>然客観的でないです。
>私にとっては、どんな視点から見ようがこの作品は間違ってい
>ます。

ホロホロのやったことはれっきとした犯罪行為に違いありません。
しかし、どんな人間でも罪を犯し過ちを犯します。
罪や過ちは何も法律上のものとは限りません。
何気ない一言が他人を自殺に追いやることだってあります。
piaaさんだって私だって理屈通り・客観的に生きられません。
知らず知らずのうちに誰かを傷づけたり、傷つけられたり
しながら生きていると思います。そういった人間の弱さを
松本は999の中で沢山描きました。そのうちの1話が
白骨の歌なんです。999は鉄郎の旅物語ですから
ホロホロがその後、警察に自首したかどうかはストーリ上
明らかになっていませんが、殺人を容認するような作品では決してありません。

piaaさんが松本作品を嫌いだというのは全くの自由です。
しかしその嫌いな「理由」について、piaaさんのお話を聞くうちに
疑問点がずいぶんでてきてしまったので何度もおじゃました
次第です。もしかして御不快に思われた点があるかもしれませんが
一ファンとしてこういったお話ができてうれしいです。

もしよろしければ私のブログにもお暇なときおいでください。
長々と失礼しました。
yahoo!blog ID: maya3565z
2009.09.11 19:08 | URL | maya #yxBLcR7c [edit]
う~ん、ことごとく私とは意見が違いますね(笑)。

たしかに鉄郎が意識を取り戻した時には、列車の発車時刻がせまっていたのでどうする事もできませんでした。しかしそれは、作者がそう描いたからです。鉄郎が本当にホロホロに友情を感じているなら…自分に殺しの罪を着せようとした男に友情を感じる事自体おかしいのですが…、一度鉄郎が捕まってホロホロが鉄郎を救うために自首してくるような展開にするか、あるいは鉄郎が身を挺してホロホロの犯行を止めるような展開にすべきだと思うのです。

鉄郎が犯行前のホロホロを止めようとしたことと、犯行後の彼をかばった(あるいは単にこそこそ逃げ出した?)のは別次元の問題です。やはりホロホロの行動を容認したとしか理解できません。というか、そういう風にストーリーを展開させてしまう事自体に問題があります。

元カノが豪遊していた、ただそれだけで人間性まで問うのもおかしいと思います。彼女は故郷の貧しい星で、ちょっと格好つけたかっただけかもしれません。きっと誰でもそんな気持ちがあるはずです。そうでなくても、それだけでつまらない人間と言うのは短絡的です。
逆に、安いラーメンを食べたメーテルの行為は偽善的だと思います。お金持ちが貧乏な国の人々を本当に思うのなら、お金を落とすべきではありませんか?私がこの星のレストランの経営者なら、「999に乗ってる金持ちのクセになんでラーメンなんか食いやがるんだ、もっと高いの注文しやがれ」と憤慨しますね。

それと一番大切なのがラストのホロホロの独白ですが、手元に原作の本が今ないので詳細はわかりません。「泣きたくても涙も出ない」というセリフは自分が彼女を待ち続けて骨になってしまった事を嘆いて言ったセリフだと記憶しています。このシーンの一連の独白には「彼女を殺してしまった」というようなセリフはなかったですよね。だからこそ私は彼がこの殺人を悔いていないと解釈したわけです。
もしホロホロがはっきり彼女を殺害した事への後悔の言葉を述べていたら、私もさほどこの作品に拒否反応を示さないですんだと思うのです。
彼がこの事件を起こしていた事を悔いているのなら、そう描くべきです。作者がそういうことを描写する事を全て放棄してしまっている点にこそ、この作品の最大の問題があると言えるかもしれませんね。

なんにしても、「しねしね」よりずっと建設的な、ファンの方の貴重な意見が聞けて興味深く、嬉しかったです。
2009.09.11 21:11 | URL | piaa #- [edit]
はじめまして。

松本零士作品に色々な意見があることはとても良いと思っています。
様々な解釈の仕方があるほうが健全です。


blogを拝見して一つ聞いてみたくなりました。
同じ銀河鉄道999に「泥のメーテル」という作品があります。その作品をどう解釈しますか?

応えて頂けたら幸いです。
2010.03.04 21:11 | URL | てんとう虫の歌 #- [edit]
てんとう虫の歌さん、コメントと宿題をありがとうございます。

「泥のメーテル」というエピソード、原作は手元にないので早速ネットでアニメ版を見てみました。以下アニメ版を見ての印象なので原作とは異同があるかもしれません。

これは鉄郎が「雨の都」で泥の気泡の家に住む女性メーテルに軟禁され逃げ出せなくなるというストーリーですが、これの元ネタはずばり阿部公房の「砂の女」です。
「砂の女」では数年にわたってこの女と同居する事を余儀なくされた主人公はもはや逃れる気さえ失いますが、「999」では当然ながら違う展開になります。
鉄郎の逃げ出したい意志の強さと、鉄郎を見つけたものにはなんでも希望のものを与えるという条件を提示され、泥のメーテルも妥協案を考えつきます。鉄郎を帰して自分も望みのものを手にいれることにします。泥のメーテルにとってそれは999のパスだったという流れの作品ですね。

前半はまんま「砂の女」のパターンで、正直見るべきところはないと思います。問題は後半、というかラストです。999らしい物悲しいラストを迎えるのですが、メーテル(鉄郎と旅しているほうです)の「やはりダメだったのね」みたいなセリフで、メーテルは泥のメーテルがこの惑星を離れる事ができないと知っていた、またはその可能性が高いことに気づいていた事がわかります。なぜそのことを彼女に告げて銀河鉄道のパスではなくてなにか別のもの…例えば十分な金額のお金…とかにするよう勧めなかったのでしょうか。ここにはメーテルの、鉄郎を拉致した泥のメーテルに対する復讐の匂いさえ感じられないでしょうか。そう考えるとメーテルという女の恐ろしさ、残酷さがありありと出た後味の悪いエピソードだとさえ思えてきます。

救いはここで描かれた鉄郎の優しさ、と言えるのかもしれませんが、それさえもメーテルの殺人行為から目を逸らす作者一流のギミックとも取れますね。そもそも鉄郎の「優しさ」は「白骨の歌」で友情を社会正義よりも優先した事などからもわかるように、的外れな善良さに過ぎない事もあるのですが。
2010.03.06 23:18 | URL | piaa #- [edit]
砂の女という作品も、またその作者も知りませんでした。

これからもblogを読みたいと思いますし、もし的外れなコメントをしてしまったらスミマセン!
2010.03.07 22:43 | URL | てんとう虫の歌 #Kl26ezCs [edit]
こんばんは。
貴方は悪女という言葉を知ってますか?男を利用するだけ利用して後は捨てる女です。これはもちろん男にもいます。
もう一つ、あなたは「骨抜きにする」歩いは「骨抜きにされる」という言葉を知ってますか?
もう一つ、あなたはルパン三世の峰不二子の性格は好きですか?
要するにホロホロは裏切られる度に骨がなくなったのではなくて女に甘い言葉をかけられる度に骨抜きにされたんです。そしてコロリと騙されて「畜生!またやられた」の繰り返しだったのだと思います。
ルパンなら「裏切りは女のアクセサリー」と寛大ですが、ホロホロはそこまで心が広くなかった。という事だと思います。
世の中の男、いや人間みんなホロホロみたいなもんだと思いますよ。
現実、そうだと思いませんか?
作者は男尊女卑を書いた訳じゃなくて…別に男女の立場が逆でも良かったわけです。
2013.08.14 19:41 | URL | 浩志 #- [edit]
あのね、ここではホロホロが彼女に騙されていたかどうかとか関係ないんですよ。
彼女がホロホロを意図的に騙していたとしても、結果的に裏切ることになっただけだとしても、ホロホロは彼女を恨んでいたという事に違いはないでしょう?
この作品では、ホロホロの犯した犯罪の性質と、それを庇おうとする鉄郎を正当化する作者のメンタリティだけが問題なのです。
2013.08.15 01:50 | URL | piaa #- [edit]
なんで、そうなるのかな?考え方が頑なすぎませんか?別に作者はホロホロの殺人を正当化しようとかの意図はなかったと思いますよ、
あなた、ただこの作者が生理的に受け付けないだけでしょう?だから、アレコレと難癖をつける。それこそ、自分の考えを正当化させようとしていませんか?
まぁ、確かに色々な問題を起こしてる作者ではありますけどね。
2013.08.15 03:21 | URL | 浩志 #- [edit]
はい、頑なで結構です。
私にはこのようにしか読めませんので。
2013.08.16 00:03 | URL | piaa #- [edit]
>それと一番大切なのがラストのホロホロの独白ですが、手元に原作の本が今ないので詳細はわかりません。「泣きたくても涙も出ない」というセリフは自分が彼女を待ち続けて骨になってしまった事を嘆いて言ったセリフだと記憶しています。このシーンの一連の独白には「彼女を殺してしまった」というようなセリフはなかったですよね。だからこそ私は彼がこの殺人を悔いていないと解釈したわけです。

これは鉄郎が濡れ衣を被ってくれたときに友情に感謝しての涙
その直後に
もう涙も流せない後戻りも出来ない体になる前に鉄郎に会いたかったと後悔してるんだよ。そうすれば殺人も失恋もせずにすんだからな。
こんなこともわからないでよく批判なんかできるな。
2013.09.02 09:41 | URL | 化石の戦士 #- [edit]
私はホロホロの言動に彼女を殺したことへの反省がないと言っているのだ。
「鉄郎のような友人に早く出会っていれば殺人を犯さなくてすんだのに」と後悔するのと、「かつて愛していた女性を殺してしまった」と後悔するのは全く違う。

本当に彼女を愛していたのなら、捨てられて骨になっても後悔なんかしないはずだ。

それがわからんならおまえと話すことは何もない。もう二度とコメントするな。
2013.09.03 01:49 | URL | piaa #- [edit]
後悔したから骨になったんであって、最初は肉もあったっていってただろうが
捨てられてからっぽになった人間の気持ちがわからないのか?

それに罪だの反省だのなんかわかるわけないだろうが
もしかしたら鉄郎の優しさで罪を償う気になったかもしれないし
自首したかもしれない
もしかしたらもう一度ここに旅したときに罪を償ったホロホロにあったかもしれないし
客車に戻った鉄郎も「いつかホロホロに新しい骨が生えるといい」といって、
お前のいう更正とやらに期待してた描写もある。

結局あんたの批判はすべて作品の埒外で、憶測しかない。
こんなバカな批判に反論して何が悪い。
2013.09.03 04:54 | URL | 化石の戦士 #GMnT8JwE [edit]
ええっと、低レベルのカキコミにつられてお見苦しいコメントをしてしまったのでお詫びして言葉遣いを訂正したうえで多少補足させていただきます。

松本と同年輩とかそれに近い人なら、「骨まで愛して」という流行歌を知っています。当時の流行歌はそれこそ老若男女問わず共通して歌われていたもので、時代の共通認識になっています。つまりそういう人たちはこのエピソードを読むと、ホロホロが骨になったのは愛しすぎたからだということが感覚的にわかるのです。松本もそれを意識してかせずかはわかりませんが、愛が故に骨になったと読める人物としてホロホロを創造したのです。

だからこそ愛した人を殺したことへの後悔を述べないとおかしいと思うのです。
私は「罪だの反省だのなんかわかるわけない」ように書かれているからこそこの作品を批判しているのです。これまでもコメントで述べているように、一言ホロホロが「おれはあれほど愛していた彼女を殺してしまった」と嘆いていたら私的にOKだったのです。

これはこの作品の擁護派全員に問いたいのですが、化石の戦士さんの言う「捨てられてからっぽになった人間」であるホロホロの気持ちよりも先に、殺された女性の立場でこの事件を見てみるとか、濡れ衣を着せられそうになったら自分がどうするか、となぜ考えないのでしょうか。どちらの立場でも絶対にホロホロが許せないはずです。
冷静に考えてください。ホロホロは痴情のもつれから二人を殺害し、友人に罪を着せようとしたのです。日本の司法制度なら無期か死刑が相当だということはわかるでしょう。どんなに後悔したってそれ以上軽い判決にはなりません。

上のコメントでmayaさんが述べられているように、ホロホロは実は愛した女性を殺害したのを悔いていたのかもしれません。しかしそれなら作者はやはり一言ホロホロに、自分が骨になったことへの後悔ではなく、殺害を後悔する言葉を吐かせるべきなのです。
私の解釈ではそれが書かれていないのだから、ホロホロは後悔はしていない=作者は殺害を正当化している、となります。そこが気に入らないという人もいるでしょうが、そこは見解の違いなのでいくら議論しても水掛け論でしょう。
2013.09.05 22:51 | URL | piaa #- [edit]
は確かに見解の違いですね。こればかりはさまざまな結論があるでしょう。

ですが、法律については
以下のようなちょうどいいたとえ話があります。

"ある国の王様が「法律違反をした者は目玉をくり抜く」という規則を作りました。
ある日、王様の目の前に一人の青年が法律違反で連れてこられました。
王様はその青年を見てびっくりしました。それは王様の実の息子だったからです。
王様は悩みました、いくら自分の息子とはいえ、自分が作った規則です。
いまさら撤回するわけにはいきません。
王様は次の瞬間、なんと自分の目玉をくり抜きました。
そしてこう言いました「この者の罪は許された」と。"

これは罪人の罪が消えることはないけれど、誰かが罪を被って間接的に罪を償った事をあらわします。
鉄郎がホロホロの罪を被ったのがそんなにおかしいことでしょうか?
鉄郎は結局罪は償わずに逃げましたので、罪を償ったことにはなりませんが
罪をかぶるのは決しておかしなことではないと思いますよ。

それになぜ地球の法律がこの惑星でも適用されると思っているのでしょう?
999は宇宙を旅して、さまざまな惑星に1日間停車しますが、それぞれの惑星の大きさによって時間が変わりますよね。
それと同じで法律も違うと思いますよ。
特に土星の衛星タイタンの「楽国法」なんか顕著で、それらは法律で殺害を正当化していることになりますね。
ですがその惑星で
『女性は男性に隷属すべきで、一度愛したからにはいかなる障害があってもその男を愛し続けねばならない。男性を裏切るような女性は殺害されても仕方がない』
なんて事件はありませんでしたね。

更に重力の底の墓場なんて話では、リューズという機械にんげんの女性が気に食わない男を時間を進めて皆ごろしにしてるわけなんですが
『女性は男性に隷属すべきで、一度愛したからにはいかなる障害があってもその男を愛し続けねばならない。男性を裏切るような女性は殺害されても仕方がない』なんて考えを持つ作者がそんな作品を書くと思うんですか?

確かに時間城の海賊ではレリューズというリューズの姉が偽ハーロックを裏切れずにいましたが、最期は愛のために自らともども(鉄郎たちを逃がす為に)滅びるという選択肢をとりました。

作品をよく読んだ人ならば、決して『女性は男性に隷属すべきで、一度愛したからにはいかなる障害があってもその男を愛し続けねばならない。男性を裏切るような女性は殺害されても仕方がない』などという考えは起きないものと思いますよ。
2013.09.06 13:50 | URL | ホロホロの後悔云々 #yuJXPxfI [edit]
上にも書いているように、
私はこの作品を読んで、ホロホロが愛する女性を殺したことに対する後悔の言葉を述べないのだから殺害を正当化していると解釈しています。そこには異論があるかもしれませんが、私にはそうとしか読めないんですね。
その解釈から言えば、ホロホロは自分の殺人を正義からなされたと思っている事になり、そうであれば、ホロホロは『女性は男性に隷属すべきで、一度愛したからにはいかなる障害があってもその男を愛し続けねばならない。男性を裏切るような女性は殺害されても仕方がない』と考えている事になります。
そしてその彼に骨になった自分を嘆かせることしかさせない(殺人を犯したことに対する具体的な贖罪の行動や発言をさせない)作者も同様だと考えて何の不自然があるでしょうか。
この場合他の作品やエピソードは全く関係ないと思います。いずれにしてもこの作家の作品には男尊女卑的な内容が多いとは思いますが、ここまで許せないと思ったのはこのエピソードだけであることは認めます。

法律のことも仰っていますが、世界各国でもそうであるように、確かにその政府によって法律は違うでしょう。でも法を守った、破ったではなく、この殺人が我々の倫理的基準から見て許されるかどうかを考えるべきではないでしょうか。

そして、どうして被害者の立場で考えてくれないのですか?
あなたの妹さんや彼女が、こんな目にあったらどうだろう、とは思わないのですか?

ずっと上のコメントでも述べていますが、彼女にとってこれは『東京で働いて仕事が軌道に乗り、故郷での惨めな高校時代のことは忘れて、婚約して故郷に戻ってみたらプータロー同然になっている高校時代の元彼が「俺を捨てるなんて許せない」と刃物を持って迫ってくる』状況なのですよ。

私は二人の娘の父親ですが、彼女の父親の立場で言えば「ロクデナシのホロホロと付き合ってた頃は心配したが、今は別れて都会で就職して、ちゃんとした男と婚約してよかった。」と思ってた矢先に、思ってた通りのロクデナシでクズ同然の貧乏人に成り下がったホロホロに殺されてしまったのですからそりゃもう許せないでしょう。

あなたのたとえ話の王様の立場で言えば、私だってもし娘が何かの重罪を犯して、私がその罰を変わってやれるのなら変わってやりたいと思うでしょう。でもそれはよくよく考えれば彼女らのためにならない。
鉄郎とホロホロに至っては親子でも兄弟でも、友人ですらない。ただそこで出会ったばかりで罪を被ってやらなければならない道理がありますか?友情を感じたからですか?自分を殴り倒し、罪を着せようとした男に?
そして罪を被ってやることがホロホロのためになるでしょうか?
この作品って、実は鉄郎の行動が一番不自然だと思うんですよね。ホロホロが殺人に至るのは心情としてはわからなくもないですが、鉄郎がホロホロを庇い、友情を感じる気持ちが全く理解できない。

以上です。正直言ってもうこの作品について考えるのも嫌です。作品自体も嫌いだし、被害者やその家族や友人の気持ちになって考えることができない擁護派の皆さんも嫌いです。
私にとってこの作品は『ストーカー殺人を犯した男性と、全く無関係であるにもかかわらず、その罪を被って逃亡した若者の物語』でしかないのです。
今後この記事に対するコメントはすべて無視させていただきます。
2013.09.06 22:53 | URL | piaa #- [edit]
はじめまして

この白骨の歌のアニメ見まして
どうにもこうにも腹が立ち、ネットでこちらのブログにたどり着きました。

恨み節で骨になったオカルト男・・・・
人の気持ちは変わるもの、なのに昔関係があったというだけで
ホロホロの怨みひとつで殺される女・・・
それも友人の鉄郎に化けて犯罪を犯す・・・・
自然と見ていて不快感を感じた作品でした。
この行為を容認した作品・・・
こんな正義感はおかしいと思うのが正しい倫理観ではないでしょうか。

メーテルがホロホロに関わってはイケない!
(面倒なのに好かれたわね。)
このフォローがあるだけましですが。
前の作品で人が化石化する話の日本刀振りの身勝手男にも腹が立ちましたが、
今回もそれに充当する、いやそれを凌ぐ嫌な話でした。


これは現代では作れない話ではないかと思います。
極端にいいますと「男尊女卑」これにつきますね。

ちなみにこのコメントを書いてる自分は男です。
2017.03.20 07:07 | URL | 男メーテル #- [edit]

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