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ネットで見つけたこんなゲーム

フラッシュのページにはなかなか面白いゲームがある。今日はそんな中で私がプレイして面白かったものを三点ご紹介。
curveball.jpg
カーブボールcurveballは、マウスだけで遊ぶ三次元テニスのゲーム。ラケットを振るとボールが大きくカーブする。つい熱中してしまう。レベル7くらいからやたらに難しくなる。5回ミスすると負け。

rallytorophy.jpg
ラリートロフィーRallyTrophyはスロットカーを走らせるゲームで、コースも自由にレイアウトでき、対戦もOK。操作はキーボードのDボタン(対戦のときの2プレーヤーはKボタン)だけ。カーブの前ではボタンから指を離すだけの操作だが、ちょっとオーバースピードするとコースアウトしてしまう。

bowman.jpg

ボウ・マンbowmanは弓を射て相手と射ち合うゲーム。角度と力をコントロールして、相手に当たると(あるいは当てられると)…
 風が吹いたり高い壁をはさんで射ち合うオプションもあり。
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.30 2006 PC/家電/カメラ等 comment4 trackback0

イアン・フレミング 女王陛下の007


 007シリーズは映画のシリーズのほうが有名で、これまでに20作ほどの映画が製作されているが、その中でも一番の傑作だと私が思っているのが、ジョージ・レーゼンビー主演の「女王陛下の007」である。このシリーズの映画に付き物のくだらない秘密兵器や超人的な活躍もナシで、アクション映画としてとても良質で美しい映画だった。
 その原作小説がこれ。以前から欲しくてたまらなかったのを古本屋で発見してやっと読めた。

 …で、この小説を読んでみてわかったのは、あの映画は小説をきわめて忠実に映画化した物だった、ということだ。今流行の映画のノベラゼイションかと思うくらいである。その映画化の忠実さは徹底的である。どのシーンも映画のカットを連想してしまう。
 たとえばヒロイン、トレイシーの登場するカジノのシーンで、かがみこんだ彼女のドレスの胸元からバストが見えそうになる場面や、スキーでのチェイスシーンの後疲労困憊の007の前にとつぜん現れるスケートを履いたトレーシー。このような細かい描写が見事に映像化されているのだ。

 したがってこの作品の場合、映画に親しんでいる人は原作を読んでもあまり意味がないかも。小説も多分シリーズ中でも最高に近い傑作なんだけど、映画の印象があまりにも強いので公平な評価はしにくいと言わざるを得ない。
 逆に原作に忠実なこの映画が一番好きな私は、やっぱり映画シリーズよりも原作シリーズのほうが合っていると言えるわけで、007映画の中でこの映画が好きだな~という人は他の原作も読んでみることをお勧めする。(入手困難だけど…)
.28 2006 ミステリ comment0 trackback0

今日ののらねこ:公園にて



.27 2006 ねこ comment2 trackback0

ウイリアム・シェイクスピア じゃじゃ馬ならし/空騒ぎ


シェイクスピア第4弾は「じゃじゃ馬ならし」と「空騒ぎ」の2作の喜劇を収録した新潮文庫。

「じゃじゃ馬ならし」はいきなり序劇で、スライという市井の男が酔っ払って眠っているのをみた領主が悪戯を考え、貴族扱いされ、でっち上げられた奥方(実は小姓)と一緒に芝居を観るところから始まる。
 そのスライが観る芝居が「じゃじゃ馬ならし」の本編に当たり、ここでは手に負えないじゃじゃ馬カタリーナと、彼女を嫁にすると勝手に決めたペトルーキオの二人の恋の駆け引きを描く。
 今見ると男尊女卑の古い価値観の色濃く出た作品であるともいえるが、軽いあっさりした作品なので実際に舞台で見てもそんなに気にはならないだろう。
 問題は序劇のスライが、その後とうとう出てこないこと。なにしろ400年前の作品、散逸してしまったのだろうか。

 もう一本「空騒ぎ」は貴族クローディオと知事の娘ヒーローとの婚礼の前夜、彼女に横恋慕する男の奸計で大騒動になる、と言う物語。姦通の濡れ衣を着せられたヒーローを死んだことにするあたりは「ロミオとジュリエット」のヴァリエーションの喜劇版ともいえよう。
 これにベネディックとベアトリスの恋の駆け引きが絡んで、シェイクスピアらしい機知に富んだ佳作である。
 
 作品としての完成度は「空騒ぎ」のほうがはるかに上で、ふたつの筋が同時進行すると言うやり方はシェイクスピアのお得意の手法で、悲劇でも「リア王」がこの手法で成功しているが、凡庸な作者だとどちらかの筋が退屈だったりするのだろうが、この作者に限ってはそういうことがない。
 それだけに「じゃじゃ馬ならし」のスライの筋が残っていたらきっと面白かったんだろうけど…と思ってしまうのだった。
.25 2006 シェイクスピア comment0 trackback0

ジジとキナトラ

DSCN4938.jpg

DSCN4943.jpg

DSCN4944.jpg
DSCN4948.jpg
天気がよいのでのんきに昼寝している黒猫ジジと、最近さすらいに出ていて不在気味のキナトラの接近遭遇。
 ちなみにこのあとキナトラはまたどこかへ行ってしまったし、ジジはピクリともせずに寝ていた。
.24 2006 ねこ comment3 trackback0

自分を喩えるならバトン

イーゲルさんからまたしてもバトンが!
今度は「自分を喩えるならバトン」だそうな

Q1 自分を色にたとえるなら

空の青。秋の空のような深い青…だとかっこいいな~
でも結構赤い服着てること多かったりします。

Q2 自分を動物にたとえると?

一匹狼。だったらかっこいいけど。
実はさすらいののら猫ってところでしょうか。
それもトラ縞の。

Q3 自分を好きなキャラにたとえると?

SWのC3-PO。どうでもいい役ながら結局全部の映画に出ているところは見習いたいものです。

Q4 自分を食物にたとえると?

パセリ。食える人は食える。

Q5 次に回す5人を色でたとえると?
たまには回してみます。

明るいグレーのムーンさん
淡い桜色のマーキュリーさん
温かいブラウンのmanimaniさん
.23 2006 日記など comment3 trackback0

初の冥王星探査船打ち上げ


 初の冥王星探査船「ニューホライズンズ」が米国東部標準時の2006年1月19日の午後2時0分0秒にフロリダのケープ・カナベラル空軍基地から、アトラスVロケットで打ち上げられた。
 このミッションはこれまで一度も探査されていない冥王星とその衛星カロンを初めて訪れて詳しい探査を行い、冥王星、ひいてはカイパーベルト天体の成り立ちと構造を明らかにしようというものである。
ミッション概要は下の図のとおり。

よく見ると打ち上げの一年後に木星に接近してフライバイ(重力を使ってスピードを上げること)を行った後は、どこにも寄らずにまっすぐ冥王星へ向かうというきわめてストイックなミッションである。
 木星、土星、天王星、海王星をたったの2機で制覇した欲張りなボイジャーとはえらい違いだ。それでいて到着は2015年の夏。いやはや太陽系って、ほんとに広い。
 しかも、冥王星接近の予定図を見てまたビックリ。

この探査機は冥王星とカロンの軌道の間を通り抜ける予定で、冥王星との再接近は2015年7月14日12:20と書いてあるが、図のとおり2時間後にはかなり遠ざかってしまう。冥王星は月の3分の2くらいの大きさしかないので、かなり近づかないとディティールを掴めないと思われ、10年かけて飛んでいって、観測のチャンスは数時間ということになる。

 現時点では未定だが、冥王星を観測した後さらにカイパーベルト天体を1個または2個観測するそうである。
 と、いうわけで、2015年の7月を楽しみに待つことにしよう。な~に、その間にはワールドカップが3回あるだけだ。(って、遠っ!!)
.21 2006 宇宙 comment2 trackback0

四月の雪


외출(「外出」の意) 2005年 韓国
監督:ホ・ジノ
主演:ぺ・ヨンジュン
   ソン・イェジン

 ホ・ジノ監督の作品は以前、「八月のクリスマス」を見たことがある。私は結構気に入ったが、これがかなり鑑賞者を選ぶ作品だったらしく、他の人のブログなどを観ても酷評している人も多かった。
 この「四月の雪」も同じように酷評している人が多い。ヨン様が主演というだけで低く見ているような人も多いが、ちゃんと見てあげないと、監督にも俳優さんにも失礼だと思う。

 ストーリーは、妻の乗った車が事故を起こして重体という知らせを受けたインス(ペ)が病院に駆けつけると、妻は不倫相手と同乗していた事が判明。打ちひしがれるインスは同じ立場の不倫相手の妻ソヨン(ソン)と、いつの間にか惹かれあうようになる。

 はっきり言ってとっつきやすい映画ではない。主役の二人以外はほとんど画面に登場しないし、その二人もきわめて寡黙で、セリフは異常に少ない。始終しゃべりっぱなしの韓国ドラマとはまったく違う。そして主役のふたりは少ないセリフで感情が揺れ動きながら変化していくさまを表現しないといけない。この非常に難しい役をぺ・ヨンジュンとソン・イェジンが見事に演じきっている。
 このふたりというと「冬のソナタ」の笑顔を絶やさないチュンサン、「夏の香り」の清楚なへウォンの印象が強いが、ふたりともこの印象を打ち破って、予想以上の出来である。

 監督の寡黙な演出は徹底している。映像も極力無駄な動きを抑えたストイックな演出。そして音楽を含めた全体の音がとてもうまい。主役のふたりの落ち着いた声のトーンと音楽や効果音が見事にハーモニーしている。だからこの映画は吹き替えで観てはいけない。萩原聖人の吹き替えのどう聞いても間抜けなヨン様はやめてくれと言いたい。

 ソン・イェジンのファンとしては彼女の、あんなシーンが拝めちゃうことも、嬉しいような悲しいような… かなり長いし。
 うーむ、ヨン様になりたい。

ちなみに韓国版の映画ポスターは
aprilsnow.jpeg
こんな感じ。かなりエロい。
.19 2006 映画(欧州・アジア) comment0 trackback0

無条件バトン

イーゲルさんから「無条件バトン」なるものが回ってきました。

1.無条件にときめく~な三人
特にこの人が大好きというようなタレントさんはいません。
まして3人なんてとてもとても…
強いてあげると韓国の女優さん、ソン・イェジンさんでしょうか。めちゃくちゃかわいい人です。←書いててめちゃくちゃ恥ずかしいですが…

2.無条件に嫌い(どんなものでも)三つ
①向上心のない人。
②シイタケ。これが料理されている匂いだけで死にそうです
③民放のサッカー放送。特にセルジオ越後が解説する時は音を聞かないことにしています。いつまでたっても視聴者がサッカーをはじめて観ていると思っていますよねあの人。
それ以外でも民放のサッカー(他のスポーツもそうだけど)放送は意味もなくタレントが出てくるのがいやです。なんでトヨタカップでプラティニとさんまが同席するのか理解できません。

3.無条件にお金をかけられる五つ
元来自由にできるお金が少ないのでアレですが…
①ストルガツキー、②レム、③ガルシア・マルケスの本には3000円くらいまでならOKかな。
④⑤は思い浮かびません。昔はキース・ジャレットやビル・エヴァンスのCDなら片っ端から買ってましたが、最近はそこまで入れ込むミュージシャンも見当たらないですねえ

4.無条件に好き(どんなものでも)三つ
これは三つでは足りない。
もちろんこのブログの話題のとおり、本、音楽、映画、宇宙、ねこ、PC、ゲームなどいろんなものが好きですが、
一番はやはりわが家の三人の女どもでしょう。

5.無条件に回す五人
無条件に、止めさせてもらいます。これ見て書いてみたい方はどうぞ。
.19 2006 日記など comment2 trackback0

1月17日

 今日1月17日は私の誕生日。
私と同じ誕生日の有名な人には、山口百恵、平井堅、ジム・キャリーがいる。三人ともわりと好きである。

 1月17日はまた、大変な事件の起こる日である。1991年は湾岸戦争の開戦、1995年には阪神大震災があった。
 さて今年は何があるかな~と調べてみると、初の冥王星探査船「ニューホライズンズ」が打ち上げ予定である。もしこれに「カッシーニ」同様プルトニウムがいっぱい積んであって打ち上げに失敗した日にゃ、人類滅亡の危機じゃないですか!ヤバいんで日延べしましょう、NASAの皆さん!

 とか冗談で言ってたら、なんとウチのアパートの隣の棟が火事になっちゃった。
 かみさんとふたりで出かけていたら、かみさんの友達が電話でうちのアパートが火事と教えてくれてあわてて帰った。当然電話では細かいことはわからない。遠くから煙りがずいぶん高く上ってるのを見たときは半分絶望した。そばまで来て、うちの棟と並んで建っている隣の棟だというのがわかって、結局うちにはなんの影響もなかったんだけど、火元の3階は全焼。4階も燃えて、2階は水浸し。被災された皆さんにはお見舞い申し上げます。
 いや~火事って怖い。これまで積み上げてきた物が、物質的な物だけでなく、思い出まですべて失われてしまう。
 皆さんもお気をつけください。
.17 2006 日記など comment2 trackback0

もうすぐトリノオリンピック…PCでウィンタースポーツ

トリノオリンピックが近づいてきた。そこで冬季オリンピックにふさわしいPCゲームをご紹介。
49gamesというどうやらドイツのゲームメーカーがスキーのゲームを出していて、デモ版で遊ぶことができる。


こちらはアルペンスキーのゲーム、「Ski Alpin 2006」。デモ版では二つのコースでダウンヒルをプレイできる。スキーは、基本的に減速ができない。操作も基本的には右と左にターンするだけであるが、猛烈なスピードで谷を滑り降りていくこのゲームは、はじめのうちはなかなかまともにコントロールできず、ネットに激突してリタイヤを繰り返すことになる。アルペンスキーのプレーヤーがいかに命知らずかを思い知らされる。それだけにゴールまで滑り切ったときの達成感はひとしお。もうタイムなんかどうでもいい。

 もうひとつの「RTL-Skispringen 2006」はとても珍しいスキーのジャンプのゲーム。

操作はマウスだけで、マウスを動かしてバランスをとり、プレーヤーを遠くまで飛ばし、うまく着地させれば高得点。しかし現実のジャンプ台同様、風の影響でバランスをとるのは至難の業で、はじめのうちは着地で立たせるのも難しい。それどころか顔面から落ちたり痛そうというか、即刻病院送りな危険なプレイ続出である。
 それだけにK点近くまで飛んで着地にも成功できるた時の喜びも大きい。製品版には世界中の40のジャンプ台を収録。デモ版では2つのジャンプ台を飛べる。ちなみにこのデモ版はドイツ語表記・ドイツ語実況。美しいドイツ語がヒアリングできる。

 この二つのゲームをプレイして思ったのは、スキーのプレーヤーって勇気ある!!ってこと。私は九州人でスキーになじみがないから、なおそう思うのかな?
.16 2006 PC/家電/カメラ等 comment0 trackback2

ウイリアム・シェイクスピア 十二夜


シェイクスピアの喜劇は、悲劇ほど知名度は高くないがどれもとても面白い。シェイクスピアという人は悲劇でも「リア王」などでは道化を配して駄洒落を連発させるし、「ロミオとジュリエット」でも若者たちの会話が駄洒落の応酬になっていたりする。
 まして喜劇になるとその駄洒落のすざまじいこと、われわれは翻訳で読むしかないのでその片鱗をうかがい知るだけだが、おそらく当時の劇場は吉本新喜劇並みの笑いの渦につつまれていた事であろう。
 と、いうわけで駄洒落乱発のシェイクスピア喜劇、翻訳は至難の業と思われ、それだけにいろんな訳で読んでみると面白そうだ。
 この「十二夜」は、白水社から出ている小田島雄志訳である。かなりくだけた現代的な訳で、いつも読んでいる新潮文庫の格調高い福田恆存訳とはかなり印象が違うが、これは多分舞台で演じると効果的で楽しい訳なのだろう。

 さて「十二夜」は、海難事故で九死に一生を得た娘、ヴァイオラが男装してイリリア公爵オーシーノーの小姓になり、公爵と、彼が愛するオリヴィアとの仲を取り持とうとするが、オリヴィアは男装したヴァイオラに一目ぼれしてしまう。そこに死んだと思われたヴァイオラと生き写しの兄セバスチャンが現れ…という物語。これにオリヴィアの執事マルヴォーリオのエピソードが副筋として絡む。
 この四角関係というのはシェイクスピア喜劇の常套手段で、「夏の夜の夢」などもこのパターンである。複雑になりそうなストーリーがすっきりまとまっていてとても読みやすいが、その分ヒロインのヴァイオラが少し弱い気もする。これはシェイクスピアの時代は女性の役は少年が演じていたので、あまり難しい芝居が要求できなかったという事情があったのだそうだ。
 とにかく短くて(約160ページ)読みやすい。シェイクスピア喜劇の入門向きには最適か。

 訳の点でも非常に喜劇的な流れのいい訳でいいと思うのだが、138ページの道化が公爵に駄賃を要求しながら言うセリフ「一、二の三、とくりゃサンキュー・ベリマッチ、三度目の正直、サンタクロース、サンバのリズムで産婆も踊る。さんざん口説いて三々九度だ」はちょっと悪ノリが過ぎたかも。舞台で役者がセリフとして言う分にはいいが、本で読むのにはちょっと…
 ちなみに原文のこのセリフは「Primo, secundo, tertio, is a good play; and the old saying is, the third pays for all: the triplex, sir, is a good tripping measure; or the bells of Saint Bennet, sir, may put you in mind; one, two, three.」
 これ読んだだけでも翻訳者の苦悩の一部が伝わりそう。
.15 2006 シェイクスピア comment0 trackback0

フランツ・カフカ 審判


私が持っているこの本は古本屋で昭和44年発行の集英社世界文学全集の中の一冊、カフカ「審判・変身」というやつを見つけて100円で買ってきた物。タイトルの2つの作品以外に短編も多数収録されたお買い得本。ただし現在はこの会社からは発売されていない。私の読んだ訳(立川洋三訳)はこの本でしか読めないようだ。

 カフカは不条理・シュールレアリズムの作家として有名だが、だいぶ昔に「城」を読んだ覚えがあるくらいで、そのうち読んでみたいと思っていた作家である。
 手始めに「審判」を読んだ。う~ん。これは想像以上にヘンな小説である。ストーリーはある日訳もわからず逮捕され、裁判の被告にされた主人公Kが右往左往するというもの。なぜKが逮捕されたのかは読者はおろかKにすら説明されず、そもそも裁判が実際に進んでいるのかどうかすら怪しい。Kの周りには怪しげな男女が次々に登場してKはどんどん深みにはまっていく。

 これは作家の死後に友人が遺稿から発表したらしいのだが、これはずいぶん欠落(というか書かれていない部分)があるのではないだろうか。実際、弁護士をクビにしようとする章は尻切れトンボに終わり、「この章未完」と書いてある。最後の章もあまりに唐突で、前の章との間に何かエピソードがないのは不自然な気がする。というかこの最後の章はカフカの本当に書きたかった結末ではないような印象を受けた。まあ、こういう作品なのでストーリーは重要ではないのだが。

 この作品のキモは、その前の章で大聖堂での教誨師とKの問答である。教誨師は門に入りたかった男と門番の物語をKに物語り、その解釈について二人は議論するのだが、ここにこの作品を読むヒントが隠れている。すなわち強者(裁く者)と弱者(裁かれる者)の立場は見方を変えると力関係が逆に見える、ということである。…しかし終章を考えるとそれも詭弁に過ぎないのかもしれない。
 読後の後味の悪さは阿部公房の「第四間氷期」を思い出した。そういえば阿部公房の作品はカフカに酷似している。

☆1月15日追記 写真差し替えました
.13 2006 東欧・ロシア文学 comment4 trackback1

また釣っちゃった


イトウ(四匹目)。
この直前にニシキゴイも釣った。大漁だ。
.13 2006 PC/家電/カメラ等 comment0 trackback0

おいでよ どうぶつの森


 クリスマスプレゼントにMINMINがもらったニンテンドーDS用ゲームソフト。プレーヤーは「どうぶつの森」の村に住んで気ままな生活を送る。言ってみればただそれだけのゲームである。特に何かをして、何かを達成しなければならないということがないという意味で画期的なゲームかもしれない。MINMINは「あおぞら村」に「すもも」というキャラクターを住まわせている。ほかに4人まで住まわせられるので、私も「よんさま」というキャラを住ませてみた。(「ぺ」さんか「泰平」さんかはよくわからない)

 家の代金を払い、さらに家を大きくするにはお金を払い続けないといけない。すももとよんさまは同じ家に住んでいるのだが、どちらかが行動するときはもう一方は待機状態なので顔をあわせることはない。しかし、二人で借金を返せばいいので少しは楽かも。

 この村でやれることは「魚釣り」「虫取り」「化石の発掘」がメインで、部屋のインテリアに凝ったり、村の環境を整えたり、星座を作ったり、カブの投機をしたりとやれることが幅広い。さらにもう一個このソフトの動いているDSやAOSS対応の無線LANがあればDS同士で行き来ができるのだ。RINRINの友人さーちゃんのDSにはよんさまが(すなわち私が)作った星座が出るらしい。逆にさーちゃんの村からはあおぞら村では採れないナシをもらってきて最近収穫できるようになった。残念ながら我が家には無線LANがないので皆さんのところには行けないが…

 ゲームの中にも現実の時間と同じ時間が流れ、夜になったり雨や雪が降ったりする。考えてみれば当たり前だが季節・時間帯によって採れる魚や虫が違う。アイテムを販売していて買い取ってもくれるタヌキのたぬきちのお店は夜11時になると閉まってしまう。夜遅いとすごく高価なものを釣り上げたり発掘したりしても換金できないあたりのリアルさもいい。

 普段ゲームをしないうちのかみさんがこれの釣りにはまっていて、幻の魚・イトウをすでに3匹も釣り上げている。大物を釣るんだと彼女、今日も張り切っている。
.12 2006 PC/家電/カメラ等 comment2 trackback0

ウイリアム・シェイクスピア ジュリアス・シーザー


 さて今年はシェイクスピアを読破しようという計画を立ててはみたものの、シェイクスピアの作品は全部で37作もあり、1年で読破するには月に3冊以上のペースで読まないといけない。ほかにも読みたい本はたくさんあるわけで、そう考えると、人が読める量なんてたいしたことない。
 まあ、全部は無理としても代表的なものは読んで、紹介することにしようと思っている。

 と、いうわけでシェイクスピア第2弾は「ジュリアス・シーザー」。暗殺されるシーザーのセリフ「ブルータス、おまえもか」があまりにも有名なこの戯曲は、ローマ時代を舞台に、皇帝シーザーの独裁を恐れたブルータスらがシーザーを暗殺するが、シーザー派のアントニーらに逆に追い詰められて破滅するまでを描く政治劇である。このあらすじからもわかるとおり、タイトルロールのシーザーは端役で、主役はシーザー暗殺の首謀者のブルータスと言っていいだろう。
 この作品、シェイクスピアの作品としては珍しく道化役もないし、それどころか劇中で登場人物が笑うシーンすらない。
 登場人物はほとんど男だけ(女はシーザーとブルータスそれぞれの妻の二人だけ)で、むさくるしいこともこの上ない。さらに本格的な軍隊同士の戦闘のシーンもあり、ストーリーが複雑になることの多いシェイクスピアの作品としては、かなりシンプルにまとまった作品で、量的にも短く、芝居としての上演効果も高そうだ。

 1600年ごろに書かれた作品なので、現代の目で見ると疑問な点も。なんとなく登場人物の話がキリスト教徒っぽかったりするのはご愛嬌としても、ブルータスが妻の死を知るシーンは明らかな矛盾がある。ブルータスはこの知らせを二度聞いて二度驚くのだ。

 アントニーとオクタヴィアヌスの軍勢が迫る中、ブルータスとキャシアスが言い争いをするシーンは一見本筋と関係なさそうだが、実はこの劇のクライマックスとも言える。ここで高潔なブルータスと利己的なキャシアスははじめて真の同士として一体になり、そして赴くのである。死へと。
.11 2006 シェイクスピア comment0 trackback0

Nadege / Aquatique


Nadege(ナデージュ)はフランスの女性歌手ナデージュ・セリエと作曲家・プロデューサーのSINE QUA NON(シネ・カ・ノン)のユニット。(シネ・カ・ノンは1997年に脱退)。
 この「Aquatique(アクアティーク)」は1996年発売の彼女らの3rdアルバム。実は「SYRAH(シラー)」というベストアルバムを持っていて、これがなかなか面白かったのだが、今回は古本屋さんの中古CDコーナーでこのアルバムを見つけて、何曲もダブってるにもかかわらず思わず買ってきてしまった。

 1曲目、小鳥のさえずりとともに始まるさわやかな「J'ATTENDRAI(ジャタンドレ)」で惹きこまれ、浮遊感のあるクラブミュージックにフレンチポップらしい(日本で言うアニメ声/ロリ声の)ボーカルが乗る独特の音楽が展開する。フランス語の甘い発音もあいまって、非常に心地よい音楽である。横になってうつらうつらしながら聴くと極楽。
 11曲目はブライアン・イーノのインスト曲に歌詞とメロディーをつけた驚くべきカヴァー曲「AMONG FIELDS OF CRYSTAL」。ちょっとこの曲だけ世界が違う気もするが、聞きものであることは間違いない。最後に「J'ATTENDRAI」のべつバージョンが流れるが、オリジナルとはまったく違う世界。
 全体に冷たくて甘い、とても個性的な音楽である。おすすめ。
.10 2006 世界のポップス comment0 trackback0

片岡人生 近藤一馬 交響詩篇エウレカセブン1,2


日曜日朝7時に放送中のTVアニメ「交響詩篇エウレカセブン」のコミック版。
 TVの「エウレカセブン」は、かなりややこしいストーリーなので詳しく紹介するわけにはいかないが、きわめて簡単に言うと、少年レントンと謎の少女エウレカが巻き込まれていく戦いを描いたアニメで、LFO(この世界では巨大ロボットのことをLFOという)ニルヴァーシュに乗ってゲッコーステイトの仲間たちと一緒に敵である(?)塔州軍と戦っている。なぜ戦っているのか、敵の事実上の親玉であるデューイの意図は何なのか、レントンの姉はなぜ行方不明になったのか、どこへ行ったのか、エウレカの正体は…など謎だらけ。最近TVはさすがに終盤が近づいてきて徐々に謎が明かされつつあるが…
 今我が家で唯一、全員で見ているアニメである。特にRINRINとMINMINはすごくはまっている。

 そのコミック版のこのマンガは現在第2巻まで発売中。第3巻は今月末発売だそうだ。
 よくあるTVアニメのマンガ化とはちょっと違っていて、アニメとかなり違う展開になっている。第2巻までではTVシリーズの第12回までのストーリー(エウレカによく似た少女アネモネと出会うところまで)なのだが、アニメで描かれたレントンとエウレカのニルヴァーシュとアネモネの駆るニルヴァーシュ・タイプ・ジ・エンドの戦いなどはマンガにはない。

 よくあるアニメのマンガ化だと駆け足のダイジェスト版になることが多いし、完結しない場合もある(松本零次の「宇宙戦艦ヤマト」など)。実際のアニメとまったく違うでたらめな漫画の場合もある。(岡崎優の「機動戦士ガンダム」)←これは面白いのでぜひチェック!
 その点、このマンガは独立した作品としても読めるし、TVでの数々の謎のヒントが隠されていたりするので特にアニメのファンには必読である。
 ほかには小説版もあって、これもまた違う展開なのだそうだ。RINRINは読んだようだが…
.09 2006 コミック comment0 trackback0

NATALIE


会社の女の子が聴いているのを小耳に挟んで、ちょっと聴いた感じがジュエルの「Spirit」やサラ・マクラクランを思わせ気になったのでダビングしてもらった。ナタリーはテキサス出身の25歳。
 オフィシャルのHPを見るとなぜか『エンジェル・オブ・ラティーナ』ラテンの天使と書いてあるが音楽はまったくラテンではない。強いて言うと一曲だけスペイン語で歌っているが…

 さて音楽は、冒頭のシングル曲「Going Crazy」で印象的に始まる。ミディアム・スローの曲が中心のこのアルバム、ちょっと聞いた印象はさっきも書いたようにジュエルやサラ・マクラクランみたいに聴こえるのだが、よく聴くと彼女らほどの深みはないし、トラック自体にもラップが挟まったり、さまざまな小ネタがつまっていて良く言うと彼女の多才さを感じれるし、悪く言うと散漫な印象を受ける。
 歌はそんなに下手ではない(上手いともいえない)。要するにメロウな(死語?)雰囲気でアルバム一枚ものにしちゃった感じである。アルバム全体は聴きやすいのだが、何か一本筋の通ったところが感じられない。決して才能のない人ではないので、惜しい。出てくる音楽とジャケットの雰囲気がまったく一致していないのもどうかと思う。

 こういう中途半端な作品を聴くと、ジュエルのファーストアルバム、ギター一本で1000万枚売った「pieces of you」がいかに偉大だったか思い知らされる。そのジュエルも今はすっかりつまんなくなったが…
.08 2006 世界のポップス comment0 trackback0

ウイリアム・シェイクスピア ロメオとジュリエット


シェイクスピアの超有名戯曲。もはやストーリーは説明する必要もないだろう。ラブ・ストーリーの古典である。これまでに何度も映画化されているし、これを下敷きにした恋愛ものの小説や映画は枚挙にいとまない。ストレートに映画化されたものではオリビア・ハッセー主演のものや、レオナルド・ディカプリオ主演のものが思い浮かぶ。翻案されたものでは「ウエストサイド・ストーリー」が有名。
 オペラにはベルリーニの「キャプレットとモンタギュー」があり、管弦楽作品としてはベルリオーズ『劇的交響曲「ロメオとジュリエット」』、チャイコフスキー『幻想序曲「ロメオとジュリエット」』、プロコフィエフのバレエ音楽が有名。

 シェイクスピアの活躍した16世紀末から17世紀初頭のイギリスでの演劇はとても抽象的な舞台で行われ、現在のような舞台装置などはほとんどなかった。そのため戯曲はいきおい説明的なセリフが多くなる。それに加えて原文は駄洒落の連発で、翻訳は至難のわざと言える。巻末の注釈を読むとそのあたりの翻訳者の苦労がしのばれる。

 シェイクスピアの作品は大抵が元となった物語や戯曲があって、それをクリンアップしたものだということで、この「ロメオとジュリエット」もアーサー・ブロックという人物の戯曲を下敷きにしているのだそうだが、冴えない(とされる)元の作品に比べ、シェイクスピアの手にかかることによって緊迫感とスピード感あふれる悲劇に生まれ変わったのである。
 ロメオがジュリエットが死んだと思い込み自害した後目が覚めたジュリエットが後を追うというラストがあまりにも惨いため、19世紀ごろまでは最後にロメオとジュリエットが死ぬ前に再会するように書き直されたヴァージョンが広く流布したそうである。グノーのオペラなどもこのヴァージョンを元にしてあるそうで、今そう聞くとちょっと唖然としてしまうが、昔はそんなものだったのだろう。そういえば現代風にはシェイクスピアの作品は剽窃で、著作権というものがある現代では彼の芸術は成り立たないのだ。

 現代人のわれわれから見るとこの物語、あっさり人が死にすぎるようにも思う。この短い本の中で3人が殺害され、2人は自害して、つごう5人の登場人物が死ぬ。もちろんこの時代、人にとって死は現代よりもはるかに身近なものだったのだろうが…モンタギューとキャプレット両家の諍いは、まるでマフィアの抗争のようである。
 そして恋人たちの心情は時代が違っても同じである。400年前の物語が今も読む者の胸を打つのはその気持ちが普遍的なものだからなのだろう。
.07 2006 シェイクスピア comment0 trackback0

ドラえもん展

MINMINは大のドラえもん好き。ヒマさえあればコミックスを読んでいる。その彼女が、ドラえもん展長崎県立美術館で開催中と聞いてはもう行くしかない。
 と、いうことで行ってきましたドラえもん展。これは「あなたのドラえもんをつくってください」というテーマをもとに、奈良美智・日比野克彦・森村泰昌&ザ・モーヤーズ・蜷川実花・ヒロミックス・小野塚秋良など、さまざまな分野で活躍する日本のトップアーティスト30名が、絵画や写真、映像などでドラえもんを表現した、という物。

こんなのや

こんな感じのアートなドラえもんがいっぱいの展覧会だった。ドラえもんの感動と驚きだけを抽出した日比野克彦の作品が一番気に入ったけど画像がないので紹介できない。長崎が全国で最後の会場だそうだ。1月17日まで。

 ついでに長崎県立美術館の常設展も見てきた。こちらは長崎の風景画を集めた「長崎異国風景」、中世スペイン絵画中心の「須磨コレクション」さらに近代スペイン絵画や陶器など盛りだくさん。中でも近代スペイン絵画のコーナーではピカソ、ミロそれにダリなどを見ることができた。

写真はピカソの1924年の作品「静物」。常設展もどんどん入れ替わるそうなのでまた見に行かなくっちゃ。
.05 2006 ART comment2 trackback1

PCでパノラマ写真

旧年中は大変お世話になりました
今年もよろしくお願いします。

さて私は毎年明日1月2日、朝の3時から仕事なので元旦は寝たり起きたりな一日である。
で、天皇杯でレッズが優勝するのを見届けたらもうすることもないしぼんやりネットを見てすごした。
と、いうわけで今年の一発目は、そんな中見つけたサイトのご紹介を。

Panoramas.dkというサイトで、ギザのピラミッドなど世界の名所が360度パノラマで見れるサイトである。
スピリットが撮った火星の風景もあり。
Google Earthが好きな人はぜひ。QuickTimeが必要。
.01 2006 PC/家電/カメラ等 comment2 trackback0
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