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オペラ座の怪人



THE PHANTOM OF THE OPERA 2004年米

監督:ジョエル・シュマッカー
音楽:アンドリュー・ロイド・ウェーバー
出演:エミー・ロッサム
ジェラルド・バトラー
パトリック・ウィルソン

 全世界で8000万人が観たといわれる大ヒットミュージカルの映画版。
 ストーリーは、簡単に言ってしまうとオペラ座に住む異形の怪人「ファントム」と歌手の卵クリスティーヌ、そして貴族の青年ラウルの三角関係を描いたものである。オペラ座が舞台なのだから当然オペラが劇中劇として演奏され、それ以外の部分でも歌で進行する比率の極めて高いミュージカルである。
 ちなみに劇中でみっつほどオペラが演奏されるが、どれもクラシックの作品ではなく、この作品のオリジナルのものである。このオペラの部分はとても完成度が高く、「フィガロの結婚」を思わせる「イル・ムート」、ストラヴィンスキーかマーラーのような「ドン・ファン」、どっちももうちょっと聴きたいくらいである。
 ところが、ミュージカルナンバーになると音楽が途端にクリエイティブさを失ってしまう。特に「ドン・ファン」は切れ目なくミュージカルナンバーに繋がって行くのでその落差は大きい。なぜクラシックの編成ではなく、リズムセクションが入るのか理解できなかった。一言で言うと音楽に統一感がないのだ。ついでに言うとちょっとおんなじメロディが聴こえすぎてしつこい。一曲が長いのも減点。
 私はミュージカルというと「ウエストサイド物語」が最高傑作だと思っている。すべての音楽に通暁していた作曲家/指揮者のバーンスタインが書いたあの作品の音楽は美しくパワフル、そしてもっと長い曲だったらいいのにと思わせるものだった。もはや20世紀の古典と言ってもいいだろう。
 ロイド・ウェーバーのこの作品は、残念ながらそれには遠く及ばない。
 映画としては絵の美しさなど美点も多いが…
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.30 2005 映画(ハリウッド) comment0 trackback0

ガルシア・マルケス 予告された殺人の記録



 30年程前に起こった殺人事件の真相を、関係者に事情を聞きながら明らかにしていく150ページほどの中篇。というとなんだか推理小説みたいに聞こえる。確かにそういう要素もあるのだが、特筆すべくは、その構成の見事さである。
 冒頭の「自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは…」から読者を一気に陰惨な南米の寒村に惹き込むと、サンティアゴが殺されるまでの複雑な人間関係や感情のもつれを、多彩な登場人物に次々に光を当てながら、すでに起こってしまった悲劇へと近づいていく。

 実際にある事件のことをたくさんの人に聞くとすると、その人の過去とか、何年か前のエピソードとか、直接は事件とかかわりがなさそうだが、加害者や被害者についての重要な情報とかそういった証言がどんどん増えるはずである。
 作者はこれを作品の端々に配置することによって、登場人物の各々の行動が、その社会では必然的なものであり、悲劇は不可避であること、否、この村の人々が事件を、お祭り騒ぎの中で潜在的に望んでいた事を読者に納得させる。
 サンティアゴを死に追いやる原因となった女性アンヘラ・ビカリオの後日談は短編集「エレンディラ」を思わせるもので、全体に写実的なこの作品の中ではちょっと寓話性が強すぎて座りが悪い気がするが、この作家ならではの味があると思う。

 作者自身最高傑作と評価しているらしいが、それも納得の作品。ちなみに私は1時間半くらいで一気に読了してしまった。
.28 2005 中・南米文学 comment8 trackback1

ジェダイアカデミー (一応)任務完了

「ジェダイアカデミー」毎日がんばって、ついにクリアした。
頭が痛くなる大変なゲームだった。

画像は最後に闘うTavionというダークジェダイ。一度倒したあとなにやら魔物みたいな奴が彼女に憑依して最後の戦いになる。これに勝つとルークにジェダイ・マスターの称号を授けられて幕となる。
 もちろんここまでたどり着くのが大変。ラストステージは四段構造になっていて、一つ一つのステージの物量もものすごい。ラストステージに入ってからクリアまで1週間近くかかった。
 途中でダークサイドに落ちるかどうかの選択肢があり、私はそのままジェダイで続けたが、ダークジェダイを選択するとまた違った展開になるようなのでさかのぼってやってみたが、通常の敵以外にも仲間だったジェダイ騎士も斬らねばならないので難しくなる。こっちのラストもぜひ観たいのでまだ終われないなあ
.27 2005 スター・ウォーズ comment2 trackback2

北野勇作 どーなつ



 マヨネさんのブログで紹介されていた本を書店で見つけたので買ってみた。ご覧の通りの超キュートなカヴァーデザインが目印。
 北野勇作氏の作品ははじめて読んだ。ノスタルジックでやさしい文章で、ブレードランナー的、サイバーパンク的な内容を、わざとソフトフォーカス(と言うよりピンボケ)で描いたシュールな連作短編10編。いずれも一人称で書かれているが、何人の「おれ」がいるのかは不明(要再読)。
 この作品、私は好きだ。が、多分全く許せない人も多いだろうなあ。
 要は認識とか、記憶とかそういったものを疑う事ができる人、あるいは自分の認識とか記憶を疑ったことのある人でないとこの作品は理解できないと思う。でも、意外とそういう人は少ない。SFファンなら大丈夫と思いがちだが、ディックやレムのファン以外は結構ダメな人多そうである。逆に言うとディックやレム好きの人はぜひ読んでみて!
 この連作短編を通じてノーミソが脱走したり、預かったアメフラシをもてあましたり、直談判しに行った社長がもはや人間ではなかったり、クマが勝手に仕事や宴会をしたりとかくらいで、大した事件も起こらず、したがって決着もしないという、かなり特殊な作品ともいえる。読後にはかなり大きな「?」が残るので、ブログで意見を交換するにはもってこいの作品であるといえよう。
.26 2005 SF comment4 trackback1

カラヤン/ワーグナー:ニーベルングの指環・抜粋



 19世紀ドイツのオペラ作曲家リヒァルト・ワーグナー。彼は台本も自分で書き、自作のオペラを「歌劇」ではなくMusikdorama「楽劇」と呼んだが、中でもこの「ニーベルングの指環」(以下「指環」)は前代未聞の四部作。「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」という四つの楽劇からなり、全曲通して観ると15時間ちかい。映画の「ロード・オブ・ザ・リング」三部作完全版より長いぞ。
 「指環」は世界を支配する力を持った指環をめぐって、神話の体裁をとっている。(ストーリーは話すと長いので割愛。興味のある人はググってみるべし)「ロード・オブ・ザ・リング」の原作にも大きな影響を与えた世界初のヒロイック・ファンタジー作品ともいえる。
 その音楽もまた巨大なもので、まあオペラなのだから当然上演時間と同じだけの音楽があるわけで、一幕の間切れ目なく演奏されている。DVDで7枚。CDでも14枚、昔LPだった頃はたしか全部で19枚(38面)だったような。私は昔からこのオペラが好きでよく聴いているんだけど、よく考えてみると全曲版はLPもCDもワンセットも持たない。エアチェックしたビデオテープがあるだけだ。そらそうだ。高くて買えない。
 ワーグナーの音楽にはライトモチーフ(指導動機)と言うものがあり、例えばキャラクターのテーマ音楽みたいなものなのだが、これが登場人物や物や感情など非常に多岐にわたっていて、200種くらいあるらしいが、これが絡み合って極めて複雑な音楽を紡ぎだし、時には何でここでこの音楽?というような心理学的に興味深いライトモチーフが鳴ったりする。
 そんな「指環」をお気軽に楽しめるCD2枚組。トータル2時間半にわたって聴き所を全曲版から抜粋したCDで、たったの1500円というのを見つけたので買ってみた。ポイントとなる聴き所は大抵押さえてあるので「指環」入門者にも最適。できれば「ラインの黄金」の前奏曲と「ジークフリート」の「ノートゥングの歌」を入れてほしかった。カラヤンはあまり好きな指揮者ではないが、この「指環」はダイナミックさよりも繊細な美しさを重視した演奏で、ワーグナーとしては独特のアプローチと言えるかも。
 対訳がないのが残念だが、1500円ではそこまでは言えないか。
.25 2005 クラシック音楽 comment0 trackback0

夢バトン

ってのが回ってきた。

■Q1:小さい頃、何になりたかった?

小学生の頃は、天文学者。
中学から高校にかけては、SF作家。
あと、フツーに家庭をもってRINRINとMINMINの父親(これマジで)。

■Q2.その夢は叶ったか?

数学がダメで天文学者は×
文才はあったが奇想が足りなくてSF作家は×
RINRINとMINMINはアホさ加減も含め、若い時にイメージした自分の娘と寸分違わない奇跡の娘たちである。

■Q3.現在の夢は?

家族皆が健康で幸福ならそれで充分。

■Q4.宝くじで3億円当たったら?

お金持ちになるんじゃないでしょうか

■Q5.あなたにとって夢のような世界とは?

設問の意味不明。

■Q6.昨晩見た夢は?

見てない。年とったら夢は見なくなるねえ。

 眠ってみる夢でひとつ…
昔はよく大学を中退した時の夢を見た。学校をやめて国に帰るので、友達や下宿のおばさんにお別れを言ってまわる夢だ。
 大学を辞めた時と言うのは私にとって人生の危機の時代で、自分が何者なのか、何者になるのかとても不安だった時の記憶なのだ。
 これを何年にも渡って都合30回くらいは見た。
最後に見たのはRINRINが生まれた後で、皆にいつものようにお別れを言った後、赤ん坊のRINRINを抱き上げてその場を去ったのだった。目が醒めた後、なんだかとても可笑しかった。その後、その夢は二度と見なくなった。
 思えばその夢を見た日が私のモラトリアム時代の終わった日だったのだ、と思う。

■Q7.この人の夢の話を聞きたいと思う5人は?

このバトン、あんまり面白くないのでここで止めます。

もう一個、「学校バトン」ってのも来てるので、これはまた後日。
.24 2005 日記など comment1 trackback0

WinMXが停止

 皆さんもWinMXというソフトの事はご存知だと思う。
P2Pという方法を使ったファイル交換ソフトで、これを起動している世界中のPCから欲しいファイルがダウンロードできると言うもので、音楽やビデオ、さらにはPCソフトまで交換できてしまうある意味とんでもないソフトであった。もちろん著作権の問題に触れるのでこれまでにも色々問題になったり、逮捕者が出たりした。
 そのWinMXが、昨日のお昼頃から接続不能になっている。この記事によると、
「今回の騒動は、米最高裁が6月に下した歴史的な判決に続くものだ。この判決は、著作権侵害に利用される道具を配布する者はすべて、その道具により他者が起こした侵害行為の責任を負うというものだった。
 この判決を受けて、業界団体RIAA(全米レコード協会)は先週、7社のファイル交換ネットワークに停止要求通知を送った。WinMXがその中に含まれていたと伝えられている」
と、言う事で、WinMXの本家のサイトもなくなっているし、これはどうやら本当にサービス停止になったようだ。

 私としては、ソフトを共有にしているのは絶対にだめだと思うんだけど、国内で絶対発売されない洋楽を聴いてみるには最適なツールだった。これで聴いてCD買ったものなんかもあったわけで、音楽と触れるチャンスが一つ減ったかな、と思う。
 もっとも最近はどんなアーティストもオフシャルのページが充実してきて以前よりも試聴とかしやすくはなってきたんだけど。
 それにしても、これで違法CDは減るのかな~? CDの売上が上がるのかな~? とても疑問だ。
.22 2005 PC/家電/カメラ等 comment3 trackback1

加賀乙彦 フランドルの冬



 久しぶりにこのブログ本来の書評の記事である。
 加賀乙彦は「宣告」「湿原」などで15年ほど前に非常に評判になった作家で、これはこの作家の処女作である。
 フランス北方、ベルギーとの国境のあたりをフランドル地方という。ベルギーの方の呼び方だとフランダース。この方が一般的には有名だろう。
 そこの小さな村、サンヴナンの精神病院に勤務する日本人医師、コバヤシを中心に、同僚の医師クルトン、看護婦ニコルらの織り成す人間模様…というようなありきたりな物語ではない。
 
 加賀乙彦は自身が精神科医で、フランス留学の経験もあったそうである。精神科医は真摯に患者と接すればするほど異常と正常の境界が曖昧に感じられると言うが、この小説に描かれているのは、まさしくそういう状態といえるようだ。
 コバヤシは日本人で、フランスという国で生活する以上異邦人なのであり、孤独感を感じるのは当然ともいえるのだが、フランス人でありながら自分を異邦人のように感じ、心の中に「黒い炎」を燃やしているクルトン、そして「この世は退屈」と言うドロマール。コバヤシを愛しながらも疎ましく思うニコル…この小説の登場人物は皆、心の中に闇を持ち、徐々にその闇に飲み込まれていく。
 構成が巧みな小説で、第一章で起こった事件へ、過去へさかのぼった第二章から第四章までかけて収斂していく様子は見事と言っていい。長くて重い小説だが、読みにくくはない。

 とても暗い、救いの見えない物語であるが、人生を真摯に考える哲学として、これはひとつの真実だと言えるだろう。
 また、こういう哲学的な側面を持った小説でありながら平易な読みやすい文章である事が素晴らしいと思う。
.22 2005 日本文学 comment0 trackback0

RINRIN、ガンダム読む


 さて安彦良和氏の「機動戦士ガンダムThe Origin」についてはこのブログでも何度か取り上げた。
 1979年に製作されてヒットしたアニメの、キャラクターデザイン、原画を担当した安彦氏によるリメイク作なのだが、これをわが家の長女で中1のRINRINが読み始めた。
 彼女は当然ガンダムのTV版は全く観た事がないし、映画も先日BSで放送してたのを私が見てたのを横目でちらちら見た程度で、予備知識なしといっていい。「Origin」は当然ガンダムをよく知っている読者を意識して描かれた事は間違いないだろう…というかこの作品で初めてガンダムに触れる読者がいるというのはまったく想像していなかったかもしれない。

 さてRINRIN、しばらく読んだところで私に尋ねた。
「ねーねーザクって何?」
…確かに、何の説明もないよね~
「シャアって敵なんだ~」
…シャアっていうキャラだけは有名なのね
「フラウ・ボウ、隣に住んでるってだけでアムロの世話焼きすぎ」
「なんでアムロっておとうさんに敬語で話すの?ありえんし」
…う~む。私の思いもつかなかったところに突っ込む。若い者の感覚はあなどれない。先を読み進めるとまだまだ面白い感想が飛び出しそうだ。
.21 2005 コミック comment2 trackback0

268

 いつも50件くらいしかアクセスがないこのブログに異変が起こった。
9月20日のユニークアクセス数が通常の約6倍、268件である。このブログはじまって以来の異常事態である。
 原因は昨日の記事の中にあった「キリゾーとモッコロ」のようだ。このキーワードでここを訪れた人が200人ほどいるようである。キリゾーとモッコロ、思ったよりも人気があるようだ。あなどれない。

 でもさ~、260人もの人が見ていながら一人もコメントしてくれないってのも寂しい…
 なんか書いて行ってくださ~い
.21 2005 日記など comment0 trackback0

もりのようかいキッコロ


 愛知万博公式マスコット「モリゾー&キッコロ」の目と口が逆転した「キリゾー&モッコロ」がネット上に登場した。「モリコロ」ならぬ「キリコロ」(写真上)。…ということで巷では話題なのだそうだが、しかしわが家のクリエイター・MINMINもモリゾーとキッコロのバッタ物を作っていた。

サングラスをかけてタバコを吸う不良ヴァージョンのモリゾーとキッコロなのだ。森の妖精ではなくて森の妖怪なのらしい。
左のキノコを食って1UPというのはどうやら「マリオブラザース」を踏まえているようだ。
.19 2005 日記など comment0 trackback0

小惑星イトカワ

『03年5月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が、目標の小惑星「イトカワ」から約20キロの距離に9月12日、到着した。宇宙航空研究開発機構が同日、はやぶさが撮影したイトカワの画像を公開した。』(アサヒ・コムより)
「はやぶさ」は「イトカワ」の周りを一周した映像を送って来ているので、その画像からアニメーションを作ってみた。

細長い独特な形状の小惑星で、大きさはわずか全長500メートルだそうである。
比較的地球に近い軌道を廻っている小惑星ではあるが、数億キロもの旅をしてこんな小さな目標に接近させるというのは素晴らしい技術であり、わが国の探査機としてはこれまでで最高の成果であると言えるだろう。
 11月には接地して破片を採集し、2年をかけて地球に持ち帰るとか。ぜひ成功してもらいたいものだ。
.17 2005 宇宙 comment2 trackback1

ハリー・ポッターの初恋の人

ハリー・ポッターの映画第四作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」が11月公開ということで、オフィシャルHPには予告編第2弾が登場。
 さてこの映画で原作ファンなら誰もが、もっとも気になっている登場人物が、ハリーの初恋の人、チョウ・チャンであろう。
 ケイティ・ラングという中国系イギリス人の女の子が演じると言うのは早くから報道されていたが、写真はかなり不鮮明なものが2枚あるだけで、ネットで検索してもヒットする画像はガセネタの嵐であった。製作者側が意識的にプロテクトしていたとしか思えない。
 ところが、というかついにチョウ・チャン役、ケイティ・ラングの鮮明な写真が出てきた。これである。

どうですか?
 ちなみにHPで見れる予告編にも彼女、ワンカット出ている。
 私は原作第3巻「アズカバンの囚人」でチョウ・チャンが初めて出てきたときすでに、映画でどんなキャスティングになるのか不安に思ったものだった。だってイギリス人あたりの考える可愛い東洋人の女の子って、われわれ日本人の考える可愛い女の子と途方もなく乖離している事が多い。
 例えば、大分古いけどデヴィット・ボウイの「チャイナ・ガール」という曲のPVの女の子(これは私の個人的な意見としては、目をそむけたくなるような醜女だった)とか、ディズニーアニメの「ポカホンタス」(東洋人じゃないけど)みたいなのが欧米人の好む東洋美人なんだよね。
 そう考えるとケイティは上出来なのかも。
.16 2005 映画(ハリウッド) comment4 trackback1

スター・ウォーズ ジェダイナイト・ジェダイアカデミー



 前回、この記事で体験版をプレイした感想を書いていたスターウォーズ関連ゲームソフト「Jedi Knight Jedi Academy」。
安価で再発売されていたので買ってみた。
 一週間ほど毎日1時間くらいプレイしてみた。体験版もボリュームたっぷりで堪能したが、さすがに製品版となると、一味違う。
 まずオープニングが、映画でおなじみの青白い「A Long Time Ago…」の文字のあと、あのテーマ音楽が鳴り響く中、斜めスクロールする英語字幕が現われて感動。
 ストーリーはエンドアの戦い(映画『ジェダイの帰還』の最後の戦い)から10年後、ルーク・スカイウオーカーはジェダイアカデミーを作って若いジェダイの育成に力を注いでいる。この物語の主人公Jadenはジェダイになるためにアカデミーに入るが、謎のダークジェダイたちが暗躍していて、銀河中いたるところで起きる怪事件を解決しなければならない。
 Jadenは男性でも女性でもいい。ゲームのはじめに選択する。私はトワイレックの女性を選んでみた。ただし新規でゲームをはじめないと他のキャラは選べないようだ。
 で、一週間やって、12個のステージをクリアしたが、だんだん難しくなってくるし、長時間やってるとすごく疲れる。それとこのソフトは日本語マニュアルつき、要するに英語版なので、各ステージで何をしなければいけないのか、英語で説明されるのをよ~く聞いていなければいけない。これも疲れるポイント。日本語字幕追加ツールもあるそうだが、メンドーなのでやっていない。
 ステージはあと七つあるそうで、しかも難易度が跳ね上がるようだ。まだ先は長そうである。
 映画でおなじみのあんな星、こんな星が登場し、あんなクリーチャーや、こんなバケモノが登場し、トーントーンに乗り、AT-ST(ダチョウメカ)に乗り、スピーダに乗り…とSWファンにはたまらないゲーム。しかしジェダイ、人斬りすぎ。これじゃあ暗黒面に落ちちゃうよ

 ただし、あのルークがなんだかアル中のおっさんみたいに見えるのはなんだかな~
.14 2005 スター・ウォーズ comment3 trackback1

選挙

 ネットでは政治については語らない事に決めていた。
しかし今度の選挙は、これはイカン。
 郵政民営化などというはっきり言ってどうでもよいことに目を奪われて、イラク派兵や、年金問題、靖国参拝などの重要問題が棚上げにされ、それらにも国民はOKを出してしまったのだ(少なくともコイズミのおっさんはそう思ってる)。
 それらひとつひとつについての細かい議論はともかく、いくつも政党があるのにひとつの政党が議席の三分の二近くを独占してしまうのはとても危険な状態である。極論すると日本という国の国民が自由を失う最初の一歩になるかもしれない重大な結果だ。
 それが今回は投票率も高く、若い人がたくさん投票所に出向いた結果なのだからさらに恐ろしい。
 今、日本はどんどん右傾化してる気がしてならない。特に若い人に国粋主義的な考え方をする人が増えたような気がしている。徴兵制が敷かれた時、軍隊にとられるのはキミたちなのに…

 ヒットラーは民主的な選挙に勝って独裁者になったのだ。このことを、民主主義という形態で政治を行う以上、人類は忘れてはならないのだ。
.12 2005 日記など comment0 trackback1

・・・

 夏休みの間どこにも行かなかったので、
夕食でも食べに行こうと夕方からHTBに出かけた。
 HTBは入り口から中心部のレストラン街までかなり遠いので、場内のバスか運河の船(カナルクルーザー)に乗って、中心部のユトレヒトまで行く事になるのである。夕暮れの時間で、カナルクルーザーがそろそろ終わる頃だったので急いで乗り場へ向かった。ちょうど一隻出る所だったので急いで向かった。そのときそれは起こった。
 かみさんと子供たちにつづいて乗ろうとした私の踏み出した右足に何かが当たった。
 「えっ」と思った私の目に、黒っぽい物体が転がって行き、クルーザーと岸壁の隙間に吸い込まれていった。
 先週買い換えたばかりのケータイであった…
首からぶら下げていたストラップが切れていた。
運河は海である。もし揚がっても絶対にオシャカである。
…前のは3年使ったのに今度のは1週間。ショックは大きい。

それにしても絶妙なタイミングで切れたものだ。切れるのがあと一秒早ければ地面に落ちても海には落ちなかったし、あと一秒遅かったら船の上だった筈である。
そういう運命だったのだとあきらめるしかない。
あした早速買い換えなきゃ
月二回買い替えかよ~
.10 2005 PC/家電/カメラ等 comment4 trackback0

パウロ・コエーリョ ピエドラ川のほとりで私は泣いた



 パウロ・コエーリョは「ベロニカは死ぬ事にした」などで有名なブラジル人の作家。
 スペインに住む女性ピラールが、幼馴染の男性と再会し愛し合うようになるが、彼は聖母マリアによって力を与えられた奇跡の癒者であった。神に与えられた聖なる使命を持つ彼は、ピラールへの愛との二律相反に悩む。という物語。

 詩篇にある『私たちはバビロン川のほとりで涙した』を下敷きにしたタイトルから想像がつくように、キリスト教的なテーマが極めて重要で、主人公二人の会話のテーマの七割方は神とその周辺についての議論である。さまざまな宗教的寓話や、ファティマの奇跡などを取り混ぜ、初冬のヨーロッパの美しい情景描写で物語は進んでいく。
 神の女性性を重要視し、普通の生活こそが神の求めるものであるという解釈である。
 キリスト教はよくわからないが、キリスト教の価値観が少しはわかっている人が読んだほうが理解しやすそう。
 私みたいなおっさんには「ああ、こんな事でおいらも若い頃にゃ悩んだもんだ」くらいのものだが、『愛とは何か』を深刻に悩んでいる若い女性は読むととてもためになると思う。
 
 ということでエストニアの作曲家アルヴォ・ペルトの『私たちはバビロン川のほとりで涙した』や『スターバト・マーテル(悲しみの聖母)』を含むアルバム『アルボス』を聴いてみた。

うーむ深刻な音楽だ。私的にはこの小説よりもボルヘスの作品にぴったりかな、などと思いながら、ペルトもまたちゃんと聴いて記事書こうっと。
.09 2005 中・南米文学 comment8 trackback0

武田泰淳 ひかりごけ



 4つの短編を収めた短編集。私が読んだのは古本屋で買った旧装丁の文庫版で、表題も「ひかりごけ/海肌の匂い」となっていた。
 台風で家に缶詰だった昨日一気に読んだ。

 作者の武田泰淳は寺の息子だったそうで、実際に僧侶になるための修行をした経験から書かれた「異形の者」は、僧侶になろうとする者も人間的な感情から逃れられず、愚かな争いに巻き込まれていく。
 「流人島にて」では一見、15年前に自分を殺そうとした男を追い詰める復讐劇のように見えるが、ささやかな復讐を成し遂げてもそこには虚無感ばかりが漂う。

 「ひかりごけ」は戦時中に実際に北海道で起こった、遭難した船の船長が仲間の肉を食べて生き延びた事件を元にした、映画や舞台、オペラにもなった有名な作品。
 まずその構成が変わっている。はじめは羅臼に名物ひかりごけを物見にきた「私」(作家自身であろう)が、この事件の事を小耳にはさみ、調べていくうちに一篇の戯曲を書く。
 第1幕で事件の詳細が語られ、第2幕では仲間の肉を食って生き延びた船長の裁判となる。
 極限状態での倫理のあり方について考えた作品なのだが、一線を超えた者(倫理的な罪を犯した者)の首の後ろにはひかりごけのような怪しい光が見えるようになり、それが裁判所にいる全員の首に光り始めるという衝撃的な幕切れは確かに舞台でやると効果満点だろう。
 ここで作者は倫理的な罪を全く犯したことのない者など誰もいないのだから、この船長を裁く資格がないと言っているのだろうか?

 もう一作「海肌の匂い」は自給自足の漁師町に嫁にきた市子の目を通して描く、一見何の変哲もない作品だが、近所に住む気の違った娘を、幸福な市子の目を通して描く事で、市子の今の幸福がいかに偶然と幸運によって作られているかを浮き彫りにしてみせる。
 私はこの「海肌の匂い」を読みながら安部公房の「砂の女」を思い出していた。ちょうどこの作品は「砂の女」を反転したかのような作品である。この時代、嫁に来てその土地に住まねばならないのは、拉致されてそこに住まざるを得ないのとどれほどの違いがあったろうか。
 そしてそこに住む以上はその土地で幸福を見つけるしかないのである。

 以上、4作を通じて積極的な意味での救いの見えない短編ばかりである。この世界では他者による救いはあてにできない。だから自分で救いを見出さなければならないのだ。
.07 2005 日本文学 comment0 trackback0

タブラトゥーラ 蟹

 さて今日は朝から台風で、こいつが足が遅くて、なかなか通り過ぎてくれないのでせっかくの休みだというのに一日中何もできない状態である。そこでCDでも聴いてみる。


昨日のスパニッシュ・コネクションの記事でこのタブラトゥーラを思い出したと書いたので、ちょっと聴いてみる。
 タブラトゥーラはリュート奏者つのだたかしの主宰するユニットで、古楽器を駆使してルネサンス音楽とポップミュージックを融合した、つのだ氏がいうところの『タブラトゥーラ様式のポップミュージック』を演奏するグループ。ライブを観た時に買ったこのアルバムはどこかエスニックな香りも漂う全15曲。
 ルナサンス期の作品とメンバーの書いたオリジナル曲を取り混ぜて演奏するが違和感はまったくない。
 表題曲「夜の蟹」は不思議な浮遊感を持った行進曲で、なんとなく聴いていると横歩きしそうになる。少し不気味で、それでいてユーモラスな印象深い音楽。
 「ミニョン」「梢の小鳥」など数曲で波多野睦美の美しいソプラノによる歌も聴ける。歌の入る「ODE」は日本の16世紀の和歌の英訳に曲をつけた作品。
 さまざまな時代、さまざまな国の上空3メートルくらいの所に浮遊している音楽のエッセンスの凝縮。まるで音楽による「エル・アレフ」のようである。

 つのだ氏は波多野氏とデュオで中世歌曲のアルバムも数枚出していて、「サリー・ガーデン」は私の愛聴盤のひとつである。こちらのアルバムについてはまた後日。
.06 2005 世界のポップス comment0 trackback0

スパニッシュ・コネクション



 CD屋さんの特価コーナーで7割引で売っていたので衝動買いしてきた。
 『インドから東欧を経てスペインのアンダルシアへと至るジプシーの道筋を、そこで生まれたフラメンコ・ギター、ヴァイオリン、タブラといった楽器と共に音楽で旅するというコンセプトのもと伊藤芳輝、平松加奈、吉見征樹により2000年に結成された』ユニット。(括弧内はレコード会社の紹介文より)
 無国籍インストゥルメンタルというのがいかにもぴったり。スパニッシュ・ギター、ヴァイオリン、タブラというトリオで、インド、中近東、そしてヨーロッパの音楽を取り込んでジプシー音楽のような、フラメンコのような、そしてアラブ音楽のようなパワフルで熱い世界が展開する。
 一曲目の「East West」の哀愁を秘めた音に惹きこまれ、フラメンコっぽい「Asturias」、中近東サウンド炸裂の「Seven Steps To Greece」そしてサンタナの往年の大ヒット「哀愁のヨーロッパ」のカヴァーまで、全8曲。これはなかなか楽しいアルバムだ。
 聴いていて思い出したのは、タブラトゥーラ。つのだたかしのリュートを中心にルネサンス音楽とワールドミュージックとの融合を図るこのグループと、音楽の方向性は違うがアプローチの仕方は似ていると思う。えっ、知らない?
.05 2005 世界のポップス comment0 trackback1

J.D サリンジャー ライ麦畑でつかまえて



 村上春樹の訳による新訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も出ているが、私が読んだのは古い野崎孝訳による白水ブックス版。私はサリンジャーは「ナイン・ストーリーズ」や「フラニーとゾーイー」は読んでいたがこの作品を読むのは今回が初めて。
 訳が古いので主人公ホールデンの語る若者コトバもちょっと古臭い気もするが、サリンジャーがこの本を出版したのが1951年だそうで、今の若者の言葉とは当然違う筈だからこれでいいのだろう。
 主人公ホールデンは16歳の少年で、学業不振で学校を放校になる。ホールデンが寮を出て実家へ戻るまでの物語で、ある意味ロード・ノベルであるといえる。
 酒は飲む、タバコは吸う、語り口も不良っぽいホールデンだが、根はとてもまじめな少年で、大人たちが言う社交辞令を耳にすると「インチキだ」と反発を覚えるが、しかしそう言わざるを得ない時があることも理解している。
 ホールデンには大人たちや友人たち、ガールフレンドたちは薄汚く見え、妹フィービーをはじめとする子供たちには共感を覚える。これはホールデンの心の未成熟さ…まだ子供でいたいという気持ち…の表れなのだろうが、しかしホールデンの最愛の妹フィービー(10歳という設定だが)が、主人公を含む他のどの登場人物よりも明瞭かつ魅力的なキャラクターに描かれているところが面白い。

 自分が何者なのかまだわからず、先行き不安に押しつぶされそうになりながらトンガってみせるホールデンの姿に20ン年前の自分が重なる。
 モラトリアム期の青春のアンバランスさをそのまま描き出した極めて独特な、そしてリアルな小説である。

 そうそうこの本の装丁、なんだかラクガキ見たいな絵だなって思うでしょ?
 パブロ・ピカソって人が描いたんだってさ
.05 2005 北米文学 comment4 trackback0

ケータイを買い換えた

携帯電話を3年ぶりに買い換えた。
3年も使ってたんですか、と会社の女の子にあきれられたが、私はケータイではメールもネットもほとんどしないのだ。通話さえできればよかったので、買い換える必要を感じなかったのだが、ついにバッテリーが死にかけてきたのである。
auユーザーの私はなるべくかさばらないものと考えて下のW31T(東芝製)にした。


 非常に薄くて、画面はでかいし、240万画素のデジカメがついている。デジカメを持ち歩くと面白い写真が撮れるかもしれない。使いこなせれば、このブログにも活用できるかも。
 さらにこれまでPCでしか見られなかった通常のHPを見れるらしい。(別に見なくてもいいけど)
 これまでどうしてもケータイにはあまり情熱を傾ける気にならなくて、どうもPCほどには使いこなせていないのであまり期待はできないが・・・
.02 2005 PC/家電/カメラ等 comment5 trackback0
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