「予告された殺人の記録」再読

2008-07-25-Fri-12:26

 MINMINが今旅行中の国、タイ。タイ名物と言えば、トムヤンクンとニューハーフ、それに虫料理が有名だが、MINMINは出発前に、タイの虫料理について書いてあるHPに「バッタの揚げた奴はエビの揚げたものと似た味でうまい」とあるのを読んで「バッタ食ってくる」と勇んで出かけたが、現地係員に「屋台のものは食べないでください」と言われて断念した(と電話で言っていた)。

バルガス・リョサ 楽園への道

2008-03-11-Tue-23:53

 ペルーの作家バルガス・リョサの、2003年発表の近作「楽園への道」が、河出書房新社の「世界文学全集」の一冊として登場した。3000円弱と高価な一冊なのでちょっと逡巡しつつも、買ってしまった。
 500ページ弱の大作で、読むのに一週間かかった。

ガルシア・マルケス 悪い時 他9篇

2008-02-20-Wed-23:51

 一昨年から読んできたガルシア・マルケスも、少なくとも小説については、ついに最後の一冊になった。
 これは1958〜62年の作品、すなわち長編「悪い時」と短編集「ママ・グランデの葬儀」に収録された8作、それに「エレンディラ」に収録されていた「失われた時の海」を一冊に収めたものである。

フアン・ルルフォ ペドロ・パラモ

2007-11-10-Sat-14:00

 ガルシア・マルケス「百年の孤独」と並ぶ南米文学の傑作と言われる「ペドロ・パラモ」をついに読んだ。
 作者のフアン・ルルフォはメキシコの作家だが、わずかに2冊の本を残しただけの作家である。これは1955年に刊行された彼の唯一の長編小説である。
 200ページほどのそう長くはない作品だが、その内容の濃さは強烈。
 あまりに強烈な作品で、それゆえさして語る事もないのだが、とにかく気がついた事などを書いてみようと思う。

ガルシア・マルケス 戒厳令下チリ潜入記

2007-10-03-Wed-23:12

 1985年。ピノチェト政権による独裁下のチリを追われていた映画監督ミゲル・リティンは祖国に潜入して独裁下のチリの撮影を敢行した。
この作品はガルシア・マルケスによる、リティンの足跡をたどったルポルタージュ作品である。

ガルシア・マルケス 落葉 他12篇

2007-03-27-Tue-23:25

 新潮社の「ガルシア・マルケス全小説」の最新刊は、この作家の初期の作品を集めた一冊。発表順に収められていて、従来の本で言うと短編集「青い犬の目」に収められていた作品と130ページほどの長編「落葉」が中心の編成になる。

ガルシア・マルケス 百年の孤独

2006-12-03-Sun-00:16

 いや〜、圧倒された。
 それにしても、この作品を先に読んでなくてよかった。お酒を飲み比べる時に先に強烈な味のを飲んじゃうと、後で飲んだ酒の味がわからなくなる事があるがそれと同じだ。逆に言うとこの作品を先に読んでしまった人は不幸かも。ガルシア・マルケスの他の作品の素晴らしさを理解するのが難しくなってしまうかも知れないからだ。それほどのパワーのある作品である。

ルイス・セプルベダ センチメンタルな殺し屋

2006-11-25-Sat-00:07

 「カモメに飛ぶことを教えた猫」の、チリ出身の作家ルイス・セプルベダの、表題作のほか「ヤカレー」という短編収めた作品集。
 どちらもちょっとハードボイルドな作品である。

レイナルド・アレナス 夜明け前のセレスティーノ

2006-11-22-Wed-00:07

 レイナルド・アレナスは1943年生まれのキューバの作家。同性愛者だったことから国を追われアメリカに亡命し、1990年に亡くなった。代表作「めくるめく世界」はガルシア・マルケスの「百年の孤独」と共に1969年フランスの最優秀外国小説賞を受賞している。
 この「夜明け前のセレスティーノ」は彼が生涯を通して書き続けた連作「ペンタゴニア(五つの苦悩)」の第1作である。

ガルシア・マルケス コレラの時代の愛

2006-11-15-Wed-01:11

 新潮社から順次発売されている「ガルシア・マルケス全小説」の第2弾。
 この作品の原著が発表されたのが1985年だそうで、発表から20年を経て先日ついに邦訳が刊行された。500ページにわたる大著である。さすがに読み終わるまでに5日ほどかかってしまった。

 物語は、夫を亡くしたフェルミーナ・ダーサが、51年9ヶ月4日彼女を待ち続けたフロレンティーノ・アリーサに愛を告白される。簡単に言ってしまうと、このふたりの人生と愛の顛末を半世紀前にさかのぼり克明に描き出すという作品なのだが、とにかく内容の濃さに圧倒される。
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