J.R.R.トールキン シルマリルの物語

トールキンと言えば、映画にもなった「指環物語」の作家である。あの作品をお読みになった方なら、そのストーリーの背後に、エルフ達やアラゴルンが語る、中つ国の神話・伝承と思しき物語が潜んでいる事に気づかれただろう。それら中つ国の神話・伝承と歴史をまとめたものがこの作品。
私が読んだのは上下巻に分かれていた旧版だが、現在は一冊にまとめられているようだ。
ジェイムス・ジョイス ダブリンの市民

以前の記事のどこかで、死ぬまでに読みたい本の何冊かのうちの一冊としてジョイスの「ユリシーズ」を挙げたと思う。「ユリシーズ」はアイルランドの都市ダブリンを舞台に、1904年のある一日の出来事を辿った大作だが、これは同じくダブリンに住む人々の市井の暮らしを描いた短編集。「ユリシーズ」に行く前にぜひ一度読んでおこうということで手に取った。
ケン・フォレット 大聖堂(全3巻)

今年の目標、長編・大作を読むシリーズ。その第7弾はイギリスの作家ケン・フォレットが1989年に発表した長編小説「大聖堂」(原題The Pillars of The Earth)。各600ページ超の文庫3巻の大作だ。
ジョゼフ・コンラッド 闇の奥

今月は光文社古典新訳文庫が3周年とかで、一挙に小川高義訳による「グレート・ギャツビー」など5冊もの新刊が登場している。その中でも注目度の高いのがこの「闇の奥」。カヴァーの説明に曰く「20世紀最大の問題作」なのだそうだ。
J.R.R.トールキン 指輪物語3 王の帰還

『指輪物語』全9冊、かなり長い事かかってやっと読み終わった。
実はもう一冊「追補編」があるのだが、まあそれは置いといて、一応本編を通読した今、この巨大なファンタジー作品についてやっとちゃんと語れるところまで来たという事になる。
J.R.R.トールキン 指輪物語2 二つの塔

『指輪物語』の第2部は、第1部『旅の仲間』のラストでの、フロドが一行から離脱する幕切れを受けて始まる。『二つの塔』と名づけれられたこの第2部では、上巻でアラゴルンたちの、下巻ではフロドたちの足取りが描かれる。
J.R.R.トールキン 指輪物語1 旅の仲間

言わずと知れたファンタジー作品の始祖にして最高傑作。ピーター・ジャクソンの手により「ロード・オブ・ザ・リング」として前代未聞の三部作として映画化され、アカデミー賞を総なめしたのは記憶に新しい。原著も映画同様三冊に分かれているのだが、あまりに分量が多いため邦訳ではハードカヴァー版7冊、文庫版10冊という大変なボリュームになっている。
サマセット・モーム お菓子と麦酒

稀代のストーリーテラー、サマセット・モーム。先日読んだ「月と六ペンス」が非常に面白かったので手にとってみた。これは作家トマス・ハーディ夫妻をモデルに描いたある作家とその妻の物語…と言っていいのだろうか。
カズオ・イシグロ わたしを離さないで

2004年の冬に、肺の病気で入院したことがある。気胸といって肺に穴が開く病気で、普通しばらく安静にしていたら治るのだが、私の場合は肺の破れ方がちょっとややこしかったらしく、内視鏡を使って手術をすることになった。手術そのものは大して難易度の高いものではないのだが、全身麻酔をして手術する必要があった。
まず麻酔科の医師から、まれに意識が戻らない場合がありますと説明を受ける。ひらたく言うとそのまま死ぬこともあるということだ。で、手術室でなにやら薬を与えられ、私の意識は池に投げた石のように眠りの彼方に沈んでいった。全身麻酔はちょっとした死のようなものだ。






