ジャン・フィリップ・トゥーサン 浴室

2008-07-16-Wed-23:56

 (1)フランスで1985年に突如バカ売れした、バスタブで暮らすことにした男の物語だ。バスタブの中で生活するというアイディアがわが国の、箱をかぶって生活する男を描いた安部公房「箱男」を髣髴とさせるが、中身はだいぶ違うようでもある。

アンナ・カヴァルダ 泣きたい気分

2008-05-31-Sat-22:12

 フランスでは伝統的に短編集は売れないのだそうである。そんな中で99年に発売されたこの短編集は口コミで爆発的に売れてベストセラーになったのだそうだ。
 というわけで多少期待して読んでみた。

クリスチャン・ガイイ さいごの恋

2008-04-20-Sun-23:21

 フランスの作家ガイイは、ミュージシャンを目指していたが挫折し、何年もほとんど収入もなく引きこもりに近い生活をした後、作家として成功したという経歴の持ち主。
 これはそのガイイの新作。図書館で見つけて、翻訳の野崎歓氏があとがきで絶賛しているので借りてみた。

ジャン・ジロドゥ オンディーヌ

2008-04-04-Fri-00:58

  ドイツの作家フーケの「ウンディーネ」を下敷きにして書かれ、1939年に初演された、フランスの作家ジャン・ジロドゥの手になる戯曲。
 タイトルが示すとおり水の精をヒロインに据え、中世を舞台にした幻想的なような現実的なような舞台劇である。

パトリック・ドゥヴィル 花火

2007-11-17-Sat-23:50

 先日紹介した「シュザンヌの日々」と同じく、白水社の「新しいフランスの小説」シリーズの中の一冊。
 あとがきによると、パトリック・ドゥヴィルは1957年生まれのフランスの気鋭の作家なのだそうだが、これは彼の三冊目の長編小説。長編と言っても160ページほどと、分量はたいした事はない。

ニュー・スマーナ・ビーチ シュザンヌの日々

2007-09-27-Thu-23:16

 古本屋で見つけた白水社「新しいフランスの小説」シリーズの中の一冊。
 これは上の写真のオビにもあるように7人の作家による連作短編で、作者名のところにある「ニュー・スマーナ・ビーチ」というのは作家たちが集まった場所の名前なのだそうだ。

サン・テグジュペリ ちいさな王子

2007-09-20-Thu-21:17

 従来「星の王子さま」として岩波書店から出ていたフランスの作家サン・テグジュペリによる名作。2005年1月に岩波書店の翻訳出版権が消失した事にともない新訳の出版ラッシュになったのは記憶に新しい。ウィキペディアによるとネット上にあるものも含めると現在19種類の邦訳があるそうだ。
 これはその中の一冊で、光文社古典新訳文庫から出た、いまフランス文学翻訳者としてはもっとも注目されている野崎歓氏の訳によるものである。

ジャン・コクトー 恐るべき子供たち

2007-09-15-Sat-00:58

 詩人・小説家でもあり、「美女と野獣」など映画作家でもあるコクトーが描きだす少年たちの肖像。
 光文社古典新訳文庫の中の一冊で、従来の訳よりも飛躍的に読みやすくなっていると評判の一冊だ。

ルネ・ドーマル 類推の山

2007-08-03-Fri-21:41

 フランスの作家ドーマルのシュールレアリズム文学。以前読んだジャリの「超男性」と双璧をなすシュールレアリズム文学の金字塔なのだそうだ。
 「半透明記録」のntmymさんがこの記事で感動してらしたので、読んでみた。

アルフレッド・ジャリ 超男性

2007-02-04-Sun-00:23

 古本屋で見つけてなんとなく買ってしまった本。この作家については全く知らなかった。アルフレッド・ジャリは19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスの作家だそうで、この作品には「現代小説」という副題がついている。

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