「供述によるとペレイラは…」再読 

2008-08-02-Sat-00:43

 RINRINに感想文ネタに薦めたタブッキの「供述によるとペレイラは…」だが、今週月曜から彼女は高校の学習合宿で大分へ行っていて今日帰ってきた。その間はホテルにカンヅメで勉強させられるそうで、当然TVもipodも本もナシだ。というわけで彼女がいない間に読んでしまった。
 一年前、はじめて読んだ時は図書館から借りたUブックス版だったが、今回は1月に買ったハードカヴァーで読む。

ジャンニ・ロダーリ 二度生きたランベルト

2008-05-02-Fri-23:05

 イタリアの作家ジャンニ・ロダーリは、「チポリーノの冒険」などの児童文学の作家として有名。このブログをいつもご覧の皆様なら「猫とともに去りぬ」は記憶に新しいところだ。
 この「二度生きたランベルト」は200ページほどの小説で、一見いかにも児童文学っぽい作品。

イタロ・カルヴィーノ 冬の夜ひとりの旅人が

2007-12-01-Sat-22:34

 実は昨年買ったまま(もったいなくて)積んでいた作品。一年以上積んでた甲斐あって(?)ありえないくらい素晴らしい傑作だった。
 今年もかなりたくさんの本を読んだけど、前回の「ブッシュ・オブ・ゴースト」といい、ここにきて強烈な傑作にぶつかった、という感じだ。

イタロ・カルヴィーノ 魔法の庭

2007-10-28-Sun-00:54

 20世紀イタリアの代表的な作家カルヴィーノの、比較的初期の作品11作を収めた短編集。
 カルヴィーノはかなり多様な作風を持った作家である。ざっと考えても前衛的な「見えない都市」や「冬の夜ひとりの旅人が」。「木のぼり男爵」をはじめとする象徴的な時代小説。「レ・コスミコミケ」などのSF的な作品。そしてネオ・レアリズム的な「くもの巣の小道」などの系統の作品がある。
 この本は「くもの巣の小道」に描かれた世界に近い。リアリズムで瞬間を切り取る、きわめてまっとうな短編集である。

アントニオ・タブッキ 遠い水平線

2007-10-10-Wed-20:52

 イタリアの作家タブッキの作品を読むのはこれで4作目。これまでに読んだ作品の印象で言うと独特の「間」を持っていてかなりクセのある作家だと思う。
 そのクセが強く、わざとぼかしたような曖昧な内容と文章に、はまる読者とそうでない読者では評価がまっぷたつに分かれる作家だと言えそうだ。

アントニオ・タブッキ 供述によるとペレイラは…

2007-06-13-Wed-20:07

 イタリアの作家タブッキの代表作。これは傑作である。
まだ読んでいない人はぜひ読んでほしい。
私は図書館から借りてきて読んだのだが、これは買うべきだったと後悔している。今度買おう。

ディノ・ブッツァーティ 神を見た犬

2007-05-07-Mon-21:48

 光文社古典新訳文庫は素晴らしい企画である。どれをとっても非常に興味深い作品が目白押しで、すべて読みたいと思うくらいだ。
 そんな中、今まで読んだ中で一番面白かったのは文句なしにロダーリの「猫とともに去りぬ」だが、このブッツァーティ「神を見た犬」はそれに並ぶ傑作だと思う。

チェーザレ・パヴェーゼ 美しい夏

2007-03-08-Thu-19:02

 パヴェーゼはイタリアの作家で、長編「故郷」はネオ・レアリズモ文学の代表的な作品のひとつに挙げられている。
 「美しい夏」はパヴェーゼが突然の自殺を遂げる前年に発表され大変な評判をとり、イタリア最高の文学賞ストレーガ賞を受賞した傑作だそうで、前回カルヴィーノの「くもの巣の小道」を読んだ勢いと、美しいタイトルに惹かれて手にとった。

イタロ・カルヴィーノ くもの巣の小道

2007-03-01-Thu-22:18

 実はこれを読む前にフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を読み始めたのだが、30ページくらい読んで挫折した。全然面白くなかったのだ。その30ページに何が書いてあったかまったく頭に残らなかった。まあ今の私のノーミソとこの作品の波長が合わなかったというだけの事かもしれないので、また今度読んでみよう。

 そこで替わりに読み出したのがカルヴィーノの処女長編「くもの巣の小道」だった。ネオ・レアリズモ(英語で言うとニュー・リアリズム)の傑作の呼び声高い名作である。

トンマーゾ・ランドルフィ 月ノ石

2006-12-12-Tue-00:20

 トンマーゾ・ランドルフィは20世紀前半に活躍したイタリアの作家。
これは1939年に書かれた作品。幻想的で不気味なオカルト風味の、それでいてどこか魅惑的な作品である。
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