レイモンド・チャンドラー トライ・ザ・ガール

2007-12-16-Sun-00:28

 先日レヴューした「キラー・イン・ザ・レイン」に続く、ハヤカワ文庫から刊行中の「チャンドラー短編全集」の第2巻。
 表題作ほか7作収録、チャンドラーの場合、短編とはいえ一作あたりの分量が結構多いので、本書も600ページとかなりのボリュームだ。

レイモンド・チャンドラー キラー・イン・ザ・レイン

2007-11-07-Wed-21:52

 ハヤカワ文庫から刊行中の新訳による「チャンドラー短編全集」全4集の第1集。チャンドラーの短編は創元からやはり全4集の「全集」が出ていたが、こちらにはそれに含まれていなかった作品も網羅するそうで、より「全集」と言うにふさわしいと言えるだろう。
この第1集には表題作「キラー・イン・ザ・レイン」(旧訳の『雨の殺人者』)をはじめ6作が収録されている。

チャンドラー+パーカー プードル・スプリングス物語

2007-10-19-Fri-23:13

 チャンドラーが「プレイバック」のあとに書き始め、第4章まで書いた時点で亡くなったために未完のまま残された遺稿「プードル・スプリングス物語」。この断片は書簡集「レイモンド・チャンドラー語る」でも読めたが、チャンドラーが書いたのは本当にさわりの部分だけである。事件もまだ起こらず、登場人物もまだ数人である。
 これはその「プードル・スプリングス物語」をスペンサー・シリーズのロバート・B・パーカーが引き継いだ形で完成させた作品である。

レイモンド・チャンドラー語る

2007-10-15-Mon-00:47

 実はこれを読みはじめる前に、チャンドラーの遺稿をパーカーが引き継いで完成させた「プードル・スプリングス物語」を読みだしたのだが、最初の数ページ読んだだけでなんだか違和感がある。それはやっぱり翻訳者が違うからかなあと思った。
 この本に清水俊二訳が載っていたのを思い出して、ちょっと読んでみようと思ったて引っ張り出したら、この本が面白い。「プードル・スプリングス物語」はほっといて、こちらをまず読んでしまった。

レイモンド・チャンドラー プレイバック

2007-09-22-Sat-23:52

 レイモンド・チャンドラーの、探偵フィリップ・マーロウシリーズの第7作にして、完成された最後の作品である。

ダシール・ハメット 赤い収穫

2007-09-02-Sun-20:15

 ハメットの作品に出てくる探偵としては、「マルタの鷹」のサム・スペードが有名だが、この作品にはコンチネンタル・オプと呼ばれる無名の探偵が登場する。
 彼は小太りの40歳くらいの中年男で、V字型の悪魔、サム・スペードとは全く違う風体だ。

レイモンド・チャンドラー 長いお別れ

2007-08-08-Wed-22:06

 チャンドラーマーロウものの中でも最高傑作の呼び声高い長編第6作。
 最近村上春樹氏の新訳「ロング・グッドバイ」が発売されて話題になっているが、私の読んだのは従来の清水俊二訳。

レイモンド・チャンドラー かわいい女

2007-07-02-Mon-21:46

 前作から6年ほどあいて、1949年発表のチャンドラーマーロウシリーズ第5弾。7作あるマーロウものの長編の中で、もっとも知名度の低い作品である。

レイモンド・チャンドラー 湖中の女

2007-06-02-Sat-00:10

 レイモンド・チャンドラーの長編第4作。1943年刊行。
 1943年と言うことは第二次世界大戦の真っ只中。この作品にはいたるところに戦時の影がちらついていて、戦時下の米国の人々の暮らしが窺える貴重な作品とも言える。

ロス・マクドナルド さむけ

2007-05-20-Sun-22:10

 ロス・マクドナルドのリュウ・アーチャーシリーズは短編集も含めて19冊ある。これはチャンドラーのマーロウシリーズの7冊などに比べかなり多いと言えるが、その中でも最も人気の高いのがこの1964年発表の「さむけ」である。

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